パッケージデザインの制作事例-トレンドを意識したデザイン提案
2024年4月11日
店頭でさまざまな商品を検討するときに、目を引いたり、他社商品と比較したり、重要な役割を果たす商品のパッケージ。
パッケージのデザインによって、ブランドイメージが作られ、商品の印象が大きく左右され、売り上げにも影響するなど、大変重要な役割を果たします。
また、パッケージデザインのイメージを軸に、什器やカタログなどのイメージも展開されています。
今回は、トレンドに敏感で美容意識の高い女性にお届けするシリーズ商品のパッケージ制作についてご紹介します。
パッケージの制作をご検討のお客様は、是非このブログを読んで参考にしてみてください。
パッケージのデザイン制作概要
まずは、今回JPCで制作したパッケージデザインのご依頼内容について詳しくご紹介します。
パッケージのデザイン制作 ご依頼元企業様
今回パッケージ制作をご依頼いただいたお客様は、京都に本社を置く、化粧品メーカ様です。
以前にも他の商品のパッケージ制作を含めた様々な販促物をご依頼いただいているお客様で、ご希望のデザインイメージがある程度認識できている状態でのスタートでした。
製品パッケージのデザイン制作 ご依頼概要
今回制作するパッケージは、入浴材・洗顔料・フェイスパックの3商品がシリーズとして展開される商品です。
商品に共通する特徴として、次世代の美容成分として注目されている"バクチオール"が配合されています。
個別の商品としても入浴材にはシカ成分、洗顔料には酵素成分、モデリングマスクにはビタミンCが配合され、トレンドと美容意識の高い女性をターゲットにしています。
パッケージ制作にあたってはこれらの特長を踏まえ、ユーザーに対して、より効果的にアピールできるデザインを目指しました。
完成したパッケージのデザインはこちらです。
パッケージデザインの制作ポイント
パッケージを制作するにあたって、一番重要なのは視覚的なアピールです。
そのため、実店舗に置かれている商品を参考にしながら、既存商品がどのように展開しているか、成分や効果がどのように表示されているかを意識しました。
また、ターゲットがトレンドと美容意識の高い女性ということもあり、昨今の美容業界におけるトレンドも研究しながら作成しました。
昨今のスキンケア系のパッケージにおけるトレンドは以下の通りです。
- シンプルでミニマルなデザイン: 過度なデザインや情報は避け、クリーンでシンプルなデザインが好まれる傾向があります。ミニマルなアプローチは製品の純粋さや効果を強調します。
- エコフレンドリーな素材とデザイン: 持続可能性への関心が高まっているため、再生可能な素材やリサイクル可能なパッケージが増えています。環境に優しいデザインが求められています。
- カラーテラピーとパステルカラー: パッケージにパステルカラーを用いることで、心地よさやリラックス感を提供する効果があります。心地よい印象を与えるためにも重要です。
- ジェンダーレスなブランディング: 従来の男性向け・女性向けの枠を超え、製品を広い層に提供するために、ジェンダーレスなブランディングを採用する企業が増えています。
シリーズ物のパッケージデザインにおけるポイント
今回は3商品によるシリーズ商品です。シリーズ展開していく際には、また別のことも考慮する必要があります。シリーズ物のパッケージを制作するにあたって、次の3点を意識しながらデザインを進めました。
1.一貫性を保つ:共通の色使いやフォント、ロゴの配置などを設定するなど、視覚的な統一感保ち、一貫性を持たせることが重要です。これにより、同じブランドであることがすぐにわかり、顧客が商品を識別しやすくなります。
2.個別性を強調する:各商品が異なる機能や特長を持つ場合、それを視覚的に強調することが重要です。異なる製品のパッケージには、色の変化や商品に関連するアイコン、写真、グラフィックなどを取り入れ、個々の製品が異なる特性を表現するようにします。
3. シリーズ全体のストーリーを伝える:シリーズ全体にわたる共通のストーリーをデザインに組み込むことが大切です。製品ラインが一つの物語を語るように、デザイン要素やイメージに一貫性を持たせ、それによってブランド全体のメッセージや価値観を強調します。
上記を考慮して3パターンのデザインを提案いたしましたこちらがそのデザインです。
同じ商品のパッケージとして、3つの方向性のデザインをご提案いたしました。
クライアント様に確認いただいた上でこの中から1つの案の方向性に決まり、そこからブラッシュアップして3商品に展開しました。
完成したデザインは、こちらです。
ビビッドなカラーを使用しつつもタイポグラフィでシリーズの統一感を出しました。
トレンドも意識したミニマルでシンプルながらも手に取りたくなるデザインに仕上がったかと思います。
イメージカットの撮影や、パンフレット、展示会パネルへの展開
商品パッケージはデザインして終わりではありません。
今回はパンフレットに使用するためのイメージカット撮影も弊社で行いました。
撮影スタッフもクライアント様含め長いお付き合いのあるチームでの進行だったのでスムーズに進めることができました。
浴槽や洗面台のあるハウススタジオにて撮影し、後日レタッチなどを経て、その後はパンフレットや展示会パネルも含めた様々な販促物を作成させていただきました。
パンフレット▼
展示会パネル▼
JPCがパッケージデザイン制作でお客様に満足いただけている理由
JPCがクライアント企業様にご満足いただけるパッケージデザインを制作できる理由を、今回のパッケージの事例をもとに、ご紹介していきます。
経験豊富なデザイナーが在籍
JPCにはかっこいい系のデザインを仕上げる男性から、おしゃれなデザインが得意な女性まで、さまざまなデザイナーが多数在籍しております。その商品のターゲットとなるお客様の好みをしっかり理解して、これまでの豊富な経験を活かしてパッケージをデザインいたします。
幅広いジャンルの制作に対応できますので、お気軽にご希望のテイストなどをお申し付けください。
デザインから撮影までワンストップ
JPCでは、撮影も3DCGの制作もワンストップで行うことができます。今回の場合は別のスタジオでの撮影でしたが、
弊社スタジオ「one-stop studio」でも数多くの撮影実績がございます。東京と京都に自社スタジオがございますので、撮影に都合の良いスタジオをお選びいただけたらと思います。
パッケージのデザイン制作のまとめ
JPCでのパッケージデザイン制作について、ご理解いただけましたでしょうか。
JPCでは、パッケージの役割をしっかり理解しながら、ユーザー様、お客様にとって最適なデザインを追求しお届けしております。さまざまなテイストのご希望にお応えし、撮影までワンストップでスピーティーにお応えできるのがJPCの強みです。
さらに、パッケージのみならず、商品を陳列する什器や店頭のヘッダーなど、あらゆる販促物までまとめてご依頼いただけます。パッケージ制作・新商品のプロモーションについてご検討のお客様、まずはJPCまでお気軽にご相談ください。