2023.12.20
新製品のカタログデザイン制作事例- ロケでイメージ撮影
新製品のカタログを制作する際には、製品を見せる画像の撮影が欠かせません。
既存の製品であれば、すでに撮影された素材を使用してデザインを進めていくこともありますが、新製品ではまだ撮影素材もないことがほとんどです。画像の準備からとりかかることは大変ではありますが、ゼロから撮影することは、カタログの紙面イメージに合わせた撮影ができるという最大のメリットになります。
今回は、新製品のカタログのデザイン制作と合わせて、カタログで使用するイメージカットの撮影もご依頼いただきましたので、撮影のディレクションもデザイナーが対応いたしました。屋外で使う製品のカタログでしたので撮影は、ロケで行っています。
新製品のカタログ制作、撮影をご検討の読者様は、ぜひこの記事を参考にご検討ください。
目次
新製品カタログのデザイン制作の概要
まずは、今回のカタログ制作と撮影についての概要をご紹介いたします。
ご依頼主 – 大阪の重機メーカー様 -
今回ご依頼いただきましたのは、大阪に本社を構える農業機械および農業用資材の販売・メンテナンスを手がける大手企業様です。この企業様は、トラクターやコンバインといった農業機械から、さまざまな農業用資材まで幅広く取り扱っており、農業従事者の方々に広く支持されています。
これまでも、多岐にわたるプロジェクトでお付き合いさせていただいており、カタログや動画の制作をはじめとするさまざまなクリエイティブなご依頼をいただいております。これらのプロジェクトを通じて、農業機械や資材の魅力をより多くの方々に伝えるお手伝いをさせていただいております。
ご依頼内容 - 新商品の草刈り機のカタログ制作 -
今回は、新製品である「ラジコン草刈り機」のプロモーションを担当させていただくことになりました。これに伴い、以下のさまざまな制作物を一括して進めることになりました。
- 製品カタログ
- スチール撮影
- プロモーション動画制作
- 動画撮影
このブログでは、主にカタログの制作とスチール撮影について、そのプロセスや工夫点について詳しくご紹介いたします。
デザイン制作時のポイント-カタログの制作と撮影を同時に-
この製品は、「斜面や草を刈りにくい場所での草刈りをもっと楽に、もっと効率よく」がテーマでした。そのため、下記2点を最大限にアピールできるパンフレットを心がけて制作に取り組みました。
- 作業がしづらい場所も遠隔操作が可能
- 効率の良い走行性と作業性も充実
製品カタログの制作にあたっては、ラジコン草刈り機の特長や利便性を的確に伝えるために、デザインやレイアウトに細心の注意を払い視覚的に訴求力のあるカタログを目指しました。
スチール撮影に関しては、ラジコン草刈り機の実際の動作風景を撮影し、その性能や使いやすさを強調しました。自然光や環境設定にもこだわり、製品の魅力を最大限に引き出すよう工夫しました。各カットは製品カタログやウェブサイトで使用される予定で、視覚的なインパクトとともに、製品の優れた機能性を直感的に伝えるものとなっています。
カタログのデザイン制作と撮影を同時に進める場合は、効率よく制作を進めることが不可欠です。
画像を撮影する前に、カタログで使用するカットを洗い出し、過不足ないように進めていきます。
完成した新製品のカタログがこちらです。
次の章からは、デザイン制作と撮影のディレクションについて、詳細にご紹介していきます。
新商品のカタログのデザイン制作の流れ
今回のデザイン制作の全体の流れは以下のとおりです。
- ラフデザインの作成
- 撮影カットの決定
- 香盤表の準備
- 撮影
- カタログデザインへの反映
この順序は非常に重要で、順序を変更すると、実際にカタログで使用したいカットが不足したり、意図した角度で撮影できなかったりする可能性があります。貴重な撮影時間を無駄にしないよう、万全の準備を行いました。
カタログの構成を検討し、ラフデザインを作成
