2024.09.30
プロモーション動画の制作費用相場を解説!料金を抑えるコツ・内訳も紹介
通信環境の発展に伴い、さまざまなデバイスで動画を閲覧できるようになりました。その流れにのり、プロモーションにおいても「動画」を活用する場面が増えています。
しかし一口に「プロモーション動画」といっても、その種類は多岐にわたり、制作費用の相場もさまざまです。そのため動画マーケティングに取り組もうと考えているものの、どのくらいの予算を確保すればいいのか分からないという方もいるでしょう。
この記事ではプロモーション動画の制作費用相場を、種類別・活用シーン別に紹介します。内訳や制作費を左右するポイント、費用を抑えるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プロモーション動画の制作費用相場【活用シーン別】
プロモーション動画の種類は、活用シーンごとに次のように分けられます。
種類 | 制作費用相場 |
---|---|
会社紹介動画・商品PR動画 | 30万円~100万円以上 |
YouTube広告 | 10万円~100万円以上 |
SNS広告・Web広告 | 10万円~100万円以上 |
テレビCM動画 | 50万円〜100万円以上 |
それぞれの種類ごとに、特徴や制作費用の相場を見ていきましょう。
会社紹介動画・商品PR動画
会社紹介動画・商品PR動画は、さまざまな場面で活用できるプロモーション動画です。たとえば営業シーンで利用することもあれば、採用活動・IRで使うこともあります。
広告媒体に出稿するわけではないため、決められた規定はありません。そのため1分程度の尺にまとめることもあれば、5分〜10分程度のボリューミーなコンテンツに仕上げることも可能です。
そのため制作費用相場にも幅があります。簡単なアニメーション(モーショングラフィックス)など、最低限の編集だけを用いる場合には30万円程度、ドローン撮影や3DCG編集、ナレーションなどまで依頼する場合には100万円程度が相場となっています。
編集技術の用語
モーショングラフィックス:文字・イラスト・ロゴなどの「グラフィックス」に動きをつける編集技術のこと。
3DCG:3 Dimensional Computer Graphics(3次元空間コンピュータグラフィックス)の略で、縦・横・奥行きのあるCGのこと。2Dアニメーションと比べるとリアリティ・立体感がある。
VFX:Visual Effectsのこと。撮影した映像にコンピュータで演出効果を加える技術。CGとは異なり、実際の映像を加工することが特徴。
YouTube広告
動画プラットフォームとしてお馴染みの「YouTube」には、さまざまな広告配信フォーマットが用意されています。代表的なフォーマットごとの「意識すべきポイント」および「動画の長さ上限」は次のとおりです。
フォーマット | 意識すべきポイント | 動画の長さ上限 |
---|---|---|
スキップ可能なインストリーム広告 | スキップされる前の5秒間でインパクトを与える | なし(3分未満推奨) |
スキップ不可のインストリーム広告 | スキップされない仕様を活かし、動画全体を通じてメッセージを伝える | 15秒 |
インフィード動画広告 | 興味関心の高いユーザーにアプローチしやすため、コンバージョンを意識する | なし |
バンパー広告 | 6秒間に伝えたい情報をすべて含める | 6秒 |
マストヘッド広告 | 影響力が大きいため、テレビCM並みに内容を精査する | なし(最大30秒間音声なしで自動再生) |
YouTube ショートの広告 | モバイル向け縦長動画である特性を活かし没入感を演出する | 60秒未満推奨 |
配信フォーマットごとに制作すべき動画の中身・尺が異なるため、制作費用の相場も多岐にわたることが特徴です。
たとえば使用されることの多い「スキップ可能なインストリーム広告」であれば、スキップされる前の”冒頭5秒間”でインパクトを与えることを意識しなければなりません。撮影・編集技術はもちろん、キャッチコピー(サウンドロゴ)などにもこだわった場合、全体の尺が30秒程度であれば、制作費用は50万円〜100万円程度が相場となります。
