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グラフィックセクション スタッフブログ

【デザインの裏側】ラインナップの強化につながる製品パッケージのデザイン制作について

2023年3月15日

今回は、大阪の大手パソコン周辺機器/生活雑貨メーカー様よりご依頼を頂いた、VRゴーグル関連製品のパッケージ制作についてご紹介します。

 

●製品について

本シリーズは、VRゴーグルのレンズに取り付けたり、既存パーツと交換することで、より快適にVR体験を楽しむことができるアクセサリー類です。

 

(ハイホールディングバンド) (メガネフレーム回避クリップ)       (スタンド)

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ー ハイホールディングバンド ー

長時間快適にVRゴーグルを楽しむためのバンド。後頭部の下側、額、頭頂部で荷重を分散させることで、頬に集中している負荷を軽減し、重さで変形しにくい高い剛性力でゴーグル本体をしっかり頭に固定します。

 

ー メガネフレーム回避クリップ ー

メガネをつけたままで使用する際に、ゴーグルのフェイスクッションに本製品を取り付けて、部分的に凹ますことで、メガネフレームによるこめかみへの圧迫を緩和させるクリップです。

 

ー スタンド ー

ゴーグルとコントローラーを置くだけで、簡単に片付けと保持ができる収納器具です。機器を設置した状態に愛嬌があり、お部屋を楽しく演出してくれます。

 

以上のようにユーザーに対して目的や趣向に合わせた様々な商品展開が成されています。

パッケージ制作にあたってはこれらの個々のアクセサリーの特長を踏まえ、現状の使用環境に本製品をプラスすることで、より快適にVRゴーグルを楽しむことができる新アイテムとして、その優れた便益を効果的にアピールすることを目指して、デザインの検討を行いました。

 

●パッケージデザイン制作

本製品は、特定のVRゴーグル機器にのみ対応する専用製品であり、既に売り場展開がされている同ゴーグル対応製品のシリーズが存在します。

売場においては、対象となるゴーグルの製品イメージを踏まえたパッケージのデザインフォームも既に確立/定着しており、今回の新アイテムのデザインも、それらのシリーズを構成する製品群に加わることになります。

 

(既存品 各種)

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上記の通り、既存フォームは、白基調+淡いグラデーション というシンプルなデザインで統一が図られており、そのため、売り場においては、アイテムが多岐に亘っていても、関連製品としての「一体感」が維持され、本シリーズの「強み」である、様々な使用シーンに対応した製品が豊富に取り揃えられている、という店頭訴求を可能にしています。

 

今回の新アイテムは計3種あり、コンパクトな袋タイプから、ボリュームのあるボックスタイプまで、パッケージ仕様やサイズに違いはありますが、これらが加わることにより、その「強み」が更に強化されるよう、既存フォームの継承/保持を前提とした上で、個々のアイテムの特長を埋没させることなく明確に際立たせ、ユーザーにアピールできるデザインの検証を、各パッケージごとに入念に行いました。

 

(既存品 各種)

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クライアントからのデザインイメージ指示を元に、初回案のレイアウトを制作。

アイコン/サブコピーなどを、限られたスペースを有効活用して効果的にあしらい、それら各要素のデザインや位置には極力一貫性を持たせました。

その上で、ボックスタイプの「バンド」と「スタンド」については、箱に格納されて製品の全容が見えないため、製品画像を大きく配置。売り場に於けるアイキャッチ効果を狙うと同時に、使用用途や既存パーツとのデザインの違いが一目で伝わるレイアウトとしました。

「クリップ」は製品そのものが小さい上に用途の判断がしづらいため、機能説明も兼ねた、線画イラストをメインビジュアルとしました。またこちらは製品をパッケージ内に入れ込むのではなく、実物を見せる手法をとっているため、パッケージ台紙上での配置も検討。

工場ではめやすく、出荷時や店頭でずれ落ちることの無いよう、固定の方法も提案しました。

 

「スタンド」は製品サンプルを弊社のONE STOP STUDIO KYOTOにて撮影。使用シーンをイメージしやすいよう、ゴーグル&コントローラーを設置した状態も併せて撮影し、多重露光的な表現で合成を行いました。

加えて、ロボとしてのキャラクター性もアピールできる製品であることも考慮し、踏ん張ってゴーグルを支えている愛嬌のある様子が効果的に伝わるよう撮影アングルも検討し、情緒的価値も高められる表現を図りました。

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バンド」に関してはメインイメージ画像をフルCGで制作

撮影時にサンプルの調達がつかない場合でも、社内のCGデザイナーによる高いクオリティで、撮影と同等のイメージに仕上げる事が可能です。こちらにもゴーグル本体に取り付けた状態がわかりやすく伝わるよう、多重露光的な手法で表し、さらに頭部装着のイメージを補足することで、既存パーツとの機能的価値の差別化を図っています。

 

より詳細な内容は側面/裏面に集約。図解の多用により、機能をわかりやすく解説することで、個々の製品の更なる特長づけを行なっています。

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●完成

当初のイメージどおり、新アイテムとしてのアピールすべきポイントを明確に表しながらも、既存フォームのパッケージとの融和を図る。これらを両立させることで、店頭における本シリーズの更なるラインナップ充実に貢献出来るパッケージに仕上げることができました。

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今後もその商品/シリーズにとって最善の表現手法を、既存品も含めた店頭状況を踏まえて検討し、ユーザーとクライアント、双方にとって最良の解決策を提供できるデザインを目指していきたいと思います。

 

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