2025.11.06
会社案内カタログ制作事例 –既存デザインを生かしたリニューアル
今回は、大阪に本社を構える歯科関連製品メーカー様の会社案内カタログリニューアル事例をご紹介します。
企業の“顔”ともいえる会社案内カタログは、取引先や求職者、業界関係者など、さまざまな人に企業の姿勢や魅力を伝える重要なツールです。一方で、一度制作すると長く使い続けられるケースも多く、気づかないうちに情報が古くなってしまうこともあります。だからこそ、企業の変化や新しい取り組みを反映するために、定期的な内容の見直しや更新がおすすめです。
本記事では、毎年ご依頼をいただいている会社案内カタログのリニューアル事例に沿って、既存デザインを活かしながら情報を更新する際の工夫や、定期改訂で意識しているポイントをご紹介します。
「あまりコストをかけずにカタログやパンフレットの掲載内容を少しだけブラッシュアップしたい」とお考えの企業様の参考になれば幸いです。
目次
会社案内カタログデザイン制作の概要
まず、カタログ制作の概要についてご紹介いたします。
ご依頼主-大阪の歯科関連製品メーカー様-
今回の案件は、大阪府に本社を構える歯科関連製品メーカー様からご依頼いただきました。歯科技工所や歯科医院など、歯科医療の現場を支える幅広い製品を展開されています。これまでJPCでは、カタログやパンフレット、ポスターなど、各種販促ツールを制作させていただきました。
ご依頼内容-会社案内カタログのリニューアル-
今回ご依頼いただいたのは、毎年依頼いただいている会社案内カタログの改訂版の制作です。企業情報のほか、主要製品ラインナップなども掲載されており、製品カタログのような役割も担っています。さらに、歯科業界を目指す学生の方々にもクライアント様の事業内容や強みが伝わりやすい構成となっています。今年は大きなデザインの刷新は行わず、内容更新や製品情報の追加を中心とした改訂を行いました。
デザイン制作におけるポイント-既存デザインを生かしたリニューアル-
今回の改訂では、新製品の追加や情報更新を行う中で、既存デザインのトーンを崩さず、自然に新要素を馴染ませることを重視しました。新製品を追加する際、既存の製品群とのバランスを保つために全体構成の微調整を行ったり、画像差し替え時に影のあしらいまで統一感を意識するなど、毎年の定期改訂だからこそ、変えない中で精度を上げるという意識をもって取り組みました。
会社案内カタログのデザイン制作
新製品の追加と既存ページ構成の見直し
今回のクライアント様からは毎年会社案内カタログの内容更新や製品追加のご依頼をいただいています。基本的にデザイン面の大きな変更はないのですが、、既存のデザインを壊してしまったり崩してしまったりしてしまわないよう注意しながら作成することが大切な案件だと思っております。
例えばこちらのページでは、新製品を追加しながらも、製品の優先順を崩さないようにレイアウトの調整を行ないました。

まず左下の黒い型の画像を削除し、右ページ下部にあった要素を左下に移動しました。
ここで空いたスペースに新製品をそのまま入れてしまうと、既存製品より広いスペースを取ってしまうことになります。
新製品を上の3つの製品より大きく目立たせたいというご要望をいただいている場合は問題ないのですが、製品は並列で掲載するということだったため、スペースを揃える必要がありました。
そこで、一番上の製品画像を調整することでスペースを揃えようと考えました。ちょうど画像の追加もあったため、余分なスペースができることもなく、きれいに配置することができました。
画像差し替えと表現の統一
また、こちらのページでは画像の変更を行なっております。

角版の画像を変更する場合はそのまま画像を入れ替えれば問題ないことがほとんどです。
しかし、今回差し替えが必要だった画像は下に影が付いた立体的な見せ方になっています。こういった場合は差し替える画像にも影や反射などを追加する必要があります。
先方からご支給いただいた画像に影がついていることもありますが、画像ごとに少しずつニュアンスが違うこともよくあります。こういった場合は紙面に配置した時の統一感が損なわれる恐れがあるため、デザイナーにて影を付け直します。
影を付け直す時は元デザインの影の付け方と揃えます。細かいことかもしれませんが、影がある場合とない場合では大きく印象が変わってきます。
「既存のデザインや雰囲気を壊さない」という点ではとても大切なことではないかと思います。
リニューアル版カタログの完成
クライアント様の更新希望箇所を反映し、完成した新会社案内カタログがこちらです。

