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2026.09.18

動画制作の見積もりの見方とは?価格帯別の事例と実際の見積書の内訳も紹介【2026年最新版】

動画制作の見積もりの見方とは?価格帯別の事例と実際の見積書の内訳も紹介【2026年最新版】

動画制作を外注する際、提示された見積もりの金額が適正なのか、内訳のどこに何の費用がかかっているのかは判断が難しいものです。会社によって項目の立て方も金額も異なり、比較の基準に迷う場面も出てきます。

本記事では、7,000本以上の映像を手がけてきた動画制作会社のJPCが、見積書の費用項目や価格帯別の制作事例、実際の見積書の内訳をもとに、見積もりの見方を解説します。動画の発注を検討している企業のご担当者様の参考になれば幸いです。

動画制作の見積書の費用項目

動画制作の見積書は、企画から納品までの各工程にかかる費用の積み上げです。会社によって項目名や様式は異なりますが、共通して登場する項目を押さえておくと、総額だけでなく内訳から見積もりを読み解けます。

ここでは、見積書の主な費用項目を7つに分けて説明します。

  • 企画・構成費
  • ディレクション・進行管理費
  • 撮影費
  • 素材制作・グラフィック制作費
  • 編集費
  • ナレーション・BGM費
  • 諸経費

各費目に含まれる作業内容と、金額が動きやすいポイントを整理します。

企画・構成費

企画・構成費は、動画の目的や伝えたい内容を整理し、構成案やシナリオ(台本)を作成するための費用です。誰に何を伝える動画なのかを明確にし、情報を伝える順序や各シーンの内容、ナレーションの原稿などを具体化します。

費用は、企画の検討や構成案・台本の作成に必要な作業量によって変わります。伝えたい内容や動画の方向性が決まっている場合に比べ、ヒアリングを重ねて企画から考える場合や、構成を複雑に作り込む場合は、費用が高くなる傾向があります。

ディレクション・進行管理費

ディレクション・進行管理費は、制作プロジェクト全体を指揮・管理するディレクターの人件費です。企画・撮影・編集といった特定の工程に対してではなく、全工程を横断して進行を管理する対価です。

関わる期間や調整の範囲が広いため、プロジェクトの規模が大きいほど、この費用は高くなります。見積書では進行管理費としてまとめられていたり、企画費や各工程の費用に含まれていたりと、会社によって扱いが異なります。

撮影費

撮影費は、実写動画で費用が大きく変動しやすい項目です。含まれるのは、カメラマンや撮影アシスタント、音声スタッフの人件費、撮影機材費やロケハン費などです。

金額は撮影時間と撮影場所の数によって変わり、撮影日数が増えたり複数のロケ地を回ったりすると、その分コストが積み上がります。ドローンなどの特殊機材やスタジオ利用料のほか、出演者・モデルの起用費、それに伴うスタイリストやヘアメイクの手配費なども、別項目として加算されます。さらに、料理を扱う撮影や大規模な撮影では、フードコーディネーターや美術など、専門スタッフの費用が加わることもあります。

素材制作・グラフィック制作費

素材制作・グラフィック制作費は、動画内で使用するビジュアル素材をつくるための費用です。モーショングラフィックス用の素材や、動画に登場するキャラクター、内容を補足する挿絵やアイコンなどが該当します。

金額は、制作する素材の種類と数しだいです。説明用の挿絵やアイコンは1点あたり比較的安価に用意できますが、オリジナルのキャラクターや3DCGを制作する場合は、1点で数万円から数十万円以上に及ぶこともあります。実写映像にテロップや図解を少し加える程度なら費用は限定的ですが、アニメーション動画のように映像全体を素材でつくる場合は、この項目が総額の大部分を占めます。

編集費

編集費は、撮影・制作した素材を1本の動画に仕上げる費用です。カット編集やテロップ挿入といった基本的な編集が中心で、使用する技術と動画の尺によって費用は変動します。

撮影した映像や購入した素材をつなぎ合わせる編集に比べ、モーショングラフィックスやCGのように一つひとつの素材に動きをつけていく編集は、作業量が多く費用も高くなります。こうした動きをつくり込む動画では尺が少し長くなるだけでも金額に大きく影響します。

