2025.05.15
ロゴから作る総合プロモーション事例 -ロゴデザイン・チラシ・動画

今回は、京都の私立大学様よりご依頼いただきました、ロゴデザイン制作についてご紹介します。
新しいサービスやプロジェクトなどを立ち上げる際、その名称は必ずつけられるかと思いますが、ロゴまで制作することはケースバイケースかと思います。しかしながら、ロゴは形のないものの存在感を高め、あらゆる場所で柔軟に活用できる最もコンパクトな販促ツールです。ロゴはブランディング形成の重要な核となる存在と言えます。
この記事では、私立大学様の新設プロジェクトで使用するロゴ制作およびロゴを使ったチラシと映像制作についてご紹介します。ロゴ制作に興味がある、ロゴデザインができる会社を探している、という方々の参考になれば幸いです。
目次
ロゴデザイン制作事例の概要
はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。
ご依頼主 – 京都の私立大学様 –
今回ご依頼いただいたのは、京都に本部を置く私立大学様です。これまでもJPCへ、在学中の学生へ向けた映像制作などをご依頼いただきました。
ご依頼内容 – 大学新プログラムのロゴデザイン –
今回クライアント様は、複雑化するこれからの時代に求められる“新たな価値を創造できるチカラ”を養うことを目的とした教育プログラムを新設されました。
その教育プログラムを表すモチーフとして、JPCへプログラムロゴの制作をご依頼いただきました。さらに完成したロゴを活用した、チラシやオープンバッジ(知識やスキルのデジタル証明書)、映像の制作も一式で承りました。
デザインのポイント – コンセプトのビジュアル化 –
新プログラムということでイメージできるものが何もない状態でのスタートだったため、プログラム名とリンクするコンセプトを設定し、それをビジュアル化することを意識しました。
コンセプトとなるモチーフが核としてあることで、その他の販促物にも共通のコンセプトを反映でき、新プログラムを象徴するような統一感のあるデザインにつながりました。
ロゴデザイン制作の流れ
デザインの詳細をご紹介します。ロゴデザインから着手し、ロゴ完成後にチラシやオープンバッジを制作し、イメージを踏襲した映像制作へと進みました。次節より詳しくご紹介します。
ロゴデザイン制作
本件の要となるロゴ制作は、初めにクライアント様から大まかなイメージをお聞きしました。
新設プログラムの名前についている「ゲートウェイ」というキーワードに、未来への扉を切り開くという意味が込められていることから、今回は『扉』をコンセプトとしてデザインすることになりました。
このようにモチーフを初めに決めておくと、クライアント様と円滑にイメージを共有でき、進行もスムーズになります。
ロゴは色々な方向性で複数案ご提案させていただき、その中から決定しブラッシュアップして完成しました。
完成したロゴデザインがこちらです。

採用されたデザインは先進的でデジタルを感じさせるオリジナルフォントで『DIG』と目立たせるレイアウトに決まりました。右側の唐草模様のような扉をイメージしたアイコンは、実は“D・I・G”のアルファベットで構成されている点がポイントです。
カラーはやさしさと知性を感じさせるミントグリーンとグレーを組み合わせ、スマートでフレッシュな印象に仕上げました。
教育プログラムのチラシ制作
続いてチラシの制作に進みます。まずプログラムの概要や、今回のチラシで掲載したい内容をコピーライターがまとめました。
大学の教育プログラムということで、内容が難しくなりすぎないよう注意しつつ、新たな取り組みや先進的なプログラム内容をしっかりと伝える構成を考えて提案いたしました。メインとなるキャッチコピーは「新たな価値を想像できる人材育成」をアピールするため「開け、新たな価値」を起用しました。
原稿と構成が固まりレイアウトへ進みます。チラシのデザインは2パターンご提案し、扉と光をイメージしたデザインが採用されました。
完成したチラシがこちらです。

