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総合カタログデザイン制作事例 – 表紙デザインと新商品撮影

お客様へ自社製品をご提案する際、1冊ですべてを説明できるのが「総合カタログ」です。商談時に会社案内パンフレットとセットでお渡しされる企業様もいらっしゃいます。
総合カタログの写真やデザインがキレイだと、それだけで企業の信頼性がアップした経験はありませんか?
総合カタログは年間で多く使われる、いわば企業イメージを形成するものです。
“情報をまとめるだけ”と考えず、表紙デザインや中面の統一性などにこだわるとワンランク上の企業イメージをPRできます。

今回は、建材メーカー様の総合カタログ制作事例をご紹介します。毎年更新をご依頼いただいているカタログで、表紙デザインの刷新や掲載写真の撮影などを行いました。200ページ超えのボリュームあるカタログのため、製品を多数掲載する総合カタログの制作をお考えの方は、ぜひ最後までお読みいただき制作のポイントなど参考にしてください。

総合カタログ制作の概要

まず、今回の総合カタログ制作の概要について、ご紹介いたします。

ご依頼主-大阪の建材メーカー様-

今回の案件は、大阪に本社を構える建材メーカー様からご依頼いただきました。
この企業様は主に新築木造向けの外装建材や内装建材、基礎建材などの開発・製造・販売を行っています。
これまでJPCでは、カタログ写真の撮影や製品チラシ作成など多くの販促物を制作させていただきました。

ご依頼内容-製品総合カタログ制作-

今回は、クライアント様が取り扱う製品をすべて掲載する、総合カタログのデザイン制作をご依頼いただきました。
このカタログは家づくりに使用する部材を決定する施工業者様や代理店様がターゲットです。
住宅メーカー様が施工業者様や代理店様に製品を売る際に使われます。そのため、製品だけでなく、最新の自社情報や受賞製品のPRなども掲載されています。
毎年内容を更新されていて、製品撮影から表紙デザイン更新まで一式でJPCにご依頼いただいています。

デザイン制作におけるポイント-3年シリーズを見越した表紙デザイン-

今年の表紙デザインは、今後3年を見越してシリーズ化できるようなデザインをご依頼いただきました。
ベースデザインを制作したうえで、2年目、3年目とカラーリングやレイアウトを少し変えることで、シリーズで同じ会社の総合カタログだと認識いただくことを目的とされています。
クライアント様らしさや業界イメージが伝われれば、デザインの方向性はすべてお任せとのことでしたので、上記のご要望を踏まえながら、ベースデザインと展開パターンをご提案することとなりました。
表紙のデザインは中面の章見出しページなどにもあしらわれるため、デザインの汎用性も意識したポイントです。次章より、本件の総合カタログ制作の流れをお伝えします。

総合カタログデザイン制作の流れ

総合カタログ制作は、初めに今年度のテーマとなる表紙デザインを提案し、その後中面デザインや撮影を進めていきました。カタログのページ数が多いため、効率的なスケジュールを意識して進行しました。

ヒアリングと表紙デザイン提案

まず、総合カタログ更新のご依頼をいただいたタイミングで、クライアント様のもとへ訪問し今年の更新内容を直接ヒアリングしました。
1年で変わった部分をメインに、新製品の説明をしていただいたり、削除になった製品や価格の変更点などをお聞きしたり、更新点をすり合わせていきます。

今年度の更新内容が決まったら、表紙の提案デザイン制作を進めます。
得意なテイストの異なる4名のデザイナーが表紙デザインを担当し、以下の4パターンでご提案しました。

●A案:クライアント様のコーポレートカラーをベースに、製品群をタイポグラフィックに配置した案です。カラーでクライアント様のブランドイメージを定着させます。3年分デザインは、統一性を持たせながら、落ちる影によって違いを持たせています。

●B案:支えるのは住宅だけでないという視点で、広がる街のマップデザインの変化と鮮やかな色彩で品質や信頼性を表現した案です。建築物を想起させる無機質なロゴタイプを、シルクスクリーンで印刷したような風合いで表現し、人の手でつくられた温かみを出しています。

●C案:ユニークな建材で住まいづくりをサポートしているクライアント様の製品を、さまざまな形やカラフルなエレメントでポップに表現した案です。幅広さを見せながら、それらが組み合わさり建てられていく様子を表しています。

●D案:企業名を大きく立体的にデザインし、複数のカタログの中でもすぐに目に飛び込んでくるような、インパクトあるデザインに仕上げた案です。人々の暮らしの中にイラスト化した製品をちりばめ、あらゆる場所でクライアント様の製品が役立っていることを表現しています。

表紙デザインの決定と中面デザイン修正

提案した表紙デザインを3年分のデザインも含めて検討いただき、最終的にC案のデザインが採用されました。
企業イメージの伝わりやすさと、製品を今どきの雰囲気でポップにあしらっているデザインを気に入っていただきました。

表紙が決定したら、中面の更新に着手します。新製品の追加や旧製品の削除、価格変更など細かな指示をいただきながら新年度分のカタログを整えていきます。
JPCにてチラシやリーフレット制作を担当させていただいた新製品については、デザイン素材をカタログにそのまま使用でき、効率的に更新を進められました。