細かなエフェクトや色調整(カラーグレーディング)まで作り込む場合は、編集の工数が増え、費用も上がります。同じ素材から縦型・横型など複数の比率・尺で書き出す場合は、書き出すパターンの数だけ費用が加わります。

ナレーション・BGM費

ナレーション・BGM費は、動画の音声・音響にかかる費用です。

ナレーションは収録方法によって費用が変わり、スタジオ収録に比べて宅録は費用を抑えやすい傾向です。また、テレビCMのようにナレーションを放映で使う場合は、放映期間・放映媒体・時間帯・回数などによって金額が変わることがあるため、こうした情報は、事前に依頼先へ伝えておく必要があります。

BGMは、購入や使用ライセンスの取得にかかる費用で、使用する範囲(Web・展示会・テレビなど)によってライセンス料が異なります。

このほか、収録後に効果音やBGMを加えて音声全体のバランスを整えるMA(整音)の費用が、ここに含まれることもあります。

諸経費

諸経費は、企画や撮影といった制作作業そのものではなく、制作を進めるために実費で発生する費用です。撮影スタッフの交通費・宿泊費などが該当します。

ロケ地が遠方だったり撮影が複数日にわたったりすると、交通費や宿泊費が積み上がり、総額への影響も大きくなります。見積書によっては諸経費が個別に記載されず、各項目にまとめられている場合もあるため、何が含まれているかを確認しておくと安心です。

ここまで代表的な7つの費目を紹介しましたが、項目の立て方や名称に決まった様式はなく、まとめ方は会社や案件によって変わります。1つの項目に複数の作業がまとめて含まれていることもあれば、逆に作業ごとに細かく分かれていることもあります。項目名や金額だけでなく、その費用に何が含まれているかまで確認すると、内容を正しくつかめます。

なお、動画制作全般の費用相場については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:動画制作の費用・相場はいくら?種類・尺・工程別の料金と内訳を制作会社が解説【2026年最新版】

ビジネスを加速させる動画・映像制作ならJPC

実際の見積書に見る費用の内訳

先ほど紹介した費目が、実際の見積書ではどう組み合わさり、どこに金額が集中するのか。動画のタイプによって費用の中心は変わるため、タイプの違う4つの見積書の内訳を取り上げます。

ここで紹介する見積書と金額は、費用のイメージをつかみやすくするための一例です。動画制作の見積もりはケースバイケースで、動画の内容や撮影の規模、制作の条件や工数によって一つひとつ大きく変わるため、同じようなタイプの動画でも金額は異なります。あくまで、見積書の内訳を見る際の参考としてご覧ください。

  • モーショングラフィックス中心の縦型ショート動画の見積書
  • 実写撮影を含む見積書
  • 実写・複数パターンを書き出す見積書
  • 大規模撮影の見積書

どのタイプで、どの項目に金額が寄るのかに注目すると、自分が依頼する動画の費用構造をつかむ手がかりになります。

モーショングラフィックス中心の縦型ショート動画の見積書

実写を使わず、モーショングラフィックス主体で構成した2分弱の縦型ショート動画の見積もりです。

企画構成・ナレーション原稿作成60,000円
グラフィック作成(ベースのデザイン流用)80,000円
映像編集180,000円
ナレーション・BGM・素材購入費(BGMはWeb使用)80,000円
小計(税抜)400,000円
税込(10%)440,000円

モーショングラフィックスが主体の動画では、撮影費が発生しないぶん、企画・グラフィック制作・編集といった制作の費用が見積もりの中心になります。

グラフィック作成は、過去の映像素材や既存のカタログ素材等からベースのデザインを流用することで費用を抑えています。同じ制作でも、素材をゼロからつくるか、あるものを活かすかで金額が変わることが読み取れます。

実写撮影を含む見積書

ロケでの実写撮影に、ドローンでの空撮を組み合わせた約1分半の動画の見積もりです。

進行管理40,000円
企画構成(香盤作成含む)60,000円
■ 撮影
ロケハン費50,000円
撮影ディレクション費50,000円
撮影費(スチール・ドローン・アシスタント1名含む)220,000円
■ 映像編集
編集費240,000円
■ BGM
BGM費(展示会使用可能ライセンス)40,000円
小計(税抜)700,000円
税込(10%)770,000円

