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ショート動画の制作費用相場とは?依頼先別のメリット・デメリットも解説

ショート動画の制作費用相場とは?依頼先別のメリット・デメリットも解説

スマートフォンの普及やSNSの発展により、ショート動画(縦型動画) は今や動画マーケティングの主流になりつつあります。TikTokやInstagram Reels、YouTube Shortsなどの人気も追い風となり、企業が広告や採用PR、商品紹介などにショート動画を活用するケースが急増しています。

一般的な横型の動画と比べると、「尺が短い=安く作れる」と思われがちですが、実際の制作費用は内容や依頼先によって大きく変わります。

そこで本記事では、ショート動画の制作費用相場や、費用内訳、費用が変動する要因についても動画制作会社が徹底解説します。依頼先ごとのメリット・デメリットも紹介するので、コストを抑えつつ効果的な動画を制作したい方の参考になれば幸いです。

ショート動画(縦型動画)とは

ショート動画(縦型動画)とは、6〜60秒程度の短尺動画 のことで、主にスマートフォンの縦画面で全画面表示される形式を指します。縦向きのアスペクト比(9:16)が特徴で、スマホを横にせず自然に視聴できるため、「縦型動画」と呼ばれることもあります。

アスペクト比

動画や画像の縦横比を表す数値。「横:縦」の順で表記し、横型動画は16:9や4:3であるのに対し、ショート動画は9:16。

TikTok、Instagram Reels、YouTube Shorts など、SNSプラットフォームではショート動画に特化した機能が整備されており、個人だけでなく企業もマーケティングや採用PRなどに積極的に活用しています。

短い時間でメッセージを効果的に伝えられるため、SNS運用や商品プロモーションなど、動画マーケティング施策に欠かせないコンテンツ形式となっています。

ショート動画(縦型動画)とは

ショート動画の制作費用・料金相場

ショート動画の制作費用は、1本あたり約5〜30万円が目安です。この金額には、同じ撮影素材を活用して複数本を制作するケースも含まれます。1本のみを制作する場合は、企画・撮影・編集などのコストを単体で負担するため、30万円前後かかることもあります。

一方で、スマートフォンや無料の編集アプリを使えば、無料で作成することも可能です。ただし、音声やテロップ、照明などのクオリティには限界があるので、企業のプロモーションや広告として活用する場合は、専門的なノウハウを持つ制作会社に依頼することをおすすめします。

費用は動画の目的やクオリティ、制作方法によって大きく変わるため、どのレベルを目指すかを明確にして見積もりを立てることが大切です。

ショート動画制作の費用内訳

ショート動画の制作にかかる費用は、主に以下の項目に分けられます。

内訳相場
企画・構成費用
(シナリオ作成費用)
約5万円〜
ディレクション費用約5万円〜
(全体費用の2割程度)
撮影費用約5万円〜
編集費用約10万円〜
素材制作費用素材の種類・数によって変動
音響費用数万円~
ナレーション費用スタジオ収録:約7万円~/時間
宅録:約3,000〜5,000円/100文字
キャスティング費用モデル:約4万円~
ヘアメイク:約2.5万円~
スタイリスト:約2万円~

どの工程にコストをかけ、どの部分を効率化するかを明確にすることで、予算内でも効果的な動画制作が可能になります。各項目の相場を把握しておくことで、見積もりの妥当性を判断しやすくなるでしょう。

企画・構成費用(シナリオ作成費用)

ショート動画の方向性を決めるために必要なのが、企画・構成費用(シナリオ作成費用)です。
費用の目安は約5万円〜で、動画の目的やターゲットを整理し、訴求メッセージやストーリーを構築するための工程にかかります。

とくにプロモーションや広告として使用する場合は、媒体特性(TikTok・Instagram・YouTubeなど)や出稿戦略を意識した設計が求められます。こうした戦略設計まで含めて行う場合は、制作会社やプロのプランナーに依頼するケースが多く、内容によっては費用が10万円を超えることもあります。

