2013.07.05
通販カタログ撮影の舞台裏
こんにちは!NISHI-YANですっ!
ボクはいま、ティーンズ向けファッションの通販カタログで、撮影ディレクターを担当させていただいてます。
このカタログは2008年に創刊。雑誌やドラマで活躍中のトップモデルさんが多数出演し、各方面で話題になっています。
今回は、そんな通販カタログの撮影現場ってどんなの?ってことを、少しご紹介しましょう。
【撮影プラン】
あらかじめ設定されたテーマにあわせて、撮影手法を考えます。スタジオできっちり撮るか?雰囲気重視でロケに出ようか?予算やスケジュールも含めたいろんな条件を踏まえた上で、アイディアを出していきます。
【撮影準備】
ロケ撮影の場合は事前に「ロケハン」をします。イメージ通りの写真が撮れるかはもちろん、撮影を予定している時間帯の現場の状況はどうなのか(太陽の当たり具合とか、街中でのロケだと通行される一般の方々がどの程度いらっしゃるのか、など)、チェックすることがたくさんあります。こういう細かい情報は資料写真だけでは絶対にわからないので、ロケハンはとても重要なんですね。
もちろん撮影許可も取らなきゃならないですし、移動にかかる時間もあらかじめリサーチしておく必要があります。
ボクの担当している通販カタログでは、京都・大阪・神戸でのロケ撮影はもちろんのこと、東京をはじめとする関東地区や沖縄など、日本各地で撮影をしてきました。ロケーションコーディネーターさんなど外部スタッフの協力も仰ぎながら、本番撮影の一ヶ月前までにはロケ場所を決定します。
撮影現場は迅速さがなにより大切。事前の準備が甘ければ、それは確実に本番当日の進行に影響をもたらします。スタッフの移動や宿泊、食事の時間まで考慮に入れた綿密なスケジュール表を作り、さあ、いよいよ撮影本番です!
【撮影】
ロケ撮影は天気がいちばんの気がかり!こればかりは事前にコントロールできませんから…おかげで、天気予報をこまめにチェックする習慣がついてしまいました(^^)。
他にも、移動中に大渋滞に巻き込まれたりとか、予定していた場所がなぜか緊急工事中になっていたり(汗)とか、現場はなにかとハプニングがつきものなんですね。そんな予定外の事態をどう切り抜けるかが、ディレクターの腕の見せどころ??
ひとつのテーマで数十枚、時には100枚近くシャッターを切るときもあります。合間にヘアメイクさんやスタイリストさんが細かな修正を加えることもたびたびです。それもこれも、「最高の一枚」を撮りたいがため。スタッフ一同がそれぞれのプロの力を合わせる撮影の現場は、時に厳しいけれど、やっぱりとても楽しいものです。
毎シーズンごとに発行される通販カタログなので、ひとつの撮影が終わると、すぐに次の号の準備が始まります。前回の反省点をもとにじゃあ今度はこうしよう、ああしたいとアイディアも次々ふくらんでいきます。
さて、次はどんな撮影にしようかな。
では!NISHI-YANでしたっ!