一方、スキップされない6秒間の動画である「バンパー広告」、15秒間の「スキップ不可のインストリーム広告」であれば、動画の尺が短いため低価格で制作できると思うかもしれません。しかし現実的には、6秒〜15秒の動画を一本制作するとしても、撮影・編集・ディレクションなどの各業務がそれなりに必要となるため、どれだけ予算を抑えても10万円〜20万円はかかるでしょう。
「バンパー広告」「スキップ不可のインストリーム広告」などは広告運用の実務上、1種類だけでなく、ターゲット別・ニーズ別に複数パターン用意することが多いです。まとめ撮りに対応している映像制作会社に依頼すれば40万円で5本程度、すなわち1本あたり8万円程度で制作できることもあります。
依頼する映像制作会社のスキル・まとめ撮りへの対応の可否によっても変動しますが、YouTube広告用の動画制作にかかる費用相場は10万円〜100万円程度と考えていいでしょう。
SNS広告・Web広告
Instagram・Facebook・TikTokなどの各種SNS、Google・Yahoo!などのWeb媒体にも動画広告を出稿できます。
それぞれの媒体によって入稿規定は異なりますが、一般的には15秒〜60秒程度の尺で制作することが多く、制作費用は10万円〜100万円程度が相場となります。
映像制作会社を選ぶ際は価格だけでなく、それぞれの媒体の特徴を理解しているかどうかもチェックしてみてください。たとえばFacebook広告なら対企業向け(BtoB)、TikTok広告ならイノベーター層・アーリーアダプター層向け(初期採用者向け)の商材との相性がいいといわれています。
成果を出すためにはターゲット層を意識した動画にする必要があるため、広告運用まで任せられる各媒体に精通した映像制作会社を選ぶと安心です。
テレビCM動画
テレビCM用の動画であっても、他のプロモーション動画と使用する技術にそこまで大きな違いはありません。しかし、制作費用の相場は50万円〜100万円以上と、少し高水準であることが特徴です。これにはいくつかの理由があります。
非常に多くの人の目に触れる広告であるテレビCMは、法令(景表法・薬機法など)を順守しているか、コンプライアンス上の問題がないかといった観点から、CM素材が厳しくチェックされます。このチェックは素材考査と呼ばれ、素材考査をクリアするためには、ある程度の企画力・構成力が求められます。
また、テレビCMはリーチする人数が多いため、良いイメージも悪いイメージも広く早く広がってしまうもの。そのため、CM素材の品質には徹底的にこだわらなければなりません。もちろん他の広告媒体で流す素材にもこだわる必要がありますが、テレビCM用の素材はとくに配慮が必要となるのです。
細部のクオリティまでこだわるとなると、どうしても撮影・編集にかかる費用が高くなってしまうことは覚えておきましょう。
プロモーション動画の費用内訳
プロモーション動画の制作費用には、次のような項目が含まれています。
内訳 | 相場 |
---|---|
企画・構成・シナリオ作成費用 | 5万円〜15万円 |
ディレクション費用 | 5万円〜50万円 (トータルの制作費用の2割〜3割) |
撮影費用 | 5万円〜15万円 |
素材制作費用 | 素材の種類・数によって変動 |
編集費用 | 10万円〜50万円 |
音響費用(MA費用) | 数万円~10万円 |
ナレーション費用 | スタジオ収録:7万円~/時間 宅録:3,000円〜5,000円/100文字 |
その他キャスティング費用 | モデル:4万円~ ヘアメイク:2.5万円~ スタイリスト:2万円 |
適正な相場を把握するためにも、費用の内訳について知っておきましょう。
企画・構成・シナリオ作成費用
動画の方向性や内容を決定するための「企画」「構成」「シナリオ」の作成にかかる費用で、相場は5万円〜15万円程度です。企画・構成は動画制作の土台となる工程であり、プロモーションの目的を達成するためには欠かせません。
プロモーション動画の企画・構成には単なる「企画力」だけでなく、「マーケティングの知見」も求められます。自社で対応することも不可能ではありませんが、戦略に関わる部分であるため、プロの力を借りることをおすすめします。
ディレクション費用