実写撮影を行う動画では、撮影費が見積もりの中心になります。カメラマンや機材、ロケハンなど撮影に関わる費用が積み上がり、そこにディレクション、企画構成、編集、BGMの費用が加わっています。

撮影費のなかには、スチール撮影やドローンでの空撮、アシスタントの費用まで含まれており、撮影の内容が増えるほど費用が積み上がっていくことが読み取れます。

実写・複数パターンを書き出す見積書

実写で横型(60秒)と縦型(15秒)の2パターンを書き出した約1分の動画見積もりです。

企画構成・進行管理費(絵コンテ・原稿・撮影香盤表制作を含む)160,000円
ロケハン費(半日程度)40,000円
撮影ディレクション費50,000円
ロケ撮影費(1日以内・機材費含む)※ロケ場所は貴社にて手配※日中撮影を想定250,000円
YouTube用動画編集費(尺60秒・横型)300,000円
サイネージ用編集費(尺15秒・縦型/BGM購入費含む)90,000円
グラフィック素材作成費(タイトル・テロップ・イラスト・図など)90,000円
モデル費(3名/フリーランスモデル買取契約)※衣装はモデルの私物想定300,000円
ヘアメイク費50,000円
ナレーション収録費(60秒・15秒の両方/宅録)60,000円
小計(税抜)1,390,000円
税込(10%)1,529,000円
【備考】※制作した動画の著作権は、納品後貴社に帰属します。ただし、BGMのみ(弊社で購入想定)購入元に帰属します。

同じ内容を複数のパターンで書き出す動画では、書き出す本数のぶん編集費が積み上がります。

モデル3名、ロケ半日程度、日中の撮影といった条件を前提にしており、モデルの人数やロケ場所、撮影の時間帯によって費用は変わります。また、この見積書のように、完成した動画の著作権が誰に帰属するかが備考に書かれていることもあり、金額だけでなくこうした条件まで確認しておくと安心です。

大規模撮影の見積書

約8分と長尺の動画で、地方の2日間のロケ撮影やモデルの起用、数多くの3DCG制作など、費用が高くなる要素が重なった見積もりです。

■ 撮影準備
企画構成・進行管理費(絵コンテ・原稿・香盤表制作を含む)150,000円
ロケハン費(2日)100,000円
■ 地方ロケ撮影(2日)
撮影費(機材手配費を含む)600,000円
撮影ディレクション費100,000円
車両費50,000円
スタッフ交通宿泊費100,000円
ヘアメイク手配費120,000円
モデル費(1名)240,000円
■クライアントオフィス、ロケ撮影/スタジオ撮影(合計1日)
撮影費(機材手配費を含む)400,000円
撮影ディレクション費50,000円
スタジオ費(4h)72,000円
車両費25,000円
ヘアメイク手配費60,000円
モデル費(1名)120,000円
■ 制作費
グラフィック制作費200,000円
映像編集500,000円
3DCG(モデリング)150,000円
3DCG(アニメーション・合成/12カット)1,440,000円
MA作業250,000円
小計(税抜)4,727,000円
税込(10%)5,199,700円

この見積書では、地方での屋外撮影に2日、オフィスとスタジオでの撮影にそれぞれ半日と、複数回に分けて撮影を行っています。オフィスとスタジオの撮影を同日にまとめ、スタッフの拘束を1日分に抑える調整もされています。CGも実写映像との合成を含む作り込んだ内容のため、撮影とCGの両方に費用がかかり、総額が大きくなっています。

※上記で紹介した4つの見積書は、いずれも実際の見積書をもとに項目を整理して示したものです。見積もり段階の金額のため、制作内容によっては実際の費用と異なる場合があります。

【価格帯別】動画制作の事例と予算の目安

見積書の内訳を踏まえたうえで、実際にどの価格帯でどのような動画が制作できるのかを、JPCの制作事例とともに紹介します。金額は動画の内容や制作条件によって変わるため一つの目安ですが、予算のイメージづくりにお役立てください。

