【デザインの裏側】ホームセキュリティ関連機器のパッケージデザインの制作
2021年2月16日
今回は、放送/ 通信/ セキュリティ機器メーカー様よりご依頼頂いた、
ホームセキュリティ関連機器 新シリーズのパッケージ制作についてご紹介します。
■製品の概要
この一連の製品は、配線不要の屋外設置用ワイヤレスフルHD カメラを中心に、 各機能に特化した関連機器を複合的にリンクさせる事で、あらゆる状況・用途に対応した、ホームセキュリティ環境の構築を手軽に実現できる製品シリーズです。
パッケージ制作は、新シリーズとしてのフォーム展開は元より、ホームセキュリティ機器としての「信頼性」「高機能性」の訴求を図り、さらには導入の手軽さも印象付ける事で、店頭におけるユーザーの関心を高められるパッケージデザインを目指しました。
■パッケージデザインの検討
初期段階のフォーム提案では、カメラ/ モニター/ 受信機/ センサー類など、店頭での存在感を高めつつ各商品の違いが簡単に判別できるように各要素のレイアウトの検討を重ねました。
＜初期段階の提案一例＞
高機能・多機能であるために、多くの訴求要素を1 つの面に盛り込む事が求められました。
加えて、店頭でのあらゆる陳列状況を考慮して、面ごとに反復表記をする必要もあるのですが、要素が多いからということで、チラシ的な詰込み方をして安価な印象を与えることは避けないといけません。
それぞれの要素の必要性と役割を踏まえ、限られたスペースの中で一つ一つが埋没することなく、一体感が保たれるように優先順位の検証をクライアントとの間で繰り返し行いました。
■CG 制作
ワイヤレスカメラの製品画像は、先方支給のCAD データを元にフル3DCG で制作。
筐体の質感、発光部の透過感など、撮影では表現しきれないディテールに至るまで精巧に再現しました。
CGなら製品の試作過程で生じる、形状や色の変更にも対応が可能です。
詳しくは「CG MAKERS」ページもぜひご覧ください。
初回提案以降、校正を重ねる中で、それぞれ以下の方向性に定まりました。
＜最終調整段階のデザイン＞
ベースを白やグレー調とすることで、「信頼性」や」「親しみやすさ」をイメージさせ、 無彩色の背景との対比により、限られたスペースでの製品画像や機能コピーの強調も図りました。
さらに一貫した配色で、新シリーズとしての統一感を持たせました。
また、店頭でどの面が露出している場合でも、彩度のあるサブカラーと機能的便益を伝えるアイコンの使い分けと反復で、シリーズ内での各製品の違いを明確化。選定時の混同を防ぎます。
裏面は図解を多用し、わかり易さ・読みやすさを優先させたレイアウトで、 本シリーズの利便性、導入の手軽さを訴求しました。
■商品撮影・モデル撮影・映像編集まで撮影に関する全ては「ワンストップスタジオ」にお任せ
今回の商品撮影は全て自社併設のONE STOP STUDIO 京都 にて撮影。
撮影から画像補正まで、関連する全ての工程を一括して執り行いました。
ちなみに今回に限らず、行程の都合上、試作段階のサンプルで撮影となることも多く、実際の販売用の製品と形状や色の違いが生じても、撮影後に画像処理を施すことも可能です。
当初のイメージどおり、シリーズ内の統一感と差別化を両立させたビジュアル表現で、
ホームセキュリティシリーズとしてのブランディング強化につなげ、ユーザーに対して安心・安全を担保する製品シリーズとして、印象付けられるパッケージに仕上げる事ができました。
今後も、商品の価値を際立たせ、存在感を高められるようなパッケージデザインを制作していきたいです！
■JPC なら全てのプロモーションがワンストップ
JPC には映像ディレクター、コピーライター、プログラマー、システムエンジニア、カメラマン、グラフィックデザイナー、空間デザイナーなど専門的なスキルを持ったスタッフが揃っているため、あらゆるプロモーションにワンストップでお応えします。
京都・大阪・神戸はもちろん、東京営業所もございますので、関東、首都圏のお客様もお気軽にご相談ください。
詳しくは「パッケージ」ページもぜひご覧ください。
