2023.11.22
会社案内パンフレット制作事例-リニューアルデザイン
企業の概要や事業内容、理念、ビジョンなど、企業のことがまとめられた「会社案内パンフレット」は、多くの企業様が制作されている、会社の顔となる重要な広告コンテンツの一つです。
使用用途も幅広く、営業活動や採用活動、イベントなどで活用されています。
でもいざ会社案内を制作するとなると、何から着手すればいいか迷ってしまいますよね。“会社に関する情報”というのは膨大で、それをどう冊子内に収めるのか迷っている広報担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
新製品ポスターや展示会用チラシ等と異なり、長い期間使用されることが多い会社案内。だからこそ、会社案内を制作するときはじっくりと時間をかけて自分の企業の強みや魅力と向き合ってみるのが、いい会社案内を作るための近道です。
今回はJPCで作成した会社案内パンフレット制作事例をご紹介します。 会社案内制作やリニューアルをご検討の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
会社案内パンフレットのデザイン制作-リニューアルデザイン事例の概要
まず、今回の会社案内パンフレットの制作事例の概要をご紹介いたします。
ご依頼主 – 京都の技術商社様-
今回の会社案内制作は、京都や滋賀で部品の加工や工場の工事など、製造現場に関する幅広い事業を展開する技術系の商社様からご依頼いただきました。
弊社とお付き合いのある会社様からのご紹介で、今回制作を担当させていただけることになりました。
ご依頼内容 -会社案内パンフレットリニューアル-
お客様はすでに企業パンフレットをお持ちだったため、今回はそのフルリニューアルをご希望でした。
会社案内は社長メッセージや沿革、今後のビジョンなど様々なコンテンツが入ることが多いのですが、今回は「会社の事業内容」に絞った、営業ツールとしての側面が強い会社案内でまとめることになりました。
デザイン制作時のポイント-一気通貫体制をビジュアル化-
会社案内は「企業の魅力を伝える」「企業の情報を効率的に伝える」「デザインやレイアウトで企業イメージを印象付ける」といった役割を意識して制作することが大切です。
今回の制作で特に印象づけたかったことは”一気通貫の生産体制“でした。
ただモノを売るだけの商社ではなく、加工から設置、メンテナンスまでをワンストップで担う会社であることが、この企業様の魅力であり、全体事業の説明でもあるため、それをどうデザインへ落とし込むかがポイントとなりました。
完成した会社案内パンフレットがこちらです。次章より、制作の流れをご紹介いたします。
会社案内パンフレットデザイン制作の流れ
会社案内パンフレットのデザイン制作は以下の流れで進めていきました。
はじめに、一番重要となる掲載内容を検討し、その後詳細のコピーやレイアウトを作成、最後にデザイン制作という流れで、進めました。以下に、詳細のプロセスをお伝えいたします。
会社案内を通じて伝えたいメッセージの決定
会社案内制作で、まずはじめに検討していくことは”何を入れるか?”というコンテンツの部分です。
会社案内のコンテンツ例は以下のようなものが上げられます。
- ミッション・企業理念
- 社長メッセージ
- 今後のビジョン
- 事業内容
- 強み・提供価値
- 取り扱い製品(サービス)
- お取引先
- 導入事例
- 沿革
- 会社概要
- 拠点
- 採用関係(社員インタビュー、数字で見る○○など)
コンテンツを決める際に必要なのは、「この会社案内で、自分たちがどういう会社であると伝えたいのか」という部分です。そこを見直すために、今回はお客様が話し合いの場を設け”自分たちの企業の強みは何か?”を話合ってくださいました。
そこから、下記の3点は必ず伝えたい強み=企業の魅力だと決定しました。
- お客様にしっかりと向き合っている企業であること
- ただの商社ではなく技術商社として、お客様のお困りごとやあらゆるご要望に応える姿勢
- ワンストップ対応の業務フロー
結果、沿革や理念などは省略し、事業内容に焦点を当てた会社案内制作に方向が定まりました。
もちろん企業様の方でまとめるのが難しい場合はJPCのコピーライターがヒアリングを行いご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
各ページの構成と内容制作
冊子のページ構成は、お客様からのお話を受け、「観音開き」のパンフレットをご提案いたしました。観音開きとは、中面の2ページが中央からさらに左右に開く形のパンフレットのことです。
