2026.01.29
会社案内パンフレット制作事例 –企業ブランドの信頼性を高める医療系カタログ
今回は、医療機器メーカー様よりご依頼いただいた会社案内パンフレットの制作事例をご紹介します。
会社案内は、企業の事業内容や強みを伝えるための基本的なツールです。特に専門性の高い分野では、どの情報をどう見せるかによって、読み手が受け取る企業ブランドへの印象が大きく変わります。企業としての強みや考え方、姿勢を無理なく伝えるためには、内容だけでなく構成や見せ方を含めて設計することがポイントになります。
本記事では、医師の方を主な読み手と想定した会社案内パンフレット制作事例に沿って、専門性の高い内容をどのように構成しクライアント様のご要望を反映したか、制作時の流れや意識したポイントをご紹介します。会社案内の制作や見直しをご検討中のご担当者様の参考になれば幸いです。
目次
会社案内パンフレットデザイン制作の概要
まず、パンフレットデザイン制作の概要についてご紹介いたします。
ご依頼主-栃木の医療機器メーカー様-
今回の案件は、栃木県に本社を構える医療機器メーカー様からご依頼いただきました。循環器分野を中心に、医師の要望に応じたオーダーメイドの医療機器開発を強みとし、試作から量産まで一貫して対応されています。
ご依頼内容 -医療従事者に向けた会社案内パンフレット-
今回ご依頼いただいたのは、医師の方を主なターゲットとした会社案内パンフレットの制作です。医療現場での機器の使用説明ではなく、製品やメーカーとしての信頼性、技術力、オーダーメイド対応の価値などを伝える役割があります。クライアント様の強みとして、特に循環器分野での豊富な実績を持ち、精密な電子機器・装置製造における高い技術力が挙げられたため、こうした専門性や信頼性が伝わる内容を希望されていました。
デザイン制作におけるポイント-信頼感のあるデザインとポイントの整理された構成-
制作にあたっては、医療系パンフレットとしての信頼感を最優先にしながら、これまで築いてきた企業イメージや先進性を損なわず、医師にとって魅力的で説得力のあるデザインを重視しました。
また、上品で清潔感のある配色や余白を活かしたレイアウトをベースに、複雑な製品情報や仕様を理解できるように整理し、ページごとに伝えたいポイントを明確にする構成としています。
さらに、オーダーメイドの医療機器開発という特長を文章だけで説明するのではなく、図解や構成によって視覚的にも理解しやすい形で表現。医師の方がパンフレットを手に取った際、興味を持ち、より詳しく知りたくなるデザインにすることを心掛けました。
医療系会社紹介パンフレットのデザイン制作の流れ
制作は、クライアント様よりページごとに掲載したい内容を共有いただくところからスタートしました。
その内容をもとに、社内のコピーライターが中心となり、文章表現や情報の優先度を調整。文章を整理・ブラッシュアップし、情報の順序や表現を整えました。
専門的な内容も読みやすく整えています。

パンフレットの表紙デザイン提案
動構成整理と並行して、表紙デザインの制作を進めました。
ご提案した3案のうち、2案は医療分野にふさわしい清潔感や爽やかさを重視し、人物写真と余白を活かした構成。
もう1案は、企業の拠点である宇都宮の街並みを取り入れ、地域に根差した企業姿勢を表現したデザインとしました。
それぞれ異なる印象を比較しながら、方向性を検討していただきました。

パンフレット中面デザインの進行
表紙案の方向性が決定した後に、全ページを含めた初稿デザインを制作しました。
初稿段階では、情報量やビジュアルの配置を含め、全体のトーンを確認いただくことを重視しています。
当初はロゴカラーに合わせた黄色を基調とした配色で進行していましたが、クライアント様とのやり取りを重ねる中でオレンジを基調とした配色へ調整。
信頼感を損なわず、やわらかさも感じられるバランスに仕上げていきました。