ディレクション費用

ディレクション費用は、ショート動画制作の全工程を取りまとめるディレクターの人件費です。
相場の目安はトータル制作費の約2割、または5万円〜10万円前後が一般的です。

ディレクターは、動画制作におけるいわば「監督」のような存在。企画内容をもとに、カメラマン・照明スタッフ・編集者・ナレーターなど多くの関係者を統括し、撮影スケジュールや進行管理、品質の最終チェックまでを担います。

この工程がしっかりしていると、撮影や編集の無駄を防ぎ、結果的に全体コストの最適化につながります。反対に、ディレクションが不十分だと手戻りが発生しやすくなるため、制作の要となる重要な工程といえるでしょう。

撮影費用

撮影費用は、1日あたり約5万円〜20万円程度が目安です。内訳としては、カメラマン費用のほか、ロケーション費(ロケハンを含む)、機材費(照明・ドローンなど)、撮影アシスタント費などにわかれます。

「撮影時間」や「撮影場所の数」、「使用機材」によっても、費用は大きく変動します。たとえば、屋外ロケや複数シーンの撮影、特殊機材を使用する場合はコストが上がりますが、1日で複数本分をまとめて撮影する“まとめ撮り”を行えば、1本あたりの費用を抑えることが可能です。
効率的なスケジュール設計ができるかどうかで、最終的な制作費にも大きな差が出ます。

編集費用

編集費用の目安は、1本あたり約10万円〜です撮影した素材や画像・音声などを組みあわせ、1本のショート動画として完成させるための工程にかかります。

基本的なカット編集やテロップ挿入、BGM・効果音の追加、モーショングラフィックスなどは、通常プランの範囲で対応してもらえることが多いでしょう。一方で、アニメーションの追加やCG・VFX(視覚効果)といった高度な演出を行う場合は、別途費用が発生します。

編集は動画の印象を左右する重要な工程であり、ここでの仕上がりが視聴維持率や訴求効果に直結します。そのため、SNS広告やキャンペーン動画など、クオリティを重視する場合は、編集にある程度の予算を確保しておくのがおすすめです。

VFX(Visual Effects)

「実写映像」と「デジタル生成映像(CG)」を合成する編集技法。現実にはない表現や演出が可能。

素材制作費用

動画内で使用するイラストやCGキャラクター、グラフィック、図解素材などを新たに作成するための費用です。費用の目安は、アイコンやキャラクター素材で数千円〜、図解や挿絵などで1万円前後が一般的。制作する点数や複雑さに応じて費用が加算されます。

ショート動画では、限られた時間で内容を伝えるために、視覚的に理解しやすい図解やモーショングラフィックスを使用するケースも多く、素材制作の質が動画全体の印象を左右します。

自社で用意した画像やフリー素材を活用すればコストを抑えられますが、ブランドの世界観やデザイン統一感を重視する場合は、制作会社に依頼してオリジナル素材を作成してもらうのが効果的です。

音響費用

動画内で使用するBGMや効果音の調整、音声の整音などにかかるのが音響費用(MA費用)です。この工程には、音量バランスの調整・ノイズ除去・フェード処理など、動画全体の“聴きやすさ”を整える作業も含まれます。

費用の目安は、簡単なBGM・効果音の挿入で数万円程度。簡易な案件では編集費用に音響作業が含まれていることもあります。一方で、ナレーション音声を別録りして映像と同期させる場合や、細かい音響演出を行う場合は10万円前後になることもあります。