今回のようなカタログリニューアル案件に取り組むと、 “細かいところまで気を配る大切さ“を感じます。先ほどの影の件のように「ちょっとしたこと」でデザインの印象が変わることがあります。
毎年デザインの変更は行わず内容だけ更新するというのは、きっと今のデザインをクライアント様が気に入ってくださっている部分もあるかと思います。
だからこそ、リニューアル時に「いつもと何か違う」と感じさせてしまわないよう、今後も真摯に対応していきたいと思っております。
“作って終わり”にしない-会社案内冊子リニューアルの更新ポイント
会社案内カタログは一度作ればしばらく使えるというイメージがあるかもしれません。しかし実際には、企業のサービス内容や採用情報、社会的な取り組みは年々変化していきます。せっかくの会社案内も、“今の会社の姿”を正しく伝えられていなければ機会損失になりかねません。
ここでは、長く使ってきた会社案内を「そろそろ見直したい」と感じているご担当者様に向けて、リニューアルの段階を3つのレベルでご紹介します。
1. 表紙を変える – 第一印象をアップデートする
まず取り組みやすいのが、表紙デザインのリニューアルです。中身の情報はそのままでも、表紙を今の企業イメージに合わせて刷新するだけで印象が大きく変わります。
表紙をその年のメイン製品や注目されたい取り組み、訴求したいイメージにすることで、常に成長を続けている企業イメージにもつながります。“変えすぎず、今らしさをプラスする”のがポイントです。
2. 新製品や新しい取り組みを差し替える – 情報を最新化する
次のステップは、内容の部分的な更新です。新製品・新サービスの掲載、組織変更や拠点追加の反映、SDGs・環境対応などの新しい取り組みを紹介することで、「常に動いている企業」という印象を与えられます。
この段階では、既存デザインのトーンを保ちながら、写真やコピーを最新情報に差し替えるのも一つの手段です。内容を更新するだけでも、採用活動や展示会などでのカタログ配布時にも“今の企業”をしっかり伝えられます。
3.コンテンツ全体を見直す – 企業のストーリーを再構築する
数年に一度、会社案内の掲載コンテンツ全体を見直す機会を設ければ、社会の変化や事業の拡大に合わせて「どんな順番で、誰に、何を伝えるべきか」を再考し、より“目的に合ったカタログ”へと進化させることができます。
たとえば、
- 事業紹介中心 → 採用重視への再構成
- 製品スペック重視 → ブランドストーリー重視へ
- 紙+Webの連携を意識した設計 など
リニューアルの目的を「刷新」ではなく「企業の再定義」と捉えることで、会社案内は単なる紹介ツールではなく、企業の“今”と“これから”を映すメディアに変わります。
会社案内パンフレットのデザイン制作まとめ
今回は、歯科関連製品メーカー様の、会社案内カタログリニューアル事例をご紹介しました。
毎年の定期改訂として、既存デザインを活かしながら内容の更新や製品情報の追加を実施。新製品の掲載やレイアウトの微調整、画像の差し替えにおいても、統一感を損なわないよう細部まで丁寧に調整を行いました。“変えない中で精度を高める”という姿勢で取り組むことで、長く活用いただけるカタログデザインを維持しています。
JPCでは、企業様のブランディングを支える印刷物の改訂・リニューアル・再設計までを一貫して対応しています。内容の更新だけを行うケースから、全体構成の見直しやビジュアル刷新まで、目的に合わせた最適な進め方をご提案いたします。「今の会社に合ったカタログに更新したい」「長年使ってきたカタログを整理したい」といったご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
会社案内カタログ・パンフレットのデザイン制作について詳しくはこちらのページもご覧ください。
