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【デザインの裏側】製品カタログの多言語化/製品カタログ制作から多言語化までJPCならワンストップ

2016年6月30日

今回は製品カタログの多言語展開について、詳しく紹介させていただきます。
日本語版から英語版へ、また韓国語版や中国語版へ。グローバルにサービス展開をしておられるお客様の営業ツールとして、製品カタログは欠かせないものです。
※以下の掲載例は、弊社実績のごく一部です。

WI.jpg
▲ 左=中国語版 右=英語版

QC_bokashi2.jpg
▲ 左=日本語版 右=英語版

以下、ふだんカタログの制作にあたって留意しているごく基本的なことをいくつか記してみます。この記事をご覧いただいている中には、今まさに自社の商品カタログや製品パンフレットの多言語化をご検討中の方もいらっしゃるでしょう。この記事が何らかのヒントや参考の一助となれば幸いです


【文字数の違いを考慮する】
大切なポイントなのについ忘れてしまいがちなのが、言語によって文字数が全く異なるということ。特に英語をはじめラテン文字系に変換する場合は一語に必要な文字数が多くなりがちですし、逆に中国語に変換する場合は日本語よりも文字数が少なくなることもしばしばです。
「ベースとなる日本語カタログではなんとか収まっていたのに、英訳したらとてもじゃないが入りきらない」というのが、もっとも起こりやすいケースです。

この場合、「もとのレイアウトはできるだけ維持したまま」という条件下で一般的に行われる対処方法としては
・フォントサイズを変える(文字を小さくする)
・Condence(長体)フォントを使用する
などがありますが、多用しすぎると可読性の低下につながるおそれもあるのでなるべく避けたいところ。なので、次に述べる「基本フォーマットの設計」がもっとも重要になります。


【基本フォーマットに余裕を持たせる】
一から新しくカタログを作りたい、あるいは既存のカタログをリニューアルしたい。いずれの場合でももっとも重要なのは「基本フォーマットの設計」です。さまざまなケースを想定しなければならないので、ここにもっとも時間をかける必要があります。

多言語化を前提とした場合は特に、各セクションにゆとりを持たせる方向で決めていくのがいいでしょう。上のような「英訳したらセンテンスがかなり長くなってしまう」ケースでも、スペースされあれば解決できることが少なくありません。

同様に、表組も使い方に注意が必要です。情報が整理されて見やすいため日本のカタログでは多用される表組ですが、言語を変換した際に情報が入りきらなくてレイアウトが崩れてしまうことがあります。少なくとも、日本語と英語では全く同じ表組レイアウトは使用できないと考えておいた方が無難です。

また、情報量が全く違う(対象国ごとで掲載すべき情報に差がある)場合は、ページネーションの変更も視野に入れておくといいでしょう。例えば日本語版で2ページだったものを英語版では4ページにするというふうに、多言語化にあたっては柔軟な発想が大切になります。

いずれにしても、言語が変換されても同じ製品/サービスであることが瞬時に伝わるのがもっとも大切なのは言うまでもありません。「基本フォーマット」の重要度は、多言語化の時代になってますます高まっています。たとえ情報量の多寡によって誌面構成を変えたとしても、フォーマットの基本だけはきちんと守られていなければなりません。

LFL.jpg

▲ 左=日本語版 中=中国語版 右=英語版

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▲ 左=日本語版 中=韓国語版 右=英語版


【フォントを揃える】
「多言語間の誌面の共通性」ということでいえば、使用する写真や色使いを揃えることも大切ですが、実はフォント(書体)がたいへん重要な役割を担っているのです。デザインの要は、実はフォントが担っていると言って過言ではありません。事実、グローバル企業ではそれぞれの国の言語/文化事情に合わせてカタログの基本フォーマットや表現内容(写真やコピーなど)を変えることはあっても、使用するフォントだけはルールとして統一するのが一般的な常識となっています。

かつては中国語や韓国語など、アジア系のフォントに文字バリエーションが少なかったものですが、今ではかなり良い環境になってきました。たとえばGoogle社が2014年に発表した、世界中の言語を同一コンセプトで設計したフリー書体Noto FontsはWebフォントにも対応。印刷物のみならず、Webサイトでも使用言語に関係なくデザイン上の統一が図れるでしょう。

NotoFonts.jpg

▲Google Noto Fontsの書体見本より

ここまでいくつかのポイントを挙げさせていただきましたが、いかがでしたか。
もちろんこれらはあくまでも一般論であって、正解がただひとつしかないというわけではありません。
事例ごとにそれぞれの目的や条件が異なります。JPCは常にお客様と緊密にコミュニケーションをとりながら、最適解をご提案いたします。


【JPCなら製品カタログの制作から多言語化、さらに他媒体への展開までワンストップ】
JPCの強みはなんと言っても広告に関するあらゆる工程をワンストップで対応できることです。デザインだけでなく、商品撮影コピーライティングはもちろん、その他リーフレットや新聞広告、Web制作映像など他媒体への落とし込みも迅速に対応させていただいております。

カタログの多言語化においても、豊富な経験とノウハウを持っております。翻訳のご相談をはじめ、印刷物の制作からWeb展開まで、どうぞお気軽にご相談ください。詳しくは「多言語」ページもぜひご覧ください。

京都、大阪、神戸のお客様はもちろん、東京営業所もございますので、東京、首都圏のお客様もお気軽にご依頼ください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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