音響費用は後工程で調整が難しいため、あらかじめ演出の方向性にあわせて見積もりに組み込んでおくと安心です。

ナレーション費用

ナレーションは、収録方法によって費用が大きく変動します。

内訳相場
スタジオ収録7万円~/時間
宅録(ファストレコーディング)3,000円〜5,000円/100文字

一般的な相場は、スタジオ収録で1時間あたり約7万円〜、宅録(ファストレコーディング)で100文字あたり3,000〜5,000円程度が目安です。

スタジオ収録は、ナレーター・音響スタッフ・録音エンジニアが立ち会う本格的な収録方法で、高音質なマイクや防音設備を使うため、明瞭で安定した仕上がりになりますが、その分コストは高くなります。
一方、宅録(ファストレコーディング)はナレーターが自宅スタジオなどで収録する方法です。

スタジオ収録ほどの音質ではありませんが、費用を抑えやすく、短納期で対応できる点がメリットです。近年は録音機材の性能向上により、ショート動画やSNS広告向けでは十分実用的なクオリティが得られます。

キャスティング費用

ショート動画の制作でモデルやヘアメイク、スタイリストなどを手配する場合には、キャスティング費用が発生します。それぞれの相場は次のとおりです。

キャスティング内容相場
モデルフリーランス:約4万円~/1日
事務所所属:約8万円~/1日
インフルエンサー数万円〜数十万円程度
※フォロワー数によって大きく変動
ヘアメイク約2.5~4.5万円/1日
スタイリスト約2~8万円/1日

出演者の知名度やフォロワー数、撮影の規模などによって、キャスティング費用はさらに上昇する場合があります。

キャスティングの際は、知名度やフォロワー数だけでなく、ターゲット層との親和性やエンゲージメント率をふまえて選定することが、効果的なキャスティングにつながります。

ショート動画の制作費用が変動する要素

ここまで紹介した各種要素をふまえると、ショート動画の制作費用が変動する要素としては、次のとおりです。

  • 依頼先
  • 動画の長さ
  • 企画・構成の複雑さ
  • 撮影環境(方法・機材・ロケ場所など)
  • 編集内容と演出レベル
  • キャスティングやナレーションの有無
  • まとめ撮りの有無

どうすれば費用対効果の高いショート動画を制作できるのか、詳しく見ていきましょう。

依頼先

依頼先

ショート動画の制作を依頼する相手としては、映像制作会社、フリーランス、クラウドソーシング(副業人材)などがあります。

映像制作会社に依頼する場合は、企画から撮影・編集まで一貫して対応してもらえるため、品質面での安心感があります。費用の目安は、複数本をまとめて制作する場合で1本あたり約5〜10万円前後撮影を伴う単発案件や、特殊な演出を求める場合は30万円を超えることもあります。

一方で、フリーランスやクラウドソーシングを活用する場合は1本あたり1万円前後〜と、映像制作会社に比べると低コストでの依頼が可能です。ただし、撮影対応が難しい場合が多く、発注側が素材を用意する必要があります。また、CGや高度なモーショングラフィックスなど、専門的な編集には対応していないケースも見られます。

フリーランスやクラウドソーシングを活用する場合は、費用を抑えやすい反面、対応範囲や仕上がりの品質に差が出やすい点を理解しておくとよいでしょう。

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動画の長さ

ショート動画といっても、15秒・30秒・60秒など尺によって編集やナレーションの工数は多少変わります。ただし、撮影や編集の準備など“固定コスト”の部分が大きいため、長さだけで大幅に費用が上下することはあまりありません。

実際の費用差は、何本まとめて制作するか、カット数・演出の複雑さによって決まることが多いです。たとえば、同じ1分動画でも、カット数が多くテロップやアニメーションが多い場合は、15秒動画より高くなるケースがあります。

そのため、費用を抑えるには尺を短くするよりも、まとめ撮りや編集内容の工夫を意識するほうが現実的です。尺の設定は、あくまで伝えたい内容を無理なく収めるための長さを基準に考えるのがよいでしょう。

企画・構成の複雑さ

ショート動画は尺が短く、用途(広告・SNS投稿・採用PRなど)によって内容の型がある程度決まっています。しかし、オリジナリティの高い企画を作るほど、シナリオ設計・演出プランニング・構成資料の作成などに時間がかかるため、それだけ工数=コストが増加します。

