2014.03.31
特殊加工について
こんにちは、しおです。
みなさんが、さまざまな印刷物を目にする中で、
「つやつや」・「ざらざら」・「きらきら」など質感の工夫がされているものを見かけられたこと、ありませんか?
今回は、大阪の化粧品メーカー様に、質感を出す特殊加工とグラフィックの組み合わせのご提案をさせて頂いたときのお話です。
ご依頼内容は、サロンに置かれる総合カタログの制作でした。
その中でも表紙については特別な想いといくつかイメージの候補をお持ちで、たくさんの資料と共にJPCにご来社。
印刷と特殊加工を使った「化粧品メーカーらしく華やかで印象的な表紙」というテーマのもと、数案の制作依頼を受けました。
「数多くのメーカー様のカタログの中で、この1冊を手にとって頂くには?」
そのことを深く深く考えておられるからこその選択だと強く感じました。
いくつかご提案させて頂いた中で採用頂いたのは、アイカラー、チーク、ファンデーションなどのパレットをモチーフに、美しく変化する女性をイメージしたもの。
↑↑↑化粧品メーカー様のパレットサイズと同比のスクエアがポイント。
そこにお化粧に欠かせない質感を、プラス。
やさしい触り心地のPP加工(マットPP)に部分的にUVニスで艶やかさを出します。
↑↑↑水色の部分に、UVニスの加工を施します。
なんだかカタログにお化粧をしていっているみたいですね~。
仕上がりは…
伝わってますか…?このグロス感!
出来上がったカタログを手にしたとき、嬉しくてついつい表紙を撫でてしまいます。
こんな感じでお客様にも手に取って頂いて、触ってほしい!!そして、商品をご購入頂きたい!!
デザインプランの中から、最適&効果的な特殊加工や素材のご提案をさせて頂くのも、デザイナーのお仕事のひとつ。
効果的に使って、しっかり魅力を発揮させたいからこそ、このようなストーリーや意味を大切にしたいなって思います。
それではまた~。