2022.05.18
【デザインの裏側】製品カタログのキービジュアル制作について
今回は、画像合成によるキービジュアルを表紙にした新製品のカタログ制作についてご紹介します。
●はじめに:クライアント様について
クライアント様は、水中ポンプをメインに各種ポンプの製造、及び販売をするメーカー様です。
<クライアント様のご要望>
今回は、新製品カタログパンフレットの表紙イメージと中面のデザインをご依頼いただきました。
クライアント様の描いているビジュアルイメージのポイントは、3つ。
① 表紙は水中の水を攪拌する製品のイメージをビジュアル化(2案)。
② 今まで制作したことがないイメージにしたい。
③ すっきりしたレイアウトにしたい。(中面の製品紹介はクライアント様からラフをいただきました)
これらの内容を反映して欲しいとのご依頼でした。
●制作1:素材選び
今回ご紹介する製品が水中ミキサーなので、まずは
「渦巻き」「攪拌」「回転」「水流」などをイメージする素材を収集します。
その中からCG風、リアルな渦巻き、攪拌のイメージを筆のタッチで表現したもの、
攪拌し始める水の動きを表現したものなどをセレクト。
●制作2:イメージ(方向性)を決めるための仮合成
このなかから5点ほどに絞り製品との仮合成を行い、社内で方向性を確認しました。
打ち合わせをした結果
A案:ブルー系で水をCGで表現したもの
E案:白いイメージでシンプルなもの
で全体のラフ案を進めていくことになりました。
●制作3:3DCG制作
さらに、カタログ内では製品断面図が入るため、
当社の3DCGチームに制作を依頼しCADデータから断面図を制作してもらいました。
クライアント様の意向に合わせて変更を加えていきます。
撮影が難しいものも、このように3DCGを活用することで、実現可能です。
●制作4:デザイン制作
紙面レイアウトは、クライアント様のご要望に合わせて情報を配置し、
イメージの違う2種類のデザインを制作しました。
今回は右側の白いレイアウトが採用となりました。
表紙イメージも筆のタッチで水流(攪拌)を表現し、スッキリとしたシンプルな表現が出来ました。
今回のクライアント様には、このブログでご紹介したカタログ制作の他にも、
WEBなども併せてご依頼いただいています。
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