ディレクション費用とは、端的にいうとディレクターの人件費のこと。ディレクターは制作プロジェクト全体を指揮し、企画構成・撮影・編集など全工程の進行管理を担う、「監督」のようなポジションです。
ディレクション業務の量によっても費用は変動するため、相場は5万円〜50万円と幅が広く、トータル制作費用の2割〜3割などに設定されていることもあります。
撮影費用
動画撮影にかかる費用で、カメラマンの費用はもちろん、ロケーション費用(ロケハン費用)・機材費用・撮影アシスタント費用も含まれます。「撮影時間」と「撮影場所」の要素によって費用が変動し、ドローン撮影が含まれる場合は技術料が加算されます。
一般的なプロモーション動画の撮影であれば、5万円〜15万円が相場でしょう。
素材制作費用
モーショングラフィックス用の素材制作、動画に登場させるキャラクター制作などにかかる費用で、編集費用に含まれていることもあります。
制作する素材の数によって費用が変動するため、次の表を参考にしてみてください。
内訳 | 相場 |
---|---|
キャラクター制作 | 数万円程度 |
アイコン制作 | 数千円程度 |
説明用の挿絵制作 | 1万円程度 |
編集費用
撮影・制作した素材を編集し、一本のコンテンツとして仕上げるための費用です。
テロップ挿入・モーショングラフィックスなどは基本プランに含まれていることが多いですが、3DCG・VFX・色調補正などはオプション扱いとなっているケースがほとんどでしょう。
使用する技術・動画の尺によって費用が変動しますが、10万円〜50万円程度が相場です。
音響費用(MA費用)
効果音やBGMの挿入にかかる費用で、編集費用に含まれていることもあります。
効果音・BGMの挿入なら数万円、別録りの音声素材(ナレーション素材など)と同期(シンクロ)させる場合は10万円程度が相場です。
ナレーション費用
ナレーション収録にかかる費用です。一口にナレーションといっても、収録方法によって次の2種類に分けられます。
内訳 | 相場 |
---|---|
スタジオ収録 | 7万円~/時間 |
宅録(ファストレコーディング) | 3,000円〜5,000円/100文字 |
スタジオ収録は、高品質なナレーションが求められる「テレビCM」などにおすすめの手法。
専用の録音機材を使用できることはもちろん、音響エンジニアの支援もあるため、リップノイズ・息継ぎ音などもカットできます。収録時間によって費用が変わり、1時間7万円程度が相場となります。(ナレーション尺が10分〜30分程度の場合、収録目安時間は3時間)
一方、費用を抑えたい場合は宅録(ファストレコーディング)がおすすめ。その名のとおり、ナレーターが自宅スタジオ(簡易スタジオ)で収録する方法で、100文字程度のナレーションなら3,000円〜5,000円程度に抑えられます。収録時間ではなく、あくまでもナレーション量で料金が決まります。
その他キャスティング費用
プロモーション動画制作にあたってモデルやヘアメイク、スタイリストをキャスティングする場合の費用相場は、それぞれ下記のとおりです。
キャスティング内容 | 相場 |
---|---|
モデル | フリーランス:4万円~/1日 事務所所属:8万円~/1日 |
ヘアメイク | 2.5万円~4.5万円/1日 |
スタイリスト | 2万円~8万円/1日 |
こういったキャスティングを自社で行うことは簡単ではないため、キャスティングまで対応してくれる映像制作会社に依頼することをおすすめします。
費用別のプロモーション動画制作モデルプラン
それではいくつかの費用別に、プロモーション動画の制作モデルプランを紹介します。それぞれの料金帯でどのような動画を制作できるのか、実例を挙げながら解説していきます。
~30万円
30万円未満の予算帯で依頼できる業務としては、次のような項目が挙げられます。
- 簡易的な撮影
- 簡易的な編集
企画構成は自社で作成する必要がありますが、大々的な宣伝のためでなく、店舗前で放映するローカル向けの動画などであれば、撮影箇所・編集技術を絞って30万円未満で制作することも可能です。
また、YouTube広告やSNS広告などにテスト的に出稿するプロモーション動画を制作する場合も、30万円未満の予算で十分でしょう。
