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2025.07.03

総合カタログデザイン制作事例 – 情報整理と余白を意識したデザイン

今回は、神奈川のスポーツ用品販売企業様よりご依頼いただきました、総合カタログデザイン制作についてご紹介します。

総合カタログは、企業の製品やサービスを体系的にまとめ、取引先やお客様に一目で理解してもらうための重要なツールです。取り扱い商品を網羅的に掲載できるため、販売店様やユーザーが比較検討しやすく、購買につながりやすいという大きなメリットがあります。一方で、情報量が多くなるほど「分かりやすさ」と「デザイン性」を両立させることが欠かせません。企業の世界観を保ちながら、必要な情報をスムーズに届けることが、総合カタログ制作において重要なポイントです。

本記事では、スポーツ用品販売企業様よりご依頼いただいた、総合カタログのデザイン制作事例をご紹介します。カタログ制作をお考えの企業様、スポーツ用品の販促をご検討中の広報ご担当者様の参考になれば幸いです。

総合カタログデザイン制作の概要

はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。

ご依頼主-神奈川のスポーツ用品販売企業様-

今回ご依頼いただいたのは、神奈川県の横浜に本社を構えるスポーツ用品販売企業様です。フランス発のインソールブランドの日本法人として設立され、主にスポーツ用品や靴関連製品の輸出入および販売をされています。

ご依頼内容-2025年度の総合カタログ制作-

今回は、2025年度総合カタログの制作をご依頼いただきました。クライアント様の取り扱う商品を網羅したラインアップカタログです。ターゲットは主に販売店様を想定しており、販売店様が本カタログをもとに商品を選定し、発注までをスムーズに行っていただくためのカタログです。

デザイン制作時のポイント-デザイン性と分かりやすさ-

クライアント様の製品は、フランス発のブランドらしい洗練されたデザインと機能性を兼ね備えており、そのブランドイメージを正しくかつ魅力的に伝えるためのデザイン性が重要な要素となりました。また、デザインに特化するだけではなく、全製品の情報をきちんと整理して伝えることも重視し、「視覚的な美しさ」と「情報の分かりやすさ」の両立を意識しました。

総合カタログデザイン制作の流れ

この章では、カタログデザイン制作について、より詳細な流れをご紹介いたします。初めにヒアリング内容をもとにコピーライターが構成を作成し、各ページデザインを固めていきました。次節より詳細をご説明します。

制作前のヒアリング

まず、お打ち合わせにて、営業とコピーライターとデザイナーの3名でヒアリングを行いました。
既存のカタログをベースに更新する内容をお聞きし、さらに現状のカタログから改善したい点・デザインテイストを確認いたしました。

今回制作する総合カタログの方向性は以下の4つです。

  • 企業らしさのあるデザインは踏襲しつつ、デザイン性の高いカタログに
  • 掲載する情報を精査してすっきり見やすく
  • 機能や性能の違いはしっかり識別して分かりやすく
  • 次回の改訂時に改訂しやすい構成・デザインに

構成案とデザイン制作

クライアント様からヒアリング内容をもとに、コピーライターが全体の構成や商品点数の整理を行い、カタログのページ構成案を作成しました。

作成したページネーションをクライアント様にご確認いただき、掲載順序の調整、新商品の追加点数、削除対象の商品などについて、具体的かつ詳細なご指示を頂戴した上で、本格的にカタログ制作へと着手しました。

制作の進行にあたっては、まず先行して商品ページの基本フォーマット(レイアウト案)を作成しました。

製品カタログは、製品詳細セクションのレイアウトを統一することで見やすいカタログとなるため、初めにフォーマットとなるデザインを制作することが基本です。

クライアント様にフォーマットデザインに問題がないことをご確認いただいた後は、確定済みのページネーションに基づいて、順次制作を進めていきます。

制作中は、商品情報や商品画像などの原稿の入稿状況を随時確認しながら、どのページから作成を進めるかをクライアント様と密に共有しました。
また、各段階での社内確認に必要な日数やご対応スケジュールについても事前にお伺いし、制作の進行に無理や無駄が生じないよう配慮しながら、スムーズかつ効率的な進行管理を心がけました。

総合カタログの完成

完成した総合カタログがこちらです。

余白を活かしてすっきりとしたレイアウトに整え、クライアント様のキーカラーであるイエローとブラックをメインカラーに使用しました。

商品ページのデザインは画像と文字情報をフォーマットに沿って整然と配置させること、商品と商品の間の余白を出来るだけ確保することにより、情報量の多いページでも見やすさを意識しています。余白をしっかりと生かし、あしらいやテロップを入れすぎないシンプルなトーンに仕上げることで、洗練された美しさを感じるデザインとなっています。

製品カタログは情報量が多くなる傾向にあるからこそ、余白を活かして煩雑な印象をやわらげたり、見出し部分に写真をあしらうなどして、読みやすくかつ整理されたデザインが完成しました。

カタログと併せて制作したい販促ツール

総合カタログは単体でも十分に販促効果を発揮しますが、より多くの情報を伝えたい場合や、ブランドの世界観を多角的に届けたい場合には、カタログに加えて他の販促ツールを組み合わせることで、さらに効果を高めることができます。以下に、カタログと併用しやすい販促ツールをご紹介いたします。

イメージ動画制作:広告配信やWebでの公開に

カタログだけでは伝えきれない製品の魅力を視覚的に伝えるために、イメージ動画の制作をおすすめします。

動画は、特にファッションアイテムは動きやすさやフィット感をリアルに表現するのに非常に効果的です。動きの中での製品の機能や着用感を視覚的に示すことで、消費者に実際の使用シーンを具体的に想像させることができます。
また、動画はWebサイトやSNS、広告配信など、様々なメディアでの活用が可能です。例えば、SNSでのショート動画広告は視覚的に強いインパクトを与え、短時間で多くの情報を伝えることができます。これにより、ブランドの認知度向上や新商品の販促活動に大きく寄与します。さらに、広告配信プラットフォームを利用してターゲット層に直接リーチすることで、より効果的なマーケティングが可能となります。

特設Webサイト:カタログで伝えきれない詳細を掲載

カタログでは伝えきれない製品の詳細情報を提供するために、特設Webサイトの制作も非常に有効です。Webサイトでは、製品の素材や製造プロセス、ユーザーの声など、深い情報を掲載することができます。これにより、消費者は製品についてより詳しく理解し、購買意欲を高めることができます。
例えば、製品のカスタマーレビューやQ&Aセクションを設けることで、消費者の疑問や不安を解消し、購入を後押しすることができます。さらに、限定キャンペーンや特典情報を掲載することで、特設Webサイト自体を訪れる動機付けを強化します。また、特設Webサイトを通じてオンラインでの購入や問い合わせをスムーズに行えるようにすることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させることもできます。

総合カタログデザイン制作まとめ

今回は総合カタログのデザイン制作についてご紹介いたしました。

今回は、視認性とブランドイメージを両立させた、洗練された総合カタログを制作しました。見やすく整理されたレイアウトと余白の活かし方により、情報量の多い総合カタログも分かりやすく伝わるデザインに仕上げています。カタログを手に取ったお客様が、商品を比較しやすく、ブランドをより魅力的に感じるようなカタログづくりのお手伝いができたと思います。

カタログ制作や関連した販促ツールの制作をお考えの方は、ぜひJPCにご相談ください。私たちの経験豊富なチームが、貴社のブランドを次のレベルに引き上げるお手伝いをいたします。関西・関東に営業所があり、お見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

そのほかのカタログデザイン制作ついては、こちらのページもご覧ください。

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