まずは定番の構成で制作してから成果を見てブラッシュアップするという段階的な進め方もおすすめです。

撮影環境(方法・機材・ロケ場所など)

どのような撮影を行うかによっても、ショート動画の制作費用は大きく変わります。

費用の目安としては、スタジオでの撮影が半日あたり約5〜10万円前後ですが、ロケ撮影やドローン撮影を伴う場合は、移動・機材・人件費が増えるため、スタジオ撮影の1.5〜2倍程度になることもあります。

とくに、複数のロケ地を回ったり、照明や音声スタッフを追加で手配したりする場合は、1日あたり20万円を超えるケースも珍しくありません。また、屋外撮影では天候による延期リスクもあるため、日程調整の手間がコストに影響することもあります。

費用を抑えたい場合は、スタジオ撮影で完結する構成にまとめる、または1日で複数のシーンをまとめ撮りするなど、撮影効率を意識するとよいでしょう。

編集内容と演出レベル

編集内容と演出レベルも、ショート動画の制作費用を左右します。

カット編集やテロップ挿入などの基本的な作業に比べ、モーショングラフィックス・アニメーション・エフェクト演出などを多用するほど、編集工数が増加します。
また、CGやVFX(視覚効果)を用いた映像表現は高い技術力と時間を要するため、費用が上がりやすい傾向があります。

どの程度まで演出を加えるかを事前に決めておくことで、無駄な作業を減らし、スケジュールやコストを最適化しやすくなります。

キャスティングやナレーションの有無

キャスティングやナレーションの有無も、ショート動画の制作費用を左右する要素の一つです。

モデルやナレーター、スタイリストなどを起用する場合は、その人件費や拘束時間、所属事務所の管理費などが加わるため、全体のコストが上がります。

また、同じ役割でも、出演者やナレーターの知名度・実績・所属ランクによって費用は大きく変動します。SNSフォロワーを多く持つインフルエンサーやプロのナレーターを起用する場合は、一般的なモデル・ナレーターよりも高額になります。

起用する人物の影響力や演出の方向性をふまえ、必要なクオリティとコストのバランスを見極めることが大切です。
料金は半日〜1日単位の体系が一般的なため、複数本を同日にまとめて撮影することで、トータルの人件費を抑えることが可能です。また、社内スタッフを出演させたり、モデルではなくモニターやエキストラを活用する方法も、費用を下げる工夫の一つです。

まとめ撮りの有無

まとめ撮りの有無

ショート動画の制作費用を大きく左右する要素のひとつが、まとめ撮りの有無です。

複数本を同日に撮影することで、撮影機材やスタジオ、人材(カメラマン・ディレクター・モデルなど)の拘束時間を効率化でき、1本あたりの費用を抑えやすくなります。

反対に、1本ごとに撮影を行う場合は、都度準備や設営が必要となり、撮影費や人件費が重複して発生するため、割高になりやすい点に注意が必要です。

そのため、複数のテーマや用途(例:商品別・サービス別・SNSプラットフォーム別)で動画を制作する予定がある場合は、まとめ撮りを前提にスケジュールを組むことがコストを削減するもっとも有効な方法です。

ショート動画制作を外注するメリット

外注の最大のメリットは、企業の目的や意図に沿った構成設計と、高い編集技術によるクオリティの高さです。

ターゲットや媒体特性をふまえた企画力により、短い尺でも印象に残る映像表現を実現できます。さらに、広告提案からSNS運用まで一貫対応できる制作会社であれば、制作後も成果につながる動画活用が可能です。

一方で、ショート動画は手軽に見えるため「社内でも作れるのでは」と考える方も多いでしょう。実際、スマートフォンや無料ソフトを使えば簡単な動画は制作できますが、SNSごとに求められるテンポ感やトーンは異なり、効果的な訴求には専門的なノウハウが欠かせません。