内容が伝わりやすいようにアイコンを加え、テキストの視線の流れを考慮しレイアウトしました。
背景はメインキャッチコピーの「開け、新たな価値」とリンクするような、扉の先に光り輝く新たな未知の世界の広がりを表現しています。
ネイビーやブルーをベースにしつつ、全体的に重い印象にならないよう円や光のモチーフを加えています。
オープンバッジデザイン
チラシの進行とともに、「オープンバッジ」のデザインもご提案しました。オープンバッジとは、教育プログラムで制定されている授業を全て履修完了した際に発行される、学習歴のデジタル証明書です。
学生に欲しいと思ってもらえるようなデザインを意識して、複数の案を制作いたしました。
完成したバッジデザインがこちらです。

採用となったデザインは盾のようなフォルムをベースにチラシのモチーフにも使われている光をあしらい、デザインに一貫性を持たせています。
縦型映像制作
最後にチラシのデザインや内容をベースに教育プログラム紹介用の映像を制作いたしました。
ターゲットである大学生に向けて、スマートフォンでの視聴を想定した縦型動画で進行しました。
まずコピーライターが2分弱の尺で、プログラムの概要や魅力を簡単に紹介するシナリオを作りました。
オープニングは「ひらけ、新たな価値」というキャッチコピーとともに扉が開くイメージで興味を掻き立て、全体的なデザイントーンはチラシの雰囲気を踏襲した、幻想的なイメージで制作しました。
完成した映像がこちらです。

チラシに使用しているアイコンやパーツを用いて連動性を持たせ、動画ならではの動きと落ち着いたナレーションで、テンポよくプログラムの魅力を紹介する映像となりました。
大学新プログラムのロゴおよびPRツールの完成
ロゴデザインから始まり、約3カ月ですべてのデザインが完成いたしました。

新たなプログラムのためゼロからの制作でしたが、ロゴ、チラシ、オープンバッジ、映像とワンストップで制作することで統一した世界観を作り上げることができました。
一貫したイメージで、初めて見る方にとっても認知しやすい販促ツールができたと思います。
JPCが選ばれる理由
ロゴデザインやプロモーションツール制作でJPCがお客様にお選びいただける理由をご紹介いたします。
コンセプトを設定し複数の提案ができる
ロゴのような抽象的なデザインの場合、JPCでは「おしゃれに見える」だけで終わらないコンセプトのあるデザインをご提案するようにしています。それは誰が見ても伝わるモチーフの時もあれば、よく見るとコンセプトが隠れている場合もありますが、そういった共通認識があることで、クライアント様にとっても思い入れのあるロゴに仕上がります。また、ロゴに限らずクライアント様の中でイメージが固まっていない広告については、複数のデザインテイストをご提案いたします。デザインに幅を持たせることでクライアント様も選びやすくなり、結果スムーズな納品へつながります。
さまざまな広告をワンストップで制作できる
JPCの強みは、グラフィック・Web・映像制作から広告配信まで、自社でワンストップ対応ができることです。さらに、自社スタジオを京都と東京に有しているため、撮影が必要な広告も低コストでスピーディに制作できます。今回のように、1つのプロジェクトに対して複数の販促ツールが必要な際、各制作物を別々の制作会社へ依頼すると、クライアント様の負担が大きくなってしまいます。JPCでは担当営業がクライアント様のご依頼窓口となるため、クライアント様側のハンドリングの負担を軽減でき、全体で統一感のあるプロモーションが実現します。
ロゴデザイン制作のまとめ
今回は、私立大学様が新設された教育プログラムのロゴデザイン及びPRツール一式の制作事例についてご紹介しました。
プログラム名と掛け合わせたロゴデザインや、扉の先に光り輝く未来を表現するツール一式が完成しました。教育プログラムや新サービスのような形のないものでも、ロゴを作るだけで販促の「土台」ができあがり、さまざまな販促物に共通イメージを植え付けることができます。
JPCではデザイナー・コピーライター・映像ディレクター・マーケターなどがチームとなって、お客様のサービスプロモーションをサポートさせていただきます。関西・関東に営業所がありお見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