30万円~
30万円〜50万円程度の予算で依頼できる業務としては、次のような項目が挙げられます。
- 簡易的なシナリオ作成
- 撮影
- 編集(モーショングラフィックス・アニメーション含む)
- BGM・効果音
- キャスティング(実費は別)
下記の動画の制作費用は40万円〜程度。
企画構成からイラスト・グラフィック制作、編集までをJPCがワンストップで対応。ナレーションの代わりに、テキストを映像内にテロップで表記しています。
下記のYouTube広告動画の制作費用は35万円〜程度。
こちらはナレーションを挿入しており、キャラクターもJPCで作成。親しみやすいキャラクターのアニメーションを活用することで、ブランディングにも貢献しています。
下記SNS動画(TikTok動画・Instagram動画)の制作費用は30万円~程度。
視聴者の目を引くシーンを選定し、カット割りを工夫することで、迫力があり印象に残りやすい動画となっています。
30万円〜50万円の予算帯はこれらの動画のように、シンプルながらもクオリティが担保された動画を制作したい方におすすめです。
JPCの制作実績:動画制作・映像制作の実績/事例
50万円~
50万円を超える予算で依頼できる業務としては、次のような項目が挙げられます。
- 企画・シナリオ作成
- 撮影
- 編集(モーショングラフィックス・アニメーション含む)
- BGM・効果音
- ナレーション
- キャスティング(実費は別)
企画・シナリオ作成から依頼でき、ナレーションにも対応してもらえるため、YouTube広告などでの成果も期待できるでしょう。
下記のような動画は、制作費用が50万円〜程度となります。
こちらの動画は、クライアント様からご支給いただいた素材を活用しながら、キャッチ―で印象に残りやすいグラフィックを制作。編集からナレーション収録まで、JPCがワンストップで対応しています。
JPCの制作実績:動画制作・映像制作の実績/事例
100万円~
100万円を超える予算で依頼できる業務としては、次のような項目が挙げられます。
- 企画・シナリオ作成
- 撮影
- 編集(モーショングラフィックス・アニメーション含む)
- 高度な編集技術(3DCG・VFXなど)
- BGM・効果音
- ナレーション
- キャスティング(実費は別)
3DCGなどの高度な編集技術やドローンでの撮影を取り入れ、さらにナレーションなどのクオリティにもこだわりたい方におすすめの予算帯です。ハイクオリティな映像や音声が求められるテレビCM用の動画を制作する場合は、100万円程度の予算を見込んでおくとよいでしょう。
下記のような動画は、制作費用が120万円〜程度となります。
企画からディレクション、撮影、イラストの作成、編集まで、映像制作に関わるすべての業務をJPCのクリエイターが担当。自社スタジオで撮影を行い、背景に作成したイラストをクロマキー合成することで、動画全体がキャッチーな印象になるよう仕上げました。
JPCの制作実績:動画制作・映像制作の実績/事例
プロモーション動画の制作費用を左右する要素
ここまで紹介したとおり、プロモーション動画の制作費用相場には幅があります。制作費用を左右する要素としては、次の5項目が代表的です。
- 動画の尺
- 撮影内容
- 使用する編集技術
- ナレーションの有無
- キャスティング内容
それぞれどのようなことが制作費用に影響するのか、詳しく見ていきましょう。
動画の尺
動画の尺、つまり「長さ」は制作費用を左右する主な要因です。尺が長ければ長いほど、撮影や編集、ナレーションなどすべての作業のボリュームが増えるため、制作費用も高くなります。
とはいえ、尺が短ければ短いほど費用が安くなるとも限りません。先述したとおり、6秒〜15秒程度の動画を一本だけ制作する場合であっても、撮影や編集、ディレクションなどの各工程でそれなりの量の業務が発生するためです。
逆に短い動画を一本だけ制作するとなると、割高になってしまうこともあります。
撮影内容
撮影の内容や規模によっても制作費用は変動します。たとえばロケ撮影の場合、スタジオ撮影と比べるとカメラマンの拘束時間が増えるため、費用が高くなりやすいです。撮影場所が増えると、それだけ移動費もかかります。