また、複数本の動画を社内で制作すると、担当者の負担や人件費が増えることもあります。企画から撮影・編集・運用までを一括で任せられる制作会社に依頼すれば、社内リソースを効率的に活用しながら、高品質で継続的な発信が可能になります。

依頼先別の費用相場

依頼先別の費用相場

ショート動画の制作を外注するとして、フリーランスに依頼するのか、映像制作会社に依頼するのか、迷っている方もいるでしょう。

ここからは依頼先別の費用相場について、詳しく解説します。

フリーランスに依頼する場合

フリーランスに依頼する場合、1本あたりの制作費用を1万円程度~に抑えられることもあります。企画や撮影を除き、「編集のみ」など一部工程を依頼できる柔軟さがあり、費用を抑えたい企業や個人に向いています。

また、スピード感を重視した案件や、社内で撮影を済ませて編集だけ外注したい場合など、小回りが利く点もフリーランスならではの強みです。

一方で、スキルや得意分野のばらつきが大きいことがデメリットとして挙げられます。実績やポートフォリオを十分に確認しないまま発注すると、クオリティが想定より低く、修正コストが発生するリスクもあります。当然、個人の請負ですので、制作上のトラブルが発生した場合、責任の所在があいまいとなり、リスクは高まります。そのため、依頼前には、リスク管理に努め、軽微な作業案件の発注に留める必要があります。

関連記事:1分動画の制作をフリーランスに依頼する相場は?費用を抑えるコツも解説

映像制作会社に依頼する場合

映像制作会社に依頼する場合の費用相場は、1本あたりおおよそ10万〜30万円前後が目安です。「まとめ撮り」を行う場合は、1本あたりの金額を数万円に抑えられるケースもあります。

企画から撮影・編集までを一括で任せられるため、クオリティの高い動画を安定して制作できるのが大きな特徴です。ディレクターやカメラマン、デザイナーなど、複数の専門スタッフが連携して担当するため、社内制作では難しいレベルの映像表現や演出が可能です。

また、制作会社ではスケジュール管理や修正対応などの体制が整っており、担当者が全体を統括してくれるため、発注側の手間を最小限に抑えられます。
フリーランスより費用は高めですが、品質・進行管理・対応力のバランスを考えると、安心して任せられる点は大きなメリットといえるでしょう。

一方で、スケジュール変更や追加修正が発生した場合には、見積もり外のコストがかかることもあるため、依頼前に目的・予算・納期を明確に共有しておくことが重要です。

ショート動画の制作費用を抑える5つのコツ

さて、制作費用を抑えつつ、魅力的なショート動画を制作するためには、次の5つのポイントを意識してみてください。

  1. まとめ撮りをする
  2. 全工程をワンストップ対応できる映像制作会社に依頼する
  3. 既存素材やテンプレートを活用する
  4. 内製可能な範囲は社内で対応する
  5. ナレーションは宅録・AI音声を活用する

それぞれのポイントについて、詳しく紹介します。

1.まとめ撮りをする

繰り返しとなりますが、撮影・人材・機材のコストを共有できるまとめ撮りは、1本あたりの制作費を抑えるうえで有効な方法です。同じ撮影環境で複数のショート動画を制作すれば、準備や設営の手間を省き、トータルコストを効率的に管理できます。

短時間で複数のバリエーションを撮影できるよう、事前にシナリオや構成を整理しておくことがポイントです。

2.全工程をワンストップ対応できる映像制作会社に依頼する

ショート動画の制作は、企画・撮影・編集など複数の工程で構成されています。
これらを工程ごとに別々の会社へ依頼すると、各社でディレクション費用が発生するほか、進行管理の手間も増えるため、結果的にコストがかさむケースがあります。

一方、全工程をワンストップで対応できる映像制作会社に依頼すれば、ひとりのディレクターが全体を統括し、プロモーション戦略に沿った動画制作を効率的に進めることが可能です。情報共有のミスや工程間のズレを防げるだけでなく、修正対応やスケジュール調整もスムーズに行えるため、費用と時間の両面で無駄が少なくなります。

