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2026.10.05

生成AI動画制作事例 – 全編AIの新ブランドイメージ映像 –

生成AI動画制作事例 - 全編AIの新ブランドイメージ映像 -

今回は、生成AI動画の制作事例をご紹介します。

生成AI動画は、画像生成AIや動画生成AIを活用して映像をつくる手法です。撮影では実現が難しい規模のシーンや、多数の登場人物を描けるため、企業のプロモーションやブランディングの映像にも活用できます。一方で、AI特有の不自然な動きや、他社のロゴなど意図しない要素が生成されることへの対応など、企業の映像として公開するための品質管理が欠かせません。

本記事では、大阪の医療機器メーカー様が立ち上げたアスリート向けコンディショニングブランドのイメージ動画を、全編AI生成で制作した事例をご紹介します。静止画生成から動画化、編集までの工程とあわせて、実写に近い生成AI動画を制作するポイントも解説します。

「AIを活用した映像制作を検討している」「撮影が難しい映像を形にしたい」というご担当者様の参考になれば幸いです。

生成AI動画制作の概要

まず、生成AI動画制作の概要についてご紹介いたします。

ご依頼主 – 大阪の医療機器メーカー様 – 

今回の案件は、大阪府の医療機器メーカー様からご依頼いただきました。物理療法機器や運動療法機器、評価・測定機器などの製造・販売・メンテナンスを手がけていらっしゃいます。

医療分野にとどまらず、スポーツサポートにも取り組まれており、同社の製品はさまざまなスポーツシーンでアスリートのケアや治療、計測に活用されています。

ご依頼内容 – アスリート向け新ブランドのイメージ動画制作 – 

今回ご依頼いただいたのは、アスリートのためのコンディショニング新ブランドのイメージ動画の制作です。

新たに立ち上げたブランドを、Webや展示会で発信するための映像としてご相談いただきました。あわせて、同ブランドの製品プロモーション動画とHow To動画もご依頼いただいています。

生成AI動画制作のポイント – AIらしさを感じさせないルックと惹きつける展開 – 

動画のターゲットは、すべてのアスリートです。クライアント様からは「数多くのアスリートを登場させたい」というご要望をいただきました。また、力を発揮しきれずにいたアスリートたちが、ある変化をきっかけに自分の可能性を引き出し、高いパフォーマンスを発揮して歓喜する。そんな壮大なストーリー構成に沿って進めました。

多くのアスリートが登場するスケールの大きな構成を、ご予算内で実写に近い映像として実現するため、今回は撮影を行わず、全編をAI生成で制作しています。制作で意識したポイントは以下の2点です。

  • 一目でAIだとわからない、自然なルック
  • 見る人を惹きつける魅力的な展開と画づくり

JPCではいち早くAIを導入しており、静止画生成と、そこからの動画生成を分業して進められる体制を整えています。この体制を活かし、AI生成を前提としたご提案を行いました。

AIで生成したアスリートのビジュアル

生成AI動画制作の流れ

構成の検討と字コンテ作成

クライアント様からは、AIを活用して作成されたストーリー構成のたたき案をいただいていました。スケールの大きな内容だったため、まずは制作メンバー全員でブレインストーミングを行い、映像としての方向性と落とし所を模索しました。

方向性が見えてきた段階で、いくつかのシーンを試しに生成。生成した画のイメージとラフな絵コンテをあわせてクライアント様に確認いただき、完成像のすり合わせを行いました。

確認の過程で、登場させるアスリートの数を増やすご要望をいただきました。これを受けて、AIを使いながら構成を細かく分け、どのシーンにどのアスリートを登場させるかを字コンテで詰めていきました。

▼字コンテ

字コンテ

静止画生成と動画化

字コンテをもとに、まずはAIで静止画を生成し、その静止画をさらにAIで動画化しました。動画化の際に使用するプロンプトもAIに相談し、各シーンに適したプロンプトを出してもらいながら生成を進めています。静止画生成の時点でルックが統一されていたため、映像全体のトーンも作りやすくなりました。

スポーツを題材にした映像では、AI生成の過程で既存のスポーツメーカーのロゴや、企業名入りの看板が生成されてしまうことがあります。編集で消せるものは編集で対応し、どうしても消せないものは生成し直しています。また、静止画の段階では描かれていなくても、動画化した際に動きの中で現れるケースもあるため、全カットを確認して対応しました。

