【デザインの裏側】商品カタログ制作の肝、表紙デザインと商品撮影について
伝統的な商材でありながら、今の生活にも馴染むふろしき。
当初のお取引から、グラフィックセクションとWEBセクションの両方で長くお付き合いのある、ふろしき専門のメーカー様のB to Bカタログ制作でのお話です。
B to Bカタログの制作ではありますが、整然と並べられた発注のためのシンプルな商品カタログではなく、させて頂いてます。
今回は、「選抜された商品を撮影し、表紙デザインとして完成させるまでの流れ」をご紹介します。
「人を入れたデザイン案をお願いします」とのご要望を頂きました。
1枚のふろしきの包み方次第で、仕上がりが何パターンもできる、デザイン性の高い商品です。
とてもユニークな商品だったので、そのふろしきのデザインに刺激され、大胆なものをつくりたいなとアイデアを練り始めました。
私がいつもデザインをさせて頂くとき、お客様が自社でつくっておられる販促物や資料なども、拝見させて頂くようにしています。
そこには、その商品に対する大切な想いを垣間見ることができ、魅力を伝えるための道しるべになるからです。
この商品は包む楽しさと驚き、1枚のふろしきとは思えない表情の違いが魅力です。
■カタログ表紙デザイン
「ひょっとことおかめが、楽しく話し出すように!」
お客様がいつも大切にされている「ふろしきを通した人と人とのつながり」や「コミュニケーションの大切さ」を手の表情を加えることで、シンボリックに表現することにしました。
■カタログ表紙イメージ撮影
撮影は京都の弊社撮影スタジオ「ONE STOP STUDIO」所属のスチールカメラマン岡本さん。
岡本さんは、自然光をうまく取り入れながら、やわらかな風呂敷の風合いをうまく表現して下さる、心強い味方。毎回、撮影方法について親身に相談にのって下さいます。
イメージしたデザインに最適な手の表情を探ったり商品の細かなディテールを詰めるため、光の当て方を調整したり、小道具を用いたりしながらテスト撮影を繰り返します。
不必要なものを画像処理で消し、色補正を加え、デザイン案に落とし込んで完成です。
先方社長様・担当者様から、「あのアイデア、良かったよ!」と笑顔でご評価頂きました!
「ふろしきと人とのつながり」をコンセプトにしたことをお話させて頂くと、「うんうん」と大きく頷いておられました。
お客様の想いを理解し、商品を魅力的に表現できたことを実感させて頂いた瞬間でした。
出来上がったカタログの全データは、弊社のWEBセクションへ渡り、すぐにデジタルカタログに。ワンストップで仕上がってしまいます!
何年もお付き合いさせて頂くと、どんどんとお客様の商品の魅力や理解が深まります。
また、固定スタッフで制作させて頂いていることで、双方の制作進行の効率化が図れることも、大きなメリットではないでしょうか。
もうすぐ次号のご依頼を頂けそうな予感です。どんな商品にまた、出会えるでしょうか。今からとても楽しみです。
今回は京都のクライアント様でしたが、大阪、神戸など関西圏のお客様はもちろん、関東、首都圏のお客様からも、弊社東京営業所を通して様々なご依頼をいただいております。テレビ会議をはじめストレスなく進行できる体制を整えておりますので、お気軽に安心してご相談ください。
詳しくは「パンフレット・商品カタログ」ページもぜひご覧ください。