動画制作を効率的に進めるためにも、ワンストップ対応を強みとしている制作会社に依頼することをおすすめします。

3.既存素材やテンプレートを活用する

すべての素材をゼロから制作すると、その分だけ費用や工数が増えてしまいます。

映像自体を撮影する場合でも、BGM・効果音・テロップ・アニメーションなどは、既存のフリー素材やテンプレートを活用することでコストを大きく抑えられます。

近年は、商用利用可能な高品質テンプレートやBGM素材も多く、うまく組みあわせれば、短期間で完成度の高い動画を制作することも可能です。映像素材そのものがオリジナルであれば、フリー素材を使っても企業らしいトーンや世界観を演出できます。

4.内製可能な範囲は社内で対応する

さらに費用を抑えたい場合は、内製できる範囲を見極めて社内で対応するのも一つの方法です。

たとえば、ロケ地が複数にわたり撮影費用がかさみそうな場合、主要シーンだけをプロのカメラマンに依頼し、補足的な素材を自社スタッフが撮影するといった分担も効果的です。最近はスマートフォンのカメラ性能も高く、明るい場所であれば十分な画質を確保できます。

また、テロップの修正やSNSへの投稿作業など、簡易的な工程を社内で行うだけでも外注費を抑えられるでしょう。ただし、映像のトーンや品質を統一するために、プロの制作チームと連携しながら分担することが大切です。

5.ナレーションは宅録・AI音声を活用する

5.ナレーションは宅録・AI音声を活用する

ナレーションは、宅録やAI音声を活用することで、制作費用を抑えやすくなります。

AI音声とプロのナレーターでは表現力や聞き取りやすさが異なるため、動画の目的に応じて使い分けることが大切です。

費用を重視する場合は、短期間で大量生成ができるAI音声が適しています。近年は音声の自然さも向上しており、SNS動画や社内向けコンテンツなどであれば十分活用できます。

費用を抑えつつ訴求力を高めたい場合は、プロのナレーターによる宅録が有効です。スタジオ収録よりもコストを抑えながら、表現力や声の温度感を維持できるため、プロモーション用のショート動画にも適しています。

ショート動画制作は映像制作会社のジェー・ピー・シーにお任せ

これまで紹介したポイントをすべて自社内で完結できるのが、映像制作会社ジェー・ピー・シー(JPC)です。

ショート動画の制作には、「企画力」「撮影・編集技術」「SNS広告運用」など、幅広い専門スキルが求められますが、JPCではそれらをワンストップで対応しています。ショート動画専用の撮影機材も備えており、プラットフォームの特性に合わせた高品質な映像制作が可能です。

さらに、モデル・インフルエンサー・ナレーターなどのキャスティングにも対応しており、動画の目的やターゲットに合わせて最適な人選をご提案。企業ブランディングや商品の魅力を最大限に引き出す映像づくりをサポートします。

また、複数本を同日に撮影する「まとめ撮りプラン」では、半日撮影+編集込みで1本あたり約3万円から制作が可能です。SNS運用や継続的な発信を行う企業にとって、コストを抑えながら高品質なショート動画を継続的に制作できる点が大きな魅力です。

ショート動画制作のご相談は、ジェー・ピー・シーまでお気軽にお問い合わせください。

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ショート動画の制作事例

それでは最後に、当社の制作したショート動画の事例を6つ紹介します。それぞれ用途が異なる事例なので、ぜひ参考にしてみてください。

ショート動画の制作実績一覧はこちら

1.機械工具製品のプロモーションショート動画

こちらは機械工具製品を、代理店向けにプロモーションするためのショート動画です。

ユーザーに若年層が増えていることから、従来型の長尺動画ではなく、スマホで視聴できる縦型ショート動画でプロモーションしています。

映像や構成自体がシンプルな分、コミカルな演出を加えて飽きさせない工夫をしていることが特徴です。

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2.大学の認知拡大用ショート動画

こちらは高校生の認知拡大を狙って制作した、私立大学のプロモーション動画です。

ショート動画に親しみのある高校生に効率的なリーチを狙い、ポップな印象のBGMとグラフィックで、大学の特徴を紹介しています。横型の大学紹介動画をベースに、縦型ショート動画へ展開したこともポイントです。