AI生成ビジュアル1
AI生成ビジュアル2

AIで生成した動画の編集・仕上げ

ある程度素材が揃った段階で、BGMの選曲と編集に入ります。編集を進めながら不足している素材を洗い出し、再度AIで生成して調整しました。

AI生成の素材は、生成したものがすべて使えるわけではありません。顔の向きが急に変わるなど、物理的に不自然な動きが途中で発生することがあります。そのため、各素材のどの部分を使うかという使用尺の選定を丁寧に行いました。

全体が組み上がったら、テロップを入れ、グレーディングで映像のトーンを整えて初稿を完成させました。初稿へのフィードバックを受け、カットの再編、ナレーション文言やテロップの変更を行い、映像のOKをいただきました。

AI生成ビジュアル3
AI生成ビジュアル4

生成AI動画の完成

完成した動画がこちらです。

新ブランドのイメージ動画制作の事例紹介ページ

完成した動画は、AI生成でありながら実写に近いルックで統一され、数多くのアスリートが限界を超えていくストーリーを印象的に描いた仕上がりとなりました。制作途中から「とてもかっこいい動画をありがとうございます」とのお言葉をいただき、完成した映像にもご満足いただいています。

実写に近い生成AI動画を制作するポイント

AI生成を活用すると、大規模なロケ撮影や多くの出演者の手配が必要なシーン、実際には撮影が難しいシチュエーションも、撮影を行わずに映像にできます。撮影にかかる費用や期間を抑えやすいため、限られた予算の中でもスケールの大きな映像表現を実現しやすい手法です。

一方で、AIらしい不自然さが少しでも残ると、映像の説得力は大きく下がります。ここでは、実写に近い生成AI動画を制作するためのポイントを3つご紹介します。

1. 静止画の段階でAIらしさを取り除いてから動画化する

AI動画の生成方法には、主にテキストから直接動画を作る方法と、画像をもとに動画を作る方法があります。実写に近い映像を目指す場合は、先に静止画を生成し、その画像を動画化する方法がスムーズです。構図や光、人物の見た目が画像で固定されるため、AIは動きを加えることに集中でき、仕上がりが安定します。

動画の品質は、元になる静止画の品質に大きく左右されます。肌の質感が不自然に滑らか、光の当たり方が平面的など、AIらしさが残った画をそのまま動画化すると、その違和感も映像に引き継がれます。静止画の段階で細部まで確認し、不自然な箇所を修正・再生成しておくことが、実写に近い動画への近道です。

2. 構成を細かく区切り、短いカット単位で生成する

生成する尺が長くなるほど、人物の顔や服装、背景の細部が少しずつ変化し、不自然な箇所が増えやすくなります。長いシーンを一度に生成しようとすると、途中で破綻した部分のために全体を作り直すことにもなりかねません。

構成をあらかじめ細かいカットに区切り、短い単位で生成してつなぐ方法がおすすめです。カットごとに品質を確認でき、不自然な箇所が出てもそのカットだけを差し替えられるため、映像全体を実写に近い状態に保ちやすくなります。

3. 不自然な動きがないか、人の目で細かく確認する

生成AIの動画には、一見自然に見えても、よく見ると実際にはあり得ない動きが含まれていることがあります。とくに、手や指があり得ない角度に曲がる、人物が振り向く途中で顔の形が変わるといった破綻は起こりやすい傾向があります。

こうした違和感は、通常の速度で再生すると見落としがちです。コマ送りで人物の顔や手足の形が保たれているか、光の向きと影の動きが合っているかなどを人の目で確認し、不自然な部分は使わない、または生成し直すことで、実写に近い品質に仕上げられます。

生成AI動画制作まとめ

今回は、大阪の医療機器メーカー様よりご依頼いただいた、生成AI動画制作事例をご紹介しました。

撮影を行わず全編をAI生成で制作したことで、数多くのアスリートが登場するスケールの大きなストーリーを、ご予算内で映像化しています。静止画の段階からルックを作り込み、AIらしさを感じさせない映像でブランドの世界観を表現しました。

JPCの生成AI動画制作サービスでは、生成AIを駆使した幅広い表現で、目的に合わせた映像をご提案しています。AIの技術はもちろん、経験豊富な社内クリエイターが企画から編集まで一貫して手がけることで、企業の映像として高品質な仕上がりを実現します。生成AI動画の制作をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

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