  • 〜50万円程度で制作できる動画
  • 50〜150万円で制作できる動画
  • 150万円以上で制作できる動画

〜50万円程度で制作できる動画

〜50万円程度の予算の場合、撮影を伴わない制作や、支給素材・生成AIの活用、まとめ発注といった工夫で費用を抑えた動画が中心です。用途は商品・サービスの紹介からマニュアルまで幅広く、作り方しだいでこの価格帯に収められます。

■ 製品紹介動画

YouTube広告用に制作した製品紹介動画です。日本語版・英語版に加え、冒頭の訴求を変えた3パターンをABテスト用に用意しています。パターン違いはシーンの入れ替え程度で、チラシの内容を動画化したこともあり、費用を抑えて制作できました。

製品紹介動画実績紹介ページ

■ 商品PR映像(YouTube広告)

商品をPRするYouTube広告向けの映像です。イラストとコピー違いでシリーズ映像70本をまとめて制作したことで、1本あたりの費用を圧縮しています。

商品PR映像実績紹介ページ

■ 新商品のPR動画

展示会向けの新商品PR動画です。支給素材と生成AIを活用し、撮影を行わずに仕上げているため、コストを抑えて作成できています。

新商品PR動画実績紹介ページ

■ マニュアル動画

飲食店の従業員向けの事故防止を目的としたマニュアル動画です。生成AIで映像の素材を作ることで、撮影や素材制作にかかる工数を減らし、制作費を抑えています。

AIを活用したマニュアル動画実績紹介ページ

■ 授業紹介のショート動画

大学の授業を紹介する縦型のショート動画です。イラストのみの構成で撮影がなく、尺も短いため、編集の工数を抑えて制作できています。

授業紹介イラスト映像実績紹介ページ

50〜150万円で制作できる動画

50〜150万円では、実写撮影に加えて、アニメーションやモーショングラフィックス、3DCGなど、使える表現の幅が広がります。複数の手法を組み合わせて、伝えたい内容に合った見せ方を選べる価格帯です。

■ 事業の歴史を伝える実写映像

企業の歩みを伝えるプロモーション映像です。実写撮影に、過去の商品写真を用いたアニメーション・モーショングラフィックスを組み合わせ、世界観に合わせたBGMで仕上げています。撮影に加えて、素材制作や演出まで作り込んでいます。

企業の歴史を伝える実写映像実績紹介ページ

■ 会社PR映像

建設機械の卸売会社の会社PR映像です。ドローン空撮を含む実写のロケ撮影で、事業内容や会社の魅力を伝えています。

会社PR映像実績紹介ページ

■ 空気清浄機の製品紹介動画

空気清浄機の製品紹介映像です。製品の構造や特長を3DCGで表現しており、費用はCADデータをもとにした3DCG制作と映像編集が中心です。

製品紹介映像実績紹介ページ

150万円以上で制作できる動画

150万円以上の価格帯では、複数日の撮影や大規模なロケ、CGの作り込みまで対応でき、表現や演出を細部までこだわれる価格帯です。

■ 田植機のプロモーション動画

新型田植機のプロモーション動画です。ドローン空撮を含む遠方での3日間のロケ撮影に、編集、ナレーション収録までを一貫して対応。尺も約7分と長く、撮影日数の多さと尺の長さが費用に反映されています。

田植機プロモーション動画実績紹介ページ

■ 製品プロモーション動画

海外イベントでの上映用に作成した製品のプロモーション動画です。JPCが運営するワンストップスタジオ東京を全館貸し切って撮影し、特機や美術も手配。全編にモーショングラフィックスやクロマキー合成を施し、整音まで対応しています。表現と品質を突き詰めて作り込んだ映像です。

プロモーション動画実績紹介ページ

■ 企業PR映像

化学・薬品メーカーの企業PR映像です。海岸でのロケ撮影やドローン撮影に加え、多言語ナレーションの整音、デバイスごとの納品形式にも対応。企画構成から撮影・ディレクション・編集までワンストップで制作しています。