企画からグラフィック制作、編集、ナレーション収録まで、JPCがワンストップで制作しています。

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3.商品紹介用のショート動画

こちらは下着メーカーの商品PR用ショート動画です。

撮影は自社ハウススタジオで行い、iPhoneを使用して自然な質感を表現しています。商品の構造をより直感的に伝えるため、3DCGを用いてパーツごとに色分け・動きを加える演出を取り入れました。

また、動画内のテキストやレイアウトは、各SNSプラットフォームでの表示を想定してフォントサイズや配置を最適化。どのデバイスでも情報が見やすく、商品の魅力がしっかり伝わる構成になっています。

動画の企画から撮影、編集はもちろん、商品の構造を分かりやすく伝えるための3DCGもJPCがワンストップで対応しています。

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4.自社製品説明用のショート動画

こちらの動画は、ウォーターサーバーの使い方を説明したInstagram投稿用のショート動画です。

ウォーターサーバーの開梱から設置までの手順を、短尺でわかりやすく伝えるため、テンポ感を重視した動画構成としています。工程ごとに簡潔な説明テロップを挿入し、視覚的にもスムーズに理解できる内容に仕上げました。

撮影は実際のユーザー宅で行い、サーバー設置の様子をリアルに再現。視聴者が自宅での利用シーンを具体的にイメージできるよう工夫しています。

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5.授業プログラム紹介用のショート動画

こちらは、大学の授業プログラムを紹介するために制作したショート動画です。

テンポの良いカット切り替えと常に動きのあるイラストを用いることで、学生が飽きずに最後まで視聴できる構成としています。

また、音声なしでも内容が伝わるようにテロップを配置し、上下にロゴを加えることで、ブランディング要素も意識したデザインに仕上げました。

本動画は縦型サイネージとしても活用できる設計となっており、ショート動画の多用途な展開例としても有効な事例です。

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6.SNS広告用のショート動画

こちらは、インテリアファブリックメーカー様のSNS広告用(インスタ)のショート動画です。

「豊富な柄ラインアップ」「印象的なデザイン」「インテリアとのコーディネートの楽しさ」をテーマに、全3本のシリーズ映像として制作しました。

ファブリックの質感や柄の魅力を、多彩なカメラワークによって最大限に引き立てています。さらに、手書き風の空間イラストを組み合わせることで、抜け感とおしゃれな世界観を演出。これらのイラストはJPC所属のイラストレーターが手掛けています。

また、スマートフォン視聴を意識したアニメーション設計により、視聴者が自然に引き込まれる没入感の高い動画に仕上げました。

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まとめ

ショート動画は短尺ながら、企画・撮影・編集といった各工程を丁寧に設計することで、限られた秒数でも高い訴求力を発揮できるコンテンツです。

制作費用の相場は1本あたり約5万〜30万円前後と幅がありますが、まとめ撮りやテンプレート編集の活用、ワンストップ対応の制作会社への依頼によって、コストを抑えながら高品質な映像を制作することも十分可能です。
動画の目的や用途に応じて、どの工程にコストをかけ、どの部分を効率化するかを見極めることが、費用対効果を高めるポイントです。

JPCでは、SNS広告や商品プロモーション、採用PR、ブランド紹介など、目的にあわせたショート動画を、撮影から編集、運用までワンストップでサポートしています。
制作後の配信設計や運用面まで見据えた映像づくりで、費用を抑えながら成果につながる動画活用を実現します。ショート動画の制作をご検討中の方は、ぜひご相談ください。

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