この形であれば、最初の見開きで企業の立ち位置を示し、さらに開かれた4Pで一気通貫の事業内容が一目で訴求できると考えました。
お客様からもご賛同いただき、観音開きの想定で各ページの構成の作成を行いました。
紙媒体はWEBサイトと異なり掲載できる文字数に限りがあるため、コピー・見出し・箇条書きなどを組み合わせて、必要な内容がまとまるようにブラッシュアップしていくことが重要です。
表紙・中面のデザインを複数パターンでご提案
内容が固まったら、デザイン提案に進みます。
会社案内は会社の顔となるため、一つのデザインを決め打ちで進めるのではなく、お客様に複数案からお選びいただくようにしています。
とくに表紙は企業イメージにも繋がってきますので、異なる切り口で企業様のイメージや強みとリンクするデザインをご提案しています。
今回の事例では、以下の3つの切り口でご提案しました。
- 様々な部品モチーフ
- 部品の影が握手する2人に(お客様に向き合う姿勢を訴求)
- 企業で働く人と部品のミニチュア+企業の頭文字モチーフ
お客様に提出すると、どれもこれまでとはイメージが変わり好評でしたが、②をベースのデザインにお選びいただきました。
完成デザイン– 企業の強みが一目でわかるパンフレット
中面デザインのポイントは2つです。
1つ目は、最初の見開きに、企業の立ち位置を示す図を置いたこと。
お客様の企業はクライアントのあらゆるお困りごとを解決する”コンシェルジュ“のような立ち位置にありました。そのつながりが一目でわかるような相関図を置くことで、「この企業に任せれば、色々なことを対応してくれそうだ」というイメージを持っていただくことを狙います。
2つ目は、観音開きの4P構成に設置した横長のフロー図。
部品加工から納品、メンテナンスまで一気通貫で担当できる強みをデザインで表現しました。こうすることで、営業の方がエンドクライアント様にご説明するときもページを行き来することなくスムーズにご説明いただけると考えました。
大きな見開きは印象にも残りやすく、企業様のイメージ向上にも貢献できたかと思います。色合いや画像などの調整を重ね、完成した会社案内がこちらです。
リニューアル前の色合いを受け継ぎながら、スタイリッシュさをプラスしたかっこいいデザインの会社案内パンフレットに仕上がりました。
JPCの会社案内パンフレット制作がお客様にご満足いただける理由
JPCがクライアント企業様にご満足いただける会社案内パンフレットを制作できる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。今回の制作を例にご紹介します。
コンセプト部分から一緒に考える体制が整っている
JPCにはコピーライターの部署があり、企画や構成を担うクリエイティブスタッフが在籍しています。
新しい広告を制作する際は、営業やコピーライターがお客様にヒアリングを行い、どういう構成でどういったメッセージを入れるのがベストか?をお客様と一緒に考えて制作に入るため、デザインが上がった後で「思っていたのと違った」という行き違いを最小限に抑えることができ、スムーズな制作が実現してます。
お客様が大切にしていることが制作前に把握できているため、今回のように表現したいことに合う形式やレイアウトをご提案できることが強みです。
お客様の強みをビジュアルで表現できるデザイナーが在籍
色々な広告制作を扱っていると、「こういうことを伝えたいんだけど、どういう表現にするかは思いつかない」とご相談いただくケースも少なくありません。
そういったお悩みはプロにお任せください。弊社は会社案内パンフレットだけでなく、チラシやポスター、WEBデザインや動画グラフィックなど様々な表現の引き出しをもったデザイナーが在籍しています。ときにはお客様の中でイメージが固まっている場合でも、別の見せ方の方が最適と考えればそちらをご提案させていただくこともございます。
広告としてどう伝えるのがベストかを常に考えながら制作に取り組んでいます。
会社案内パンフレット制作のまとめ
会社案内は、会社のことを分かってもらうための重要なツールです。それは事業内容だけでなく、雰囲気やブランドイメージも含まれます。この会社と仕事をしてみたい!と思われるような魅力的な会社案内を作るためには、企画段階から専門の会社に相談し、時間をかけてすり合わせて制作していくことが大切です。
JPCはパンフレットデザインに使用する素材の撮影も承っておりますので、写真素材でお悩みの方もご安心ください。
今回の事例以外にもたくさんの会社案内パンフレットを制作しておりますので、ほかの制作実績が気になる方、会社案内制作をご検討されている方は、是非こちらのページもご覧ください。