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製品カタログ制作事例 –食品業界のカタログデザイン

今回は、大阪の業務用パンメーカー様よりご依頼いただいた製品紹介カタログの制作事例をご紹介します。
展示会で配布するカタログは、数多くの資料が並ぶ中でも手に取られ「この会社と取引したい」と感じてもらえることが大切です。一方で、どのように差別化すればよいのか、どうすれば企業の心に残り、自社の魅力まで伝えられるカタログになるのか、悩まれている企業様も多いのではないでしょうか。

本記事では、展示会向けの製品カタログの制作事例をもとに、ビジュアルをメインにした製品カタログのデザインのポイントをご紹介します。展示会用に製品カタログの制作をご検討の方や、食品メーカー様の広報担当者様は、ぜひご参考ください。

製品カタログデザイン制作の概要

はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。

ご依頼主-大阪の業務用パンメーカー様-

ご依頼いただいたのは、大阪に本社を置く業務用パンメーカー様です。
主にホテル・機内食・給食(病院・学校・介護施設など)向けにパンの製造・販売を行っており、関西圏では業界トップクラスのシェアを誇る企業様です。創業は昭和25年、現在も品質管理や食品衛生に力を入れ、安全・安心なパンを提供されています。今回初めてJPCへご依頼いただきました。

ご依頼内容-食品業界の製品カタログの制作-

今回ご依頼いただいたのは、ホテル向けに訴求するための展示会用のカタログです。
今までは商品をわかりやすく掲載した総合カタログを制作されていましたが、今回は「ビジュアルを主体に、イメージを伝えるフォトブックのようなカタログにしたい」というご要望をいただきました。仕様はB5サイズで32ページです。B5のサイズは手に取ってもらいやすく、持ち帰りやすいサイズ感でありながら、商品の情報をある程度ゆとりを持たせつつ、しっかり訴求できるサイズです。

デザイン制作におけるポイント-ビジュアル主体で世界観を伝える-

今回のカタログでは、商品や原材料、価格だけでなく、クライアント様の強みである品質の良さや信頼感を全面に打ち出したカタログにすることが求められました。パンづくりにかける想いや、美味しく食べてもらうためのこだわりなど、商品の背景にあるクライアント様の想いやブランドの世界観をビジュアル重視でデザインすることで、直感的に理解できる設計としています。

食品業界のカタログのデザイン制作

デザイン提案

今回は、初めにコンペ形式でお話をいただきました。
ご提案では、表紙4案、中面の見開き1ページデザイン2案を提出しました。

【表紙A・B案と中面】
A案では、写真を全体に扱い、落ち着きのある印象に。
B案では、白いエリアを広く取り、明るく親しみやすい印象にしました。

商品掲載ページでは、各カテゴリーにイメージカットを入れ、全体にゆとりをもたせた構成にしました。商品点数を絞り、白場を広くとることでカタログ感を減らし、イメージブックのように商品を扱うことで上品でリッチな印象に仕上げました。

【表紙C・D案と中面】
C案では、シンプルなパンの写真を全面にレイアウトし、上質さと高級感のあるデザインに。
D案では、シックなパンの写真とネイビーグレーの背景色を組み合わせた落ち着いた印象のデザインにしました。

商品掲載ページでは、各カテゴリーのトップは素材の良さを感じられるようなパンの写真と印象的なコピーで扉感を演出。全体をシンプルにすっきりとまとめることで写真を引き立たせ、上質な印象にしました。

クライアント様に『イメージするカタログの雰囲気が一番伝わっており、実現できそうだ』と感じていただけ、正式にJPCへご依頼いただけることとなりました。

デザイン制作

●ページネーションの作成
まずは、弊社営業とデザイナー、クライアント様と何度か打ち合わせを重ね、ページネーションを作成しました。カテゴリー分けや商品点数を考え、その上で余白やイメージ画像も効果的に挿入し、魅力的なカタログになるようページネーションを組んでいきます。

ページ数が多くなると、ページネーションの作成はとても重要です。骨組みをしっかり考えて作ることで、デザインの作業に入ってから校正のやりとりもスムーズになり、先方とのイメージの共有がしやすく進めやすくなりました。

●レイアウトの考案
想い、こだわりを掲載したコンセプトページは、質の良さや、信頼感のある印象になるようスッキリとしたレイアウトにし、質感の伝わるパンのイメージと共に物語を読むようなイメージで作成しました。