クライアント様の製品は住宅内部の目に見えないところに使われる部材が多いため、施工事例の写真でわかりにくい製品に関しては、3DCGを活用しています。

並行して、目次や章の見出しとなるようなページには表紙デザインを反映し統一感を持たせます。

カタログ掲載用の素材撮影

写真が新たに必要な製品については、撮影を行いました。

撮影は、弊社の自社スタジオ「ワンストップスタジオ京都」にて、1日かけて行いました。

今回は約20製品ほどで、メインカット、スペック用カットなど、例年決まっているテンプレートの構図に合わせて撮影していきました。

穴や隙間がある製品もあるため、キレイに見えるように意識して撮っていきます。当日はクライアント様も立ち合い、直接意見をお聞きしながら、いつものメンバーでスムーズに撮影を進められました。

撮影後はレタッチを行い、傷や汚れ、ゆがみなどを慎重に整えていきます。
レタッチが完了したらカタログデザインに反映し、クライアント様チェックへ進みます。

総合カタログの修正~印刷~完成

今回の総合カタログは200ページ超のボリュームだったので、章ごとに分けてクライアント様へお渡しし、効率的に修正やりとりができるようスケジュールを進行しました。

全体が修正完了となったら、色校正を出してクライアント様と一緒に1ページずつ確認します。

校了後、社内で最終の文字校正を行います。ページ数が多いため、社内で手分けしてチームで校正を進めました。最後の印刷まで営業が立ち会い、昨年度との色味の違いなどを現場でチェックします。

こうして完成した総合カタログがこちらです。

クライアント様らしい堅実な信頼性や製品の幅広さをデザインへ落とし込み、親しみのある手に取りやすいカタログに仕上がりました。

クライアント様の製品を網羅した大切なカタログを今年もお任せいただき大変ありがたく感じます。
来年度、再来年度、このデザインがシリーズになっていくことが、今から楽しみです。

JPCが総合カタログデザイン制作で選ばれる理由

総合カタログは、企業が扱う製品を網羅する重要な販促物です。その分ボリュームも多く、依頼する制作会社選びに慎重になる担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
この章では、今回の事例を参考に、JPCが総合カタログ制作に選ばれるポイントをご紹介いたします。

撮影・イラスト制作・CG制作が社内で完結

カタログ制作は、グラフィックデザインだけで完了するわけではありません。
カタログ用に製品撮影を行ったり、撮影できない部分にイラストや3DCGを用いたり、伝えたいことを表現するためにさまざまな工程が必要です。
JPCは社内にグラフィックデザイナー・イラストレイター・CGクリエイター・カメラマンなどさまざまな専門スタッフが在籍しているため、ご要望に合わせたカタログデザイン制作が社内一貫で完結します。
とくに製品カタログにおいては、製品写真が重要になります。
「カタログ用に製品写真を探しているけど、古くて見つからない」「画質がバラバラで統一感のないカタログになりそう」といった方は、ぜひJPCにご相談ください。
自社スタジオを京都・東京に保有していますので、製品撮影も自社内で行い、スピーディにデザインへ反映できます。

関連販促デザインをカタログへ流用でき効率的

JPCでは総合カタログ制作以外にも、チラシ制作やポスター制作などグラフィックデザインを幅広く承っています。
今回のように、製品の販促物を継続的にご依頼いただいている場合、それらのデザインデータを流用してカタログを制作できます。
新しい制作会社に1から頼むより効率的に制作が進み、費用を抑えることが可能です。
また、複数の販促物を継続的にJPCへ依頼いただくことで、クライアント様の好みやNGポイントなどを把握したうえで制作を進められる点も大きなメリットです。

印刷までワンストップでクライアント様の負担減

カタログは紙質や表紙加工にもこだわりたいという場合、制作会社と印刷会社を分けているクライアント様は、希望の印刷形式を各会社に伝え、ミスが無いように適宜橋渡しをする工程が発生します。
JPCはデザインから印刷までワンストップでお任せいただけます。印刷紙のご希望や表紙加工など、すべてJPC担当者に相談いただければ、手配を進めますので、ご担当者様の負担を減らすことができます。
デザインして終わりではなく、色校のご確認や印刷立ち合いなど、最後まで責任を持ってカタログ制作を行います。

総合カタログデザイン制作のまとめ

今回は総合カタログのデザイン制作について、ご紹介いたしました。

総合カタログは定期的に内容を更新していくことが多いため、表紙デザインや中面のあしらいなどでリニューアル感を出すことがポイントになりました。
総合カタログは多くの場面で使われる、企業の製品辞典のような存在になるため、愛着を持っていただけるようにクライアント様らしさをデザインに落とし込みました。

JPCは数ページもののカタログ制作から、200ページ超えの総合カタログ制作まで、幅広く承っております。
多数のデザイナーと豊富な実績がございますので、カタログ制作をご検討中のお客様は、まずはお気軽にお問い合わせください。

JPCの総合カタログデザイン制作について、詳しくは下記のページもご覧ください。
総合カタログのデザイン制作

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