また、ドローンなどの特殊な撮影機材を使用する場合も、機材費やオペレーター費がかかることを覚えておきましょう。
使用する編集技術
編集に使用する技術や特殊効果も制作費用に影響を与えます。基本的なカット編集やテロップ挿入、モーショングラフィックスだけであれば、安価に抑えることも可能に。
一方で、3DCGやVFXなどの高度な技術を要する編集作業は専門的なスキルを持ったスタッフが必要になることはもちろん、編集にかかる時間も長くなるため費用が高くなります。
ナレーションの有無
ナレーションを挿入する場合、当然ナレーターへの報酬が発生します。また、先述したとおりナレーションの収録方法として「スタジオ収録」か「宅録」のどちらを選ぶかによっても費用が変わります。
キャスティング内容
動画制作に伴うキャスティングも、制作費用を大きく左右する要素の一つ。
当然プロの俳優やモデルを起用すれば、出演料は高くなるでしょう。ヘアメイクやスタイリストをキャスティングする場合もその分費用がかかります。
プロモーション動画の制作費用を抑える5つのコツ
プロモーション動画の制作費用を左右する要素をいくつか紹介しましたが、すべてハイクオリティな映像作品を制作するためには不可欠なものばかりです。
すべての要素にこだわって制作することが理想的であるものの、現実的には予算内に費用を抑えなければなりません。しかし安さだけにこだわると、動画のクオリティが落ちてしまうリスクもあります。
クオリティを落とさずに制作費用を抑えたい場合には、次の5つのコツを意識してみてください。
- 尺を短くする
- ワンストップで対応してくれる映像制作会社を選ぶ
- 自社スタジオを有する映像制作会社を選ぶ
- ナレーションは宅録を活用する
- まとめ撮りする
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
1.尺を短くする
動画の尺を短くすれば、撮影や編集にかかる時間を減らせるため、結果としてトータルの制作費用を抑えられます。しかし、プロモーション動画の目的はあくまでも「ターゲットに情報を届ける」ことであるため、制作費用の削減だけでなく、目的を達成するために最適な尺にすることも重要に。
YouTube広告用の動画を制作するケースを例に考えてみましょう。
「スキップ可能なインストリーム広告」では動画の長さに上限がないため、5分以上の動画を入稿することも可能です。しかし、YouTubeの視聴中に広告コンテンツを1分以上にわたって見てくれるユーザーは少数派でしょう。
また、5秒経つとスキップが可能なこともふまえると、「冒頭5秒にこだわった15秒〜30秒程度の動画」が予算を抑えつつ、なおかつ目的も達成できる動画尺であると考えられます。
尺を短くすれば制作費用は抑えられますが、動画を制作する目的を達成できるかどうかを軸に判断してみてください。
2.ワンストップで対応してくれる映像制作会社を選ぶ
動画制作にはさまざまな工程がありますが、すべての工程に「ワンストップ」で対応してくれる映像制作会社を選ぶと制作コストを抑えられます。
たとえば撮影・編集・ナレーションなどを別々の会社に依頼する場合、それぞれの会社ごとにディレクターが配置されたりやり取りの窓口が増えたりと、少なからず無駄が発生する可能性が高いです。
一方、「ワンストップ」で対応してくれる映像制作会社であればディレクターは原則一人ですし、各工程に関わるスタッフのコミュニケーションもスムーズであるため、制作作業を全体的に効率化できます。その結果として、複数の会社に依頼するより、ワンストップの会社に依頼したほうが制作コストを抑えられるのです。
3.自社スタジオを有する映像制作会社を選ぶ
出典:ワンスタ京都
スタジオで撮影を行う際、スタジオレンタル費用が撮影コストの大部分を占めることも珍しくありません。
しかし、自社にスタジオを有する映像制作会社に依頼すれば、レンタル費用を削減できます。また、レンタルするときと比べてスケジュール調整も容易なため、効率的な工程を組むことも可能です。
4.ナレーションは宅録を活用する
プロモーション動画にナレーションを挿入する場合は、「宅録」を活用することでコストを削減できます。
