【デザインの裏側】3DCGを利用した製品のパッケージデザイン
2019年2月 4日
今回は、大阪の大手パソコン周辺機器メーカー様よりご依頼を頂いた、
ドッキングステーションのパッケージ制作についてご紹介します。

ドッキングステーションのパッケージ制作についてご紹介します。

●製品の概要
本製品は、最近増加中の外部端子としてThunderbolt™3 を搭載したノートパソコンに対し、
パソコンを充電しながらケーブル1 本でさまざまな周辺機器を一括接続できる、
Thunderbolt™3 ドッキングステーションです。
最大転送速度40Gbps の高速データ転送を実現する、ハイスペックな仕様に、
金属の質感を活かした高級感のあるフォルムも兼ね備えた製品です。
本製品は、最近増加中の外部端子としてThunderbolt™3 を搭載したノートパソコンに対し、
パソコンを充電しながらケーブル1 本でさまざまな周辺機器を一括接続できる、
Thunderbolt™3 ドッキングステーションです。
最大転送速度40Gbps の高速データ転送を実現する、ハイスペックな仕様に、
金属の質感を活かした高級感のあるフォルムも兼ね備えた製品です。
そのため、本製品がそれらの先駆的な便益を備えた最上位機種である事を踏まえ、
また、約64,000 円とパソコン周辺機器の中では高価格帯に属することも考慮し、
高級感・高機能性を想起させ、店頭に於けるハイエンドモデルとしての位置づけを図ることで、
ユーザーの関心を高めるグラフィック表現を検討しました。
また、約64,000 円とパソコン周辺機器の中では高価格帯に属することも考慮し、
高級感・高機能性を想起させ、店頭に於けるハイエンドモデルとしての位置づけを図ることで、
ユーザーの関心を高めるグラフィック表現を検討しました。
●パッケージデザインの検討
仕様は異なりますが、既存品のドッキングステーションパッケージの
メインイメージがフルCG のため、それらとの親和性を保つため、
今回、本製品もパッケージ前面のメインイメージカットと各パースカットを、
先方より支給されたCAD データを元に3DCG で制作。
レイアウト全体のトーンは、黒を基調に彩度の高いサブカラーとの対比で、
特長部分をスマートに表現して高級感・高品位感を持たせ、
更にパソコンやケーブル類などとの接続状況をわかりやすく訴求できるよう、
個々の要素の配置やアングルの検討を重ねました。
仕様は異なりますが、既存品のドッキングステーションパッケージの
メインイメージがフルCG のため、それらとの親和性を保つため、
今回、本製品もパッケージ前面のメインイメージカットと各パースカットを、
先方より支給されたCAD データを元に3DCG で制作。
レイアウト全体のトーンは、黒を基調に彩度の高いサブカラーとの対比で、
特長部分をスマートに表現して高級感・高品位感を持たせ、
更にパソコンやケーブル類などとの接続状況をわかりやすく訴求できるよう、
個々の要素の配置やアングルの検討を重ねました。
(初期提案時 CG アングル&レイアウトデザイン)




(3DCG 最終画像)

梨子地調の金属部分の質感、側面コネクタ部やケーブルの光沢感など、
撮影では再現しきれないディテールに至るまで、精巧に表現しています。

梨子地調の金属部分の質感、側面コネクタ部やケーブルの光沢感など、
撮影では再現しきれないディテールに至るまで、精巧に表現しています。
対して、パッケージ側面にはさまざまな周辺機器との接続の状態を再現。
こちらは多数の周辺機器+ ケーブルを用いるため、実写で対応しました。
本製品の最大のアピールポイントである「多様な周辺機器との一括接続」を、
より具体的に訴求するため、製品を取り囲むように周辺機器を配置。
こちらは多数の周辺機器+ ケーブルを用いるため、実写で対応しました。
本製品の最大のアピールポイントである「多様な周辺機器との一括接続」を、
より具体的に訴求するため、製品を取り囲むように周辺機器を配置。
盛り沢山の要素が互いに干渉し煩雑にならないよう、
位置・ライティングなどの綿密な検討を重ねました。
(撮影 最終画像)

これらの別々の手法で制作されたCG と実写の画像を、1 つのパッケージに合わせた際に違和感が生じないよう、色味、質感等テイストの再調整を行います。
また、ソリッドで重厚な印象の正面/ 側面デザインに対して、裏面は図解を多用し、

これらの別々の手法で制作されたCG と実写の画像を、1 つのパッケージに合わせた際に違和感が生じないよう、色味、質感等テイストの再調整を行います。
また、ソリッドで重厚な印象の正面/ 側面デザインに対して、裏面は図解を多用し、
わかり易さ・読みやすさを優先させたレイアウトで、
●完成
当初のイメージどおり、
当初のイメージどおり、
製品の優れた機能とプロダクトデザインを具体的に伝えるのは勿論の事、
ユーザーに対して、ハイエンドモデルとしての位置づけを確立させる
ユーザーに対して、ハイエンドモデルとしての位置づけを確立させる
パッケージデザインに仕上げる事ができました。

今後も、パッケージデザインをとおして、その商品の価値を際立たせ、

今後も、パッケージデザインをとおして、その商品の価値を際立たせ、
店頭に於ける存在感を高められるよう、努めて行きたいと思います。
■CG 制作に対応
2016 年9 月よりCG 制作サービス「CG MAKERS」を開始。
熟練した専門スタッフによるCAD データを駆使したCG アニメーションから、
2016 年9 月よりCG 制作サービス「CG MAKERS」を開始。
熟練した専門スタッフによるCAD データを駆使したCG アニメーションから、
人物と背景CG の合成まで、幅広いご要望にハイクオリティな技術でお応えします。
今回のような工業製品も、3D CAD からCG ソフトで着色し、
今回のような工業製品も、3D CAD からCG ソフトで着色し、
撮影では難しいアングルなどでも、写真以上の美しさを実現でき、
製品の試作過程で生じる形状や色の変更にも対応が可能です。
詳しくは「CG MAKERS」ページもぜひご覧ください。
詳しくは「CG MAKERS」ページもぜひご覧ください。
■JPC なら全てのプロモーション制作がワンストップ
今回はパッケージデザインのみの制作でしたが、
JPC には、映像ディレクター、コピーライター、プログラマー、
今回はパッケージデザインのみの制作でしたが、
JPC には、映像ディレクター、コピーライター、プログラマー、
システムエンジニア、カメラマン、グラフィックデザイナー、
空間デザイナーなど専門的なスキルを持ったスタッフが揃っているため、
あらゆるプロモーションにワンストップでお応え致します。
京都・大阪・神戸はもちろん、東京営業所もございますので、
京都・大阪・神戸はもちろん、東京営業所もございますので、
関東、首都圏のお客様もお気軽にご相談ください。
詳しくは「パッケージ」ページもぜひご覧ください。
詳しくは「パッケージ」ページもぜひご覧ください。