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製品リーフレット制作事例 – 商談で提案しやすい情報整理とレイアウト

製品リーフレット制作事例-–-商談で提案しやすい情報整理とレイアウト

今回は、京都の石油流通機器メーカー様よりご依頼いただいた、製品リーフレットの制作事例をご紹介します。

BtoBの製品リーフレットは、営業担当者が商談の場で相手に見せながら説明する営業ツールとしても活用されます。扱う製品のバリエーションが多いほど、限られた時間で「どれが相手に最適か」を伝えるのは難しくなるものです。何をどう並べ、どの順で見せるか。この情報整理とレイアウトの設計が、ツールとしての使いやすさを大きく左右します。

本記事では、多機能でバリエーションの豊富な製品を扱ったリーフレット制作を例に、商談で提案しやすい誌面をどう組み立てたのかをご紹介します。製品の種類が多く、営業ツールとしてのカタログやリーフレット制作にお悩みの企業のご担当者は、ぜひご参考ください。

製品リーフレットデザイン制作の概要

ご依頼主 -京都の石油流通機器メーカー様-

ご依頼主は、ガソリンスタンドをはじめとする石油流通の現場で使われる機器設備を手掛ける京都の企業様です。企画・設計から製作・施工、その後のアフターサービスまでを一貫して担い、長年にわたり培った経験と実績をもとに、石油流通のインフラを支えています。

ご依頼内容 -製品シリーズを網羅するBtoB営業用リーフレット-

ご依頼いただいたのは、ガソリンスタンドを運営する事業者に配布する、A4・4ページのリーフレット制作です。掲載するのは、主力である計量機シリーズのラインナップ。表紙・見開き・裏面というコンパクトな構成の中に、複数のモデルをまとめて紹介したいというご要望でした。

ご依頼内容 -製品シリーズを網羅するBtoB営業用リーフレット-

デザイン制作におけるポイント -商談で提案しやすい情報整理とレイアウト-

制作の軸に置いたのは、営業担当者が商談の現場でスムーズに提案できる誌面にすること

計量機は一見どれも似て見えますが、給油ノズルの本数、対応する油種の組み合わせ、セルフ/フルサービス向けの仕様、設置スペースの違いなど、実際には多くのバリエーションがあります。
この違いを、短い商談時間の中で相手に迷わせず伝える。そのための情報整理と見せ方こそが、今回の最大のテーマでした。

製品リーフレットのデザイン制作の流れ

課題の整理

デザインを検討する前に、課題を2つに整理しました。

  • 多いバリエーションを、どう整理して見せるか
  • 短い商談でも、営業が使いやすい設計にできるか

計量機はノズルの本数や対応油種、サービス形態、設置環境によって仕様が細かく分かれます。この多さをそのまま並べても違いは伝わらず、限られた商談時間の中で相手に最適な1台を示すのは簡単ではありません。

だからこそ、情報を整理して比較しやすく見せ、営業担当者がその場で迷わず提案を進められる。そこまで見据えて設計に落とし込むことが求められました。

誌面の設計

仕様はA4・4ページ、構成は表紙・見開き・裏面です。限られた誌面でも営業担当者がストーリーを持って提案できるよう、各面に役割を持たせました。主役に据えたのは、自社で制作する製品の3DCG。そのビジュアルをどの面でどう見せるかが、設計の中心になります。

表紙

表紙には、シリーズのフラッグシップであるマルチ計量機の3DCGを「顔」として、あえてドラマチックなアングルで配置しました。背景は抽象的な都市イメージと光のライン。リーフレットを開く前から先進的なブランドイメージと、中面への期待感を印象づける狙いです。

表紙

見開き中面(P.2-3)

見開き中面(P.2-3)には、すべてのラインナップを集約しました。目指したのは、サイズやホースの本数といった、ユーザーが求める条件に一目で応えられる誌面です。

製品は左から右へ横一列に、幅の違いで上下段を、両面/片面の仕様を左右で分けています。実機とほぼ同じ比率で並べ、サイズ感を比較しやすく直感的につかんでいただけるよう工夫しました。

細かな数値や技術仕様はあえて載せず、イメージコピーと製品特長、そして「型番名・ホースの本数と長さ・両面/片面」という、商談でまず必要になる情報だけに絞りました。営業担当者が「お客様のスタンドの敷地なら、こちらのコンパクトモデルですね」と、指をさしながらスムーズに比較・提案できる構成に徹しました。

 デザインは表紙からのテイストを踏襲してリーフレット全体の統一感を図りつつ、視線が迷子にならないよう余白を十分に確保し、製品の3DCGが際立つよう配慮しています。

見開き中面(P.2-3)

裏面

裏面は、役割をがらりと変えました。見開きで直感的な理解を促したうえで、商談の締めくくりには「寸法は」「電源は」「対応油種は」といった実務的な確認が必ず出てきます。その問いに答えるのが、裏面にまとめた仕様表です。
製品ビジュアルのすぐ下に数字を詰め込むと、誌面は読みにくくなります。そこで、見開きを「イメージを膨らませる場所」、裏面を「確証を持たせる場所」として、感情と理性の役割をはっきり分けました。