先述したとおり、音声の細かな部分にまで配慮しなければならない「テレビCM用動画」や「TVer広告用動画」などを制作する場合はスタジオ収録が適しているものの、宅録のクオリティは年々向上しているため、一般的なプロモーション動画であれば宅録ナレーションでも問題ありません。
ただし、ナレーターの保有する設備によって、ナレーションのクオリティが左右される点には注意が必要です。宅録であっても、クオリティが担保されたナレーターのキャスティングが可能な映像制作会社に依頼すると安心でしょう。
5.まとめ撮りする
6秒〜15秒程度の動画を制作する場合、どうしても一本あたりの制作コストが割高になってしまいます。しかし、「まとめ撮り」に対応している映像制作会社に依頼すれば、一本あたりの制作コストを大幅に削減することも可能です。
たとえばJPCでは、映像と音を同時に収録できる「同録スタジオ」を完備。同録スタジオで「まとめ撮り」を行うことで、収録にかかる手間や費用を削減できます。
たとえば、「動画コンテンツを5本制作する」といったケースであれば「撮影20万円・編集4万円/本」、つまりトータル40万円で動画5本(1本あたり8万円)を制作できることもあります。
まとめ撮りに対応している映像制作会社は多くないため、あらかじめ確認してみてください。
プロモーション動画制作時に意識すべきポイント
最後に、ハイクオリティなプロモーション動画を制作するために意識すべきポイントについても紹介します。
- あらかじめ目的を決めておく
- 実績が豊富な映像制作会社を選ぶ
- 動画マーケティングを任せられる映像制作会社を選ぶ
動画マーケティングで成果を出すためには、制作費用とあわせて上記3点も意識してみてください。それぞれのポイントについて詳しく解説します。
あらかじめ目的を決めておく
まず第一に、プロモーション動画を制作する目的をはっきりさせておきましょう。
目的が決まっていないと動画の方向性が定まらず、企画・撮影・編集などの各ステップで手戻りが発生してしまうかもしれません。再撮影や再編集が発生すると、その分の費用が余計にかかってしまいます。
目的が明確であれば制作もスムーズに進み、なおかつ視聴者に伝えたいメッセージが伝わる動画を制作しやすくなります。
実績が豊富な映像制作会社を選ぶ
映像制作会社は費用の安さだけでなく、ホームページに掲載されている実績も加味して選ぶことが重要です。
実績が豊富な映像制作会社には動画制作のノウハウが蓄積されているため、ハイクオリティなプロモーション動画を適正な相場で制作してもらえるでしょう。
動画マーケティングを任せられる映像制作会社を選ぶ
「動画制作」だけでなく「広告運用」まで任せられる映像制作会社に依頼すれば、動画マーケティングにかかるトータルコストを抑えやすいこともポイントです。
もし「動画制作」と「広告運用」を別々の会社に依頼するとなると、それぞれの会社にプロモーション目的を説明しなければなりません。また、映像制作会社と広告代理店の意見があわなければ、マーケティングを効率的に進められない可能性もあります。
「動画制作」から「広告運用」までワンストップで対応してくれる会社に依頼すれば、プロモーション目的の共有は一度で済むため、制作から広告運用までスムーズに進行できるでしょう。運用結果に基づいて新しく動画を制作する場合も、一貫した戦略のもと進行してもらえることもメリットです。
まとめ
プロモーション動画の制作費用相場は10万円〜100万円以上と幅があり、動画の尺や撮影内容、編集内容などの要素によって左右されます。適正な相場で動画を制作するためには、ぞれぞれの費用相場でどういった動画を制作できるのかを把握しておくことが重要です。
また、費用を抑えて動画を制作したとしても、プロモーションが成功しなければ意味がありません。プロモーション動画を制作する目的を達成できるかどうかを軸に、依頼する映像制作会社を探すことをおすすめします。
JPCは、企画から撮影、キャスティング、編集まで、映像制作に関わるすべての業務にワンストップで対応。各工程を自社のマーケターやクリエイターが担当するため、適正な料金でハイクオリティなプロモーション動画を制作いたします。広告運用の実績も豊富にあるため、動画プロモーションを考えている方は、ぜひ一度JPCにご相談ください。