ホットアイテムとして推しの商品のページは他の白い背景とは異なり少し目を引いてもらえるよう、温もりを感じるベージュの背景にしました。定番商品との違いを明らかにすることで、ページ全体としてリズム感をつける効果もあります。

商品ページは基本的に白場を生かしたレイアウトとし、商品を引き立てるため、スペックはシンプルに最小限にし、目に留めていただきたい情報はアイコンとしてあしらいました。

また、商品カテゴリーのトビラとなる部分は、大きめにイメージ画像を配置し、ページにメリハリをつけた構成にしました。商品点数が少ないページにおいても、商品の魅力が伝わるようなイメージを挿入しています。

カテゴリーのタグには手書き風の線画イラストを入れたり、手書き風の文字を部分的にあしらったりと、柔らかい表現を加えて手作り感を演出しました。

●撮影案の作成
今回の撮影は先方で行われるとのことで、コストや時間を配慮した無理のないイメージを提案させていただき、それを元に撮影をしていただきました。

その後、撮影いただいた写真をいただき、ページに差し込んでいきました。
クライアント様にもコメントをいただきながら、デザインやコピー等の修正を重ね、最終調整が完了しました。

製品カタログの完成

完成した製品カタログがこちらです。

完成デザインについて、クライアント様からは、
・今までデザイン性を重視したカタログを作ったことがなかったので、社内外で好評
・展示会でも想像以上に配布でき、配った際の反応も良かった

など、喜びの声をいただきました。

ビジュアルがメインとなることで、シンプルながらも商品の利用イメージや世界観が直感的に分かり、必要な情報が整理されたカタログになりました。

ビジュアルメインの製品カタログにする3つのメリット

今回のクライアント様は、展示会において自社の魅力がより伝わる、ビジュアルメインのカタログを希望されました。このコラムでは、ビジュアルを軸に構成した商品カタログのメリットを3つご紹介します。

1. 製品の種類や価格だけでなく「世界観」を伝えられる

製品カタログは、原材料・規格・ロット・価格帯といった情報が中心になることが多く、他社との差別化も難しい傾向にあります。しかし今回のように、フォトブックのようなビジュアル重視の構成にすることで、必要な情報に加えて利用シーンや寄り添いたい暮らし、開発者の想いや産地の空気感まで直感的に伝えられます。結果として、「思想のある会社」「ブランド力のある企業」という印象を残せます。

2. BtoBで選ばれる確率が上がる

BtoBの製品選定は、表向きはスペックや原価、安定供給といった合理的な指標で進みますが、実際には「この会社と組みたいか」「ブランドを任せても大丈夫か」「社内で説明しやすいか」といった印象も大きく影響しています。フォトブック型のカタログは、説明がなくても価値が伝わり、上司や他部署にも共有しやすいのが特長です。結果として、社内稟議を通しやすくする有効な武器になります。

3. 価格競争から一歩抜けられる

ビジュアルと世界観がしっかり伝わるカタログは、「安いから選ぶ」以外の判断軸をつくります。「多少高くても、この会社がいい」「価格だけでは比べられない」というポジションを確立でき、単純な価格比較表に載りにくくなります。これは短期的な受注だけでなく、中長期的なブランド価値向上にもつながる大きなメリットとなります。

特に、食品系企業の展示会カタログにおいて、フォトブック化は高い効果を発揮します。
「美味しさを言葉で伝えにくいもの」ほど写真の力が活き、カタログは「説明する資料」から「記憶に残る体験メディア」へと変わります。さらに、フォトブック的なビジュアルはSNSやWeb、ブランドムービーなどへの二次展開も可能で、ブランド資産として活用できる点も大きなメリットです。

JPCでは、カタログ制作に加えWebサイトや動画制作も行っており、このような他媒体への展開についてもトータルでお力添えしています。

製品カタログデザイン制作まとめ

今回は、製品紹介カタログのデザイン制作事例をご紹介しました。
展示会に向けて、フォトブックのようなビジュアル主体のカタログにすることで、製品の価格や原材料といったスペック情報にとどまらず、「パンを通して温もりを届けたい」「毎日変わらない安心感を届ける」といったクライアント様の信念や大切にしている価値観まで伝えることができました。

JPCでは、撮影からデザイン、印刷、加工、納品までをワンストップで対応できる体制を整えております。「製品カタログを構成から撮影、印刷まで1社に任せたい」「カタログやwebサイト、ブランドムービーも一括でお願いしたい」といったご要望があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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