企業PR映像実績紹介ページ

■ キャラクターを活用したPR映像

キャラクターを活用したPR映像です。オリジナルソングや製品の3DCGを組み込んだイラストアニメーション動画で、6秒のショート版やストーリーズ用の縦型も同時に制作しています。

キャラクター活用PR映像実績紹介ページ

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動画制作の見積もり額が変わる要因

動画制作の見積もり額は数十万円から数百万円まで幅があり、動画の内容や制作規模によって変わります。ここでは、見積もり額を動かす主な要因を5つに分けて整理します。

  • 依頼先・制作体制
  • 表現手法・技法
  • 撮影規模
  • 出演者・キャスト
  • 尺・本数・書き出しパターン

依頼先・制作体制

動画の内容が同じでも、制作会社・広告代理店・フリーランスの誰に依頼するかによって、見積もりの内訳や金額は変わります。差が生まれるのは、間に入る事業者の数や、社内で対応する範囲が会社によって異なるためです。

たとえば、広告代理店を介する場合や、一部の工程を外部の事業者に発注する場合は、実制作の費用に加えて、進行管理費や調整費が上乗せされることがあります。一方、企画から撮影・編集までを一社で対応する場合は、こうした中間の費用がかかりにくく、見積もりの内訳もまとまりやすくなります。

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表現手法・技法

実写・アニメーション・モーショングラフィックス・3DCG・AIなど、表現手法の選択も動画制作の費用を左右する要素です。同じ内容を伝える場合でも、実写なら撮影、イラストやCGなら素材の制作に費用がかかるため、見積もりの内訳は異なります。

また、実写にモーショングラフィックスやCGを一部加えるなど、複数の手法を組み合わせるケースも少なくありません。その場合は追加の制作作業が発生し、表現の複雑さや作り込みの度合いに応じて金額も変わります。

撮影規模

実写動画では、撮影の規模が見積もり額に大きく影響します。撮影日数が増えれば、カメラマンや照明スタッフなどの人件費に加え、機材費やスタジオ使用料も日数に応じてかかります。

ロケ地が複数ある場合は、場所ごとの準備や移動も必要です。遠方での撮影なら、交通費や宿泊費が見積もりに加わることもあります。また、契約時間を超える撮影や深夜・早朝の稼働には追加料金が発生する場合があり、ドローンやクレーンなどの特殊機材を使う際は、機材費やオペレーター費も必要です。

撮影日数、ロケ地の数、スタッフの人数、使用機材が増えるほど、撮影関連の費用は高くなる傾向があります。

出演者・キャスト

モデルやタレントを起用すると、出演費が加わります。金額は起用する人数や知名度によって変わるうえ、撮影にかかる拘束時間でも変わります。撮影が長引いたり複数日にわたったりして拘束時間が延びれば、そのぶん出演費は高くなります。

さらに、動画をどの媒体で・どのくらいの期間使うかも金額に影響し、テレビやWebなど幅広い媒体で長く使う場合や、使用範囲を定めない買い取り契約にする場合は、出演費が高くなりやすい傾向です。

尺・本数・書き出しパターン

動画の尺や本数、書き出すパターンの数によっても費用は変わります。尺が長くなるほど編集の作業量が増え、本数が増えれば企画や撮影もそのぶん必要になります。一方で、同じ撮影素材から複数本をまとめてつくる場合は、撮影や企画を共通化できるため、1本あたりの費用を抑えやすくなります。

SNS向けの縦型とWeb向けの横型のように、同じ内容を複数の比率・尺で書き出す場合は、書き出す数だけ編集の費用が加わります。

動画制作の見積もりで確認すべきポイント

動画制作の見積もりでは、金額の妥当性だけでなく、作業範囲や追加費用の条件まで確認することが大切です。発注後の認識のずれや想定外の費用を防ぐために、次の4点を確認しましょう。

  • 費用に含まれる作業範囲が明細にあるか
  • 抜けやすい項目に漏れがないか
  • 修正の回数と追加費用の条件が明記されているか
  • 著作権・二次利用・使用媒体の範囲が示されているか

