2026.03.16
縦型ショート動画制作事例-学生のリアルが伝わる学部PR映像-
今回は、大学の学部(学環)紹介用の縦型ショート動画制作事例をご紹介します。
近年、大学や専門学校をはじめとした教育機関では、SNSを活用した情報発信の重要性が高まっています。とくに高校生世代に向けた広報活動では、スマートフォンで気軽に視聴できる縦型ショート動画が有効な手法の一つとなっています。
しかし、短尺動画は単に“短くまとめればよい”というものではありません。限られた時間の中で、誰に・何を・どのように伝えるかを明確に設計しなければ、印象に残らず流れてしまいます。
本記事では、高校生向けの大学学環PRの縦型ショート動画制作事例をもとに、映像制作のポイントや流れをご紹介します。SNSを活用した学生募集広報をご検討中のご担当者様の参考になれば幸いです。
目次
縦型ショート動画制作の概要
まず、縦型ショート動画制作の概要についてご紹介いたします。
ご依頼主 – 兵庫の大学法人様 –
今回のご依頼主は兵庫の大学法人様です。
代理店を通じて、これまでにも映像やWeb制作をご依頼いただいており、現在も別部署にて映像制作が進行中です。また、Web広告も年間を通して運用されるなど、継続的に情報発信を強化されています。
ご依頼内容 – SNS投稿用の縦型ショート動画制作 –
今回ご依頼いただいたのは、高校生や保護者層に向けて、国際系学環の魅力を伝えるSNS用縦型ショート動画の制作です。
とくに「留学」や「グローバルな学び」といった特色を、若年層にも親しみやすく伝えたいというご要望をいただきました。配信媒体はYouTubeショートやTikTokを想定し、ターゲットの視聴スタイルに最適化した縦型ショート動画として設計・制作しています。
今回制作した動画は、テーマの異なる3本のショート動画で構成されています。
- 学環の魅力を語るインタビュー
- 学生が留学先への思いを語るインタビュー
- リアルなキャンパスライフを伝える学生の1日
縦型ショート動画制作のポイント – 学生のリアルを引き出す演出設計 –
今回の縦型ショート動画制作では、以下の3点を重視しました。
- 学生のリアルな声・表情を活かす
- つくり込みすぎない自然なトーン
- 縦型SNSに最適化した撮影設計
ターゲットである高校生に興味・親近感を持ってもらうには、完成度の高い長尺映像よりも、飾らないナチュラルな雰囲気の短い動画が効果的です。スマートフォンで気軽に撮ったようなテイストを意識することで、同世代の学生がより共感しやすいコンテンツに仕上げました。
縦型ショート動画制作の流れ
ヒアリング・企画検討
クライアント様からいただいたのは、「学生が生き生きとしている姿を見せたい」というご要望でした。
ターゲットは高校生・保護者層だけでなく、在学生が見ても「この大学に入って良かった」と感じられる内容にしたいという意図もあり、過度につくり込んだPR映像ではなく、リアルな学生の姿をそのまま届けることがコンセプトの軸となっています。
この方針をもとに、インタビュー形式2本・キャンパスライフのドキュメント1本という3本構成を設計しました。
出演学生の選定・アンケート実施
まずはクライアント様側で出演学生を選定いただきました。国際系学部の特色が自然に伝わるよう、留学経験や印象的な学びを体験している学生を中心に候補を挙げていただいています。
その後、学生へアンケートを実施し、志望理由や学部の魅力、留学体験、高校生へのメッセージなどをヒアリング。ヒアリングをもとにJPCでリライトし、縦型ショート動画に適した長さとテンポに合わせて最終作成しています。
香盤作成・撮影準備
撮影は平日の通常授業の合間に実施しました。そのため、各出演学生の時間割を確認しながら、無理のないスケジュールで香盤を作成しています。
移動距離や空き時間、撮影場所の状況まで事前に整理し、限られた時間の中でも効率よく撮影できるよう準備を整えました。
また、機材はiPhoneを使用し、設営や撤収に時間をかけない体制で学生の負担を抑えながら、自然な空気感を保てる撮影環境で進行しました。
縦型ショート動画の撮影
撮影当日は、学生ができるだけ緊張しない空気づくりを最優先しました。大掛かりな機材を使わず、学生にとって見慣れたスマートフォンで撮影することで、インタビューというよりも日常の延長に近い雰囲気を意識しています。
若手スタッフも現場に入り、距離感の近いコミュニケーションを図りながら進行。縦型動画は画面の横幅が限られるため、背景の整理や立ち位置、テロップ用の余白まで考慮した構図設計を行いました。