全体の方向性が固まった後は、細部のブラッシュアップを行いました。
細かいポイントにはなりますが、社長のメッセージに直筆サインを追加することで、説得力が増すように工夫しております。
手書きの紙にサインを書いていただき、その後デザイナーが印刷用に整えました。
そのほか、ページごとに文字サイズや行間、写真とテキストのバランスなど、医療従事者の方がストレスなく読み進められるよう細かな調整を重ねました。
会社紹介パンフレットの完成
完成した会社紹介パンフレットがこちらです。

完成したパンフレットについて、クライアント様からは全体的にとても良い雰囲気に仕上がっているとのお言葉をいただきました。情報の整理・色使い・レイアウトのバランスなど、丁寧に積み上げた要素が総合的に評価され、社内でも好印象だったと伺い、とても嬉しく感じました。
今回の制作では、宇都宮にある会社としてのこだわりも随所に反映されました。パンフレット内に使用する地域の画像にも注意を払い、社員の方々への想いが感じられる構成に。こうしたこだわりにより、会社らしさや温かみをパンフレットに表現できました。
パンフレットを制作したあとはWebサイトもJPCで制作させていただくことができ、ワンストップならではの強みを活かせた案件となりました。
会社案内は“相談のきっかけ”をつくるツール
会社案内は、「この会社に一度話を聞いてみよう」と思ってもらうための入り口としての役割も大きな営業ツールです。ここでは、医療系会社案内を制作する際に意識したい考え方についてご紹介します。
製品カタログと会社案内の役割の違い
製品カタログは、製品ラインナップ、製品の仕様や機能、スペックを正確に伝えることが主な目的です。一方で会社案内は、「どんな会社なのか」「どんな姿勢で医療に向き合っているのか」を伝える役割を担います。医療分野では、製品情報に加えて、その背景にある企業の技術力や取り組み、姿勢が、判断材料のひとつとして意識されることもあります。そのため会社案内では、企業としての価値や信頼感も伝わる構成が求められます。
ターゲット目線に立ち“さっと読み”でも要点が伝わる設計に
医師をはじめとする医療従事者の方々は日々多忙で、会社案内を最初から最後まで丁寧に読む時間が取れないことも多いのが実情です。そのため、会社案内は「すべて読まれなくても要点が伝わる」設計であることが重要になります。最初の数ページや表紙の印象で、「どんな会社か」「信頼できそうか」が判断されるケースも少なくありません。だからこそ、各ページの要点を絞り、第一印象で好感度を高める表紙デザインや、読み進めやすいレイアウトにまとめることがポイントになります。
「相談してみよう」と思ってもらえる信頼感を意識
医療系会社案内のゴールは、情報をすべて理解してもらうことではありません。「この会社なら相談できそう」「一度話を聞いてみたい」と感じてもらうことが、次のアクションにつながります。
過度なアピールや売り込みではなく、誠実さや専門性がにじむ表現、企業らしさや価値が伝わる要素を適切に盛り込むことで、読み手との距離感が縮まり、信頼感の醸成につながります。
今回の案件でも、医療系会社案内としての上品で清潔感のあるトーンを保ちながら、製品理解を深め技術力を伝える役割を意識し、「相談のきっかけ」となる一冊を目指して制作を行いました。
医療系パンフレット制作まとめ
今回は、医師をターゲットとした会社案内パンフレットデザインの制作事例をご紹介しました。
最終的に完成したパンフレットは、医師の方に向けて必要な情報をわかりやすく整理しつつ、ブランドの信頼感や技術力をしっかり伝える内容に仕上がっています。受け取った医師の方に企業の誠実さや本気度が伝わる一冊となりました。お客様の思いやご要望も、しっかり反映できたのではないかと感じています。
JPCでは、会社案内やカタログ制作をはじめとして、Webサイト制作や撮影なども含めワンストップで企業プロモーションをサポートさせていただきます。目的や読み手に合わせた構成・デザイン設計を通して、企業らしさが伝わる販促ツールをクライアント様とともに作り上げます。関東・関西に営業所と撮影スタジオを構え、お見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
