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2025.04.24

キャンペーンDM制作事例-AIを活用したイラスト風加工

今回は、京都に本社を構える食品メーカー様よりご依頼いただきました、キャンペーンDMのデザイン制作についてご紹介します。

メルマガの開封率が11~30%程度に対して、紙のDM(ダイレクトメール)約7割と高い開封率を誇り、既存顧客の継続的な購入に結び付きます。(*一般社団法人日本ダイレクトメール協会の調査より)デジタル上でのPRが盛んになった現代でも、紙のDMは独自の強みを持っているため、一般消費者向け製品を提供されている多くの企業様が活用しています。定期的にお送りするDMは、企業イメージを定着させるチャンス。ほかの郵便物に紛れていても、手に取っていただけるような企業のオリジナル性を意識したデザインが開封率アップ顧客定着にもつながります。

この記事では、AIを活用したイラストタッチの表紙がポイントのキャンペーンDM制作の事例をご紹介します。DMデザインに一工夫加えたい企業様や、DMの開封率を上げたい企業様の参考になれば幸いです。

キャンペーンDMのデザイン制作事例の概要

はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。

ご依頼主 – 京都の食品メーカー様 –

今回ご依頼いただいたのは、京都に本社を構える食品メーカー様です。主に業務用調味料を中心として、一般向け家庭調味料も自社で開発・製造・販売までされています。今回初めてJPCへデザインをご依頼いただきました。

ご依頼内容 – キャンペーン用圧着DM –

今回は、お歳暮シーズンに向けた冬のギフトセットをPRするキャンペーンDMの制作をご依頼いただきました。中面を開く圧着DMタイプで、表面にキャンペーン特典を記載し、中面で具体的な商品を紹介しています。

デザインのポイント – 企業らしさをPRする工夫 –

ご依頼時にクライアント様から、既存のイメージを大きく変えるデザインにしたいとご要望をいただいていました。

これまで制作されていたDMのデザインは、商品のイメージ写真に筆書体を使用したシンプルなものでしたが、クライアント様らしさがあまり無いことを課題とされていました。シンプルながらも上質な印象のデザインにガラッと変えていきたいとのことで、クライアント様のオリジナル性を出せるよう、様々な角度からデザインを提案しました。

また、ターゲットは主な購買層である50代以上の女性をメインとしつつ、年代問わずとのことでしたので、文字の大きさや色などの視認性に配慮しつつも幅広い年代に受け入れられるようなデザインを意識しました。

キャンペーンDMのデザイン制作の流れ

DMの制作過程について、実際の流れに沿ってご紹介します。制作のメインとなったのは、DMのメインビジュアルともいえる表紙デザインです。初回提案から内容をガラッと変え、AIを活用したビジュアルを完成させました。次節より詳しくご紹介します。

表紙デザインの提案

まず、表紙を複数案作成し、デザインの方向性を固めていきました。

初回は商品画像を使う案で複数のデザインをご提案しました。
本社と工場が京都ということで、京都らしさを感じるイメージを追加したり、既存よりも余白を活かしたデザインに変更したりするなどご提案したのですが、さらにオリジナル性を持たせたいとのフィードバックをいただきました。

そこで再度ヒアリングを行い、商品画像のビジュアルはやめて、京都の冬の町のイラストを全面に使用する方向に切り替えました。

表紙デザインと中面デザインの制作 -AIを使用したイラストタッチ加工

京都の冬の町のイラストを制作するにあたり、制作期間や費用面で一からイラストを書き起こすことが難しく、他の方法を検討しました。そこで活用したのがAIです。京都らしい風景の画像を元に、デザインソフトのAI機能を使用して、イラスト風の加工を施しました。

お歳暮のDMということで、冬の京都らしさがテーマでしたので、雪を加筆したり、全体の色味を冬の空気感の中に温かみを感じる配色に変更したりするなどの調整を行いました。デザイナーがイラストを描き起こす場合と遜色ない仕上がりで、イメージ通りのメインビジュアルが完成しました。

こちらのイラストを使用した表紙案を再提案したところ、クライアント様に大変ご好評いただき、全体の紙面デザインのイメージの方向性が決まりました。

裏表紙と中面は情報量が多いこともあり、読みやすさを考慮したシンプルな構成を意識しています。表面の特典1~3と連動した構成にすることで、スムーズに中面を読み進められるようにレイアウト。さらに、商品写真ばかりが並ぶ印象を避けるため、ポイントでイメージ写真エリアを設けメリハリのある紙面に仕上げました。

キャンペーン用DMの完成

完成したDMデザインがこちらです。

メインビジュアルが決定するまで試行錯誤しましたが、京都の冬をイメージしたイラストを採用いただき、最終的にクライアント様らしさが表現されたDMが完成しました。

イラストが表紙に大きく掲載されていることで、他の郵便物に紛れていても目を引く、京都企業を印象づけるDMになったと思います。

今後も今回作成したDMデザインのイメージで継続してビジュアルを作成することで、クライアント様のブランディング形成に貢献できると嬉しいです。

圧着DMデザインのポイント

今回のような圧着DMは、通常の1枚物DMよりも多くの情報を掲載することができますが、中面を開かなければいけないというハードルがあります。開封率を少しでも上げるために、圧着DMデザインで意識しておきたいポイントをご紹介いたします。

表面には主役コピーを1つ配置

DMはチラシやリーフレットなどと比べ、掲載面積が小さい販促物です。そのため、表紙にキャッチコピーを入れすぎるとかえって伝えたい内容が薄れてしまいます。
今回のDMで「冬ギフト」を主役に置いていたように、○○キャンペーンや○○フェアなど、メインで伝えたい内容を1つに絞ると、ユーザーにピンポイントに刺さり開封へつながります。それでも表紙部分でより多くのお知らせをしたい場合は、主役キャッチコピーのほかに、丸アイコンなどを活用してサブ的にあしらうのがポイントです。

受取り手にとってのメリットを表面に入れる

圧着DMを開いていただくために重要なのは、受取り手が自分にとってメリットを感じられるかどうかです。商品プレゼント・新商品特典・クーポン・割引フェアなど、メリットに感じる“お得情報”を表面に組み込むと、中面までしっかりと読んでいただけるきっかけになります。

掲載内容のバランスを意識する

中面に商品情報を並べすぎると、テキストと画像が詰まった情報過多な印象を与えてしまいます。PRしたい商品とテキストをバランスよくまとめつつ、デザイン要素としてイメージカットを活用すると、読みやすく整理されたDMが完成します。そのほかにも、画像のトーンを統一する、製品の向きを統一する、表面と中面でコンテンツを共通化する(背景色やナンバリングなど)などの工夫で、読み手のストレスが少ないデザインに仕上がります。

キャンペーンDMのデザイン制作のまとめ

今回は、冬のキャンペーンを告知するDMのデザイン制作事例についてご紹介しました。

AIを活用して表紙イラストを作成することで、クライアント様らしさとキャンペーン内容がリンクした、最適なデザインが完成いたしました。今回は「京都」と「冬」をテーマにしましたが、JPCではご依頼内容に合わせて、課題解決につながるオリジナルデザインをご提案いたします。

また、ハガキDMや封書DM、圧着DMなどご希望の形状に合わせて制作が可能です。デザインから印刷までワンストップで対応し、見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

詳しくは、DMのデザイン制作のページもご覧ください。
DMデザイン制作 詳細ページ

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