「学生の1日」では外国人学生との自然な交流シーンも収めており、国際系学環ならではの環境が視覚的に伝わる映像となっています。
編集・カット選定
まずは、クライアント様と撮影素材を共有し、方向性を確定しました。
ショート動画ではテンポの良さが重要ですが、速さだけを追求すると内容が伝わりません。そのため、テロップが確実に読める表示時間を確保しながら、離脱を防ぐリズム設計を行っています。
画面上部にはシンプルな白背景で質問テロップを配置し、視聴者が瞬時に動画の文脈を把握できるよう工夫しました。
また、SNSではミュート視聴も多いため、音声に頼らず理解できる構成に調整しました。本文テロップは赤と白のコントラストを活かした視認性の高いデザインとし、国旗や地球・飛行機などのアイコンも取り入れることでSNSらしい軽さとテンポを演出しています。
複数の学生の表情をグリッド状に並べたカットも取り入れ、短時間で学環全体の活気と多様性が伝わるよう仕上げました。
「学生の1日」ではタイムスタンプと場面ごとのシンプルなテロップで時系列を追いながら、説明過多にならず、テンポよくキャンパスライフが伝わる構成にしています。



縦型ショート動画の完成
完成した動画がこちらです。
完成した動画は、学生の生き生きとした姿が自然に伝わる仕上がりとなりました。クライアント様からも好評をいただいており、現在もSNS上で継続的に活用いただいています。
また、今回の反響をもとに続編制作のご相談もいただいており、広報施策の一環として展開が広がっています。
大学紹介に縦型ショート動画を活用するメリット
近年、大学広報においても縦型ショート動画の活用が広がっています。従来のパンフレットや長尺の紹介動画と比べ、ショート動画はより気軽に視聴されやすく、日常的な情報接触の中に自然に入り込める点が特長です。
ここでは、大学紹介や学部・授業紹介にショート動画を取り入れるメリットを紹介します。
1. SNS世代との親和性が高く、自然に接点をつくれる
高校生にとって縦型ショート動画は、特別なコンテンツではなく日常的に見ているフォーマットです。検索して調べる前の段階でも、タイムライン上で偶然目に触れることがあり、まだ志望校として比較検討していない層にもアプローチできます。
通学中やちょっとした空き時間にも視聴されやすく、気づかないうちに接触回数が積み重なっていくのも特徴です。大学名や学部の存在を“自然に印象づける”という意味で、ショート動画は相性のよい手法といえます。
2. 学部や授業の雰囲気をリアルに伝えられる
ショート動画は尺が短い分、雰囲気や空気感を直感的に伝えるのに向いています。キャンパスの様子や授業風景、学生の表情を切り取ることで、「ここで学ぶイメージ」を視覚的に描きやすくなります。
とくに学部・授業紹介では、パンフレットやWebサイトに掲載されている情報だけでは伝わりにくい部分があります。実際の授業風景や学生の様子を映像で補完することで、文字情報への理解が深まり、より具体的な比較検討がしやすくなります。
3. テーマ別に深掘りでき、学部の魅力を具体的に伝えられる
大学紹介を一本の長尺動画にまとめると、どうしても情報が網羅的になり、各要素の印象が薄くなりがちです。学部の特色や制度、学生の活動などを一度に詰め込むことで、結果的に「なんとなく良さそう」という印象にとどまってしまうケースも少なくありません。
一方、ショート動画であれば、留学制度、ゼミ活動、資格支援、学生インタビューなど、テーマごとに切り分けて発信できます。1本ごとに焦点を絞ることで伝えたいポイントが明確になり、それぞれの強みを具体的に印象づけられます。
縦型ショート動画制作まとめ
今回は、兵庫の大学法人様よりご依頼いただいた学環紹介の縦型ショート動画制作事例をご紹介しました。
つくり込みすぎない自然体の演出を軸に、学環の楽しさや魅力がリアルに伝わるよう細部までこだわって制作しています。
ショート動画は、大学紹介や学部・授業紹介において雰囲気を直感的に伝えながら、テーマごとに情報を整理して発信できる有効な手法です。継続的な広報展開にもつなげやすく、SNS時代に適したコミュニケーション設計が可能になります。
JPCでは、企画立案から撮影・編集、SNS運用を見据えた構成設計までワンストップで対応しています。大学広報や学部紹介における縦型ショート動画制作をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。