裏面

3DCG素材の制作

こうした見せ方を支えたのが、3DCGです。製品ビジュアルには実機写真を使わず、すべてのバリエーションを社内のCGデザイナーが制作しました。実機写真ではなく3DCGを選んだのには、3つの理由があります。

1つ目は、すべての製品を同じ条件でつくれることです。実機写真だと、撮影時期や天候、設置環境によって見え方にばらつきが出てしまいます。3DCGならアングルやライティング、反射まで統一できるため、余計なノイズが入りません。見開きで製品を横並びにして比較できたのも、素材を同じ土俵でつくれる3DCGだからこそでした。

3DCG素材の制作

2つ目は、カスタマイズの視覚的なシミュレーションがしやすい点。オプションパーツを装着した状態も、パーツの差し替えで無理なく表現できます。

3つ目は、先進性と信頼感の演出です。緻密で高精細なビジュアルは、企業の先進性を印象づけます。信頼性が第一の産業機器で、粗い合成写真やイラストでの代用はかえってマイナス。かといって全バリエーションをスタジオ撮影するのは、予算や工数の負担が大きくなります。CADデータや外観の仕様書をご提供いただければ、社内のCGデザイナーが思いどおりの大きさやアングルで、必要なカットを再現できます。 

こうして作成した3DCGを設計どおりに誌面へ配置し、リーフレットに仕上げていきました。 

製品リーフレットの完成

完成したデザインがこちらです。

製品リーフレットの完成

ガソリン計量機メーカー様のリーフレット制作実績紹介ページ

当初の狙いどおり、製品をただ羅列するリーフレットではなく、網羅性と比較のしやすさを高精度なビジュアルで両立させ、営業担当者が商談の現場で淀みなく提案を展開できるツールに仕上がりました。
デザインにご満足いただけたことで、納品後にはラインナップを拡充した続編リーフレットの制作にもつながっています。

営業ツールとして機能させる誌面設計

商談で使うリーフレットは、見栄えの良さだけでは力を発揮しません。大切なのは、営業の現場で使えるかどうかです。ここからは、リーフレットを「営業ツールとして機能させる」ための考え方を、3つの視点でご紹介します。製品や業種を問わず応用いただける内容ですので、自社の営業ツールづくりの参考にしてみてください。

1. 使う場面を具体的に思い描く

営業ツールをつくるとき、最初に固めておきたいのは、それが実際にどう使われるかです。誰が手に取り、どんな場面で、どれくらいの時間をかけて見るのか。この使われ方が定まって初めて、載せるべき情報量やレイアウトの方向が決まります。

見栄えや情報の網羅性から考え始めると、あれもこれもと詰め込みがちになります。一方、使う場面を起点にすると、判断の軸が「何を載せるか」から「何を削るか」へ移ります。短い商談で手元に置かれるリーフレットと、じっくり読み込まれる資料とでは、求められる形がまるで違うからです。

大切なのは、きれいに仕上げることよりも、その場面で役に立つこと。使う場面から逆算する姿勢こそが、営業ツール設計の土台になります。

2. 想定される質問に、その場で示せる材料を用意する

商談の場面を具体的に思い描くと、相手から出そうな質問や不安が見えてきます。「自社の環境で使えるのか」「サイズや費用はどうか」といった、その場で確かめたくなる点です。こうした疑問に、営業担当者がすぐ応えられるかどうかが、商談のテンポを左右します。

だからこそ、想定される問いへの答えを、誌面にあらかじめ持たせておきます。数値で示すべきものは表や数字で、規模感や仕上がりが気になる点はビジュアルで、といった具合に、質問の種類に合った形で用意しておく。営業担当者がページを示しながら説明できる状態をつくられれば、説明はぐっとスムーズになります。どんな質問が多いかは商材や相手によって違うので、現場の声を拾って反映するほど精度が上がります。

3. 必要な情報を、必要なタイミングで示す導線をつくる

材料がそろっていても、それが誌面のどこにあるか分かりにくければ、商談の場では活きません。必要な情報に、必要なタイミングで目が届く。その導線を設計しておくことが、最後の仕上げになります。

導線とは、視線とページの動きの流れです。めくる順序や紙面での目の動きを商談の進み方に合わせておくと、営業担当者は探す手間なく目的の箇所を示せます。配置に流れがないと紙面をめくり直すことになり、話のテンポが途切れてしまいます。

大切なのは、情報の量ではなく、示す順序とタイミングです。 相手が知りたいと感じた瞬間に、その答えがちょうど目の前にある。そう感じてもらえる導線こそが、営業ツールとしての使いやすさを支えます。

製品リーフレットデザイン制作まとめ

今回は、バリエーションの多い製品を、商談で提案しやすい情報整理とレイアウトに落とし込んだリーフレットの制作事例をご紹介しました。使う場面を起点に情報を整理し、見せ方を工夫することで、製品を並べるだけのカタログとは違う、営業の現場で機能するツールに仕上がっています。

JPCのリーフレットデザイン制作サービスでは、企画・構成からデザイン、撮影や3DCG制作、印刷、加工、納品までをワンストップで対応しています。業界を問わず幅広くご提案しておりますので、リーフレット制作をご検討中の企業様はぜひお気軽にご相談ください。

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