それぞれ、どのような点に注意すべきかを解説します。

費用に含まれる作業範囲が明細にあるか

まず、料金にどこまでの作業が含まれるかを明細で確認します。「動画制作一式 ◯◯円」としか書かれていない見積書では、企画・撮影・編集・修正のどこまでが料金内なのかがわかりません。

工程ごとに項目が分かれ、それぞれ何に対する費用かがわかる見積書であれば、あとから「それは別料金」と言われる事態を避けられます。

抜けやすい項目に漏れがないか

作業範囲を確認したうえで、見積もりから抜け落ちやすい項目がないかを見ます。ナレーション費やBGMの使用料、写真・動画素材の購入費、撮影スタッフの交通費などは、当初の見積もりに含まれず、後から加算されることがあります。

明細に記載がない場合は、ほかの項目に含まれているのか、別途請求されるのかを確かめましょう。別途費用がかかる項目は、金額の目安や確定する時期も聞いておくと、総額を把握しやすくなります。

修正の回数と追加費用の条件が明記されているか

多くの制作会社では、無料で対応する修正の回数に上限があり、それを超えると追加費用がかかります。何回まで無料で、どこからが追加料金になるのかを確認しておきましょう。

あわせて、撮影の延長や、企画・仕様の変更が生じた場合にいくらかかるのかも、見積書や制作条件に書かれているかを見ておくと、想定外の請求を防げます。

著作権・二次利用・使用媒体の範囲が示されているか

完成した動画について、著作権が誰に帰属するのか、どの媒体・用途で利用できるのかを確認しましょう。見積書だけで判断できない場合は、契約書や利用条件もあわせて確認します。

たとえば、自社サイト用に制作した動画をSNS広告や展示会でも使いたい場合、当初の料金で対応できるかを確かめておきます。動画に使用するBGMや素材、出演者の契約条件によって利用範囲が異なる場合もあるため、予定している用途は事前に伝えておきましょう。

生成AIを活用する場合も、生成素材の利用条件や、権利に関する確認を誰が行うかを契約前に整理しておくことが大切です。

関連記事:動画制作会社への依頼前に確認すべき「再委託禁止条項」|基本契約書・NDAから読むリスク

動画制作の見積もりに関するよくある質問

最後に、動画制作の見積もりについて、発注前によく寄せられる質問を3つにまとめて回答します。

動画制作の見積もりは何社比較すべき?

明確な決まりはありませんが、相場がつかみにくい場合は、2〜3社程度に同じ条件で見積もりを依頼してみるとよいでしょう。動画の目的・尺・本数・納期などをそろえて依頼すると、各社の内訳や金額を同じ土俵で見られ、費用感をつかみやすくなります。

ただし、安い見積もりは含まれる作業や品質が抑えられていることもあるため、金額だけでなく、何がどこまで含まれるかまで確認して選ぶことが大切です。

動画制作会社から見積もりを取るときに必要な情報は?

動画の目的、活用する媒体、希望する尺や本数、納期、おおよその予算を伝えると、精度の高い見積もりが出やすくなります。参考にしたい動画のイメージや、支給できる素材(ロゴ・写真・資料など)があれば、あわせて共有するとスムーズです。

見積もり以外に追加費用が発生するのはどんなときですか?

料金内の回数・範囲を超える修正、撮影時間の延長や撮影日の追加、確定後の企画・仕様の変更などが生じたときです。

また、当初の契約に含まれない媒体や用途で動画を使う場合も、出演者やBGM・素材の利用条件によっては追加費用がかかります。

まとめ

動画制作の見積もりを確認する際は、何にいくらかかるのか、どこまでの作業が料金に含まれるのかを押さえることが大切です。制作費は、依頼先や表現手法、撮影規模、出演者、動画の長さ・本数などによって変わります。複数社を比較する際は、依頼条件をそろえ、総額だけでなく、料金に含まれる内容まで確認しましょう。

動画制作会社のJPCは、企画・シナリオから撮影・CG・編集、ナレーション収録までを社内で一貫して手がけています。動画の具体的なイメージが固まっていない段階でのご相談でも、豊富な制作実績をもとに、用途や予算に合った企画・表現手法をご提案しますので、動画制作の見積もりや費用でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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