まずは、カタログのラフデザインを制作します。デザイン制作の前に、クライアント様に製品の詳細を徹底的にヒアリングいたしました。
掲載内容、訴求ポイントを伺い、どのように製品を紹介するべきかを考え、カタログのラフデザインを作成いたしました。また、その際に必要な撮影カットの割り出しも併せて行います。
この段階ではページの構成に沿った撮影カットの割り出しを行っており、撮影の順番とはリンクしていません。
撮影カットが決定したら香盤法を作成
カタログのラフデザインのご確認が進み掲載内容が決まると、撮影カットが確定します。
撮影カットが確定したら、撮影の香盤表(いわゆる撮影のスケジュール表)を作成します。
動画の制作も同時に進行していたため、動画の撮影予定と合わせて作成いたしました。
このときは、紙面掲載の順番ではなく、撮影シーンに合わせてどのような順番で撮るのが効率よくなるのかを考えながらスケジュールを作成していきます。動画撮影のディレクターは別の専門スタッフが対応しているのですが、社内でお互いの撮影内容を詳細まで確認しながら、予定を調整していきました。
撮影当日は、この香盤表をもとに撮影が行われるので、とても大切な資料になります。
撮影し、デザインへ反映
撮影当日は、天候にも恵まれ、予定していた香盤表通り、順調に撮影を進行することができました。
撮影が完了すると、画像にレタッチを施します。今回は機体の色や草の部分に少し手を加え、よりかっこよく、そして機能やイメージがしっかり伝わるように調整しました。
そうして完成した画像をカタログに落とし込んだら、カタログデザインの完成です!
ラフデザインでしっかりイメージが出来上がっていたので、イメージ通りのパンフレットを完成させることができました。
今回は、カタログ、動画に加えて、さらにWEB制作についても弊社で担当させていただきました。
幅広くすべてJPCにお任せいただけるのもお客様にご満足いただけている証拠ではないでしょうか。
今後ともお客様に喜んでいただけるデザイン制作をしていきたいと思います。
カタログのデザイン制作でお客様に満足いただける理由
JPCがお客様にご満足いただける理由をご紹介します。
デザインも撮影ディレクションも、同じスタッフが担当
JPCでは、カタログやパンフレットのデザイン制作で撮影が必要になったときには、そのデザインを制作しているデザイナーが撮影のディレクションまで対応させていただきます。
グラフィックデザインのみでなく、撮影の知識も豊富に持った経験豊富なデザイナーが多数在籍しておりますので、カタログなどのデザインにあった画像の撮影をしっかりディレクションさせていただきます。
カタログ・動画・WEBあらゆるジャンルの専門スタッフが在籍
今回のように新製品をプロモーションするときに必要となる販促物はカタログだけにとどまらず、動画・WEBなど多岐にわたります。
JPCでは、グラフィックデザイナーに加え、動画制作やWEB制作の専門スタッフも多数在籍しておりますので、あらゆる販促物をまとめてお任せいただけます。同じ社内にてワンストップにお任せいただけるので各ジャンルでの内容共有もスムーズでスピーディーです。
それぞれの専門会社にお任せするとデザインイメージがちぐはぐになることもあると思いますので、新製品プロモーションの際には、まとめて一か所で制作することを強くお勧めします。
カタログのデザイン制作と撮影についてのまとめ
JPCでのカタログデザイン制作と撮影について、ご理解いただけましたでしょうか。
お客様のご要望をしっかり伺い、伝えたいイメージをまとめながら、撮影の準備まで効率よく進められることがJPCの強みです。また、スチールの撮影だけでなく、動画の撮影も並行して行うことができますので、スケジュールも予算もコンパクトに抑えることが可能です。
カタログから、動画やWEBまでまとめてお任せいただくことができますので、新製品のプロモーションについてご検討のお客様は、まずはJPCまでお気軽にご相談ください。