2025.09.15
Webサイト制作の流れ全ステップを徹底解説!工程別のポイントや依頼先も紹介

誰もがインターネットで情報を探す現代において、Webサイトは企業にとって欠かすことのできないビジネスツールです。ゼロからWebサイトを制作することもあれば、既存サイトをリニューアルすることもありますが、いずれにせよ「Webサイト制作の成否」が事業を左右するといっても過言ではないでしょう。
しかし、成果を生むWebサイト制作は簡単ではありません。全工程をプロジェクトとして管理し、計画的に進める必要があります。
この記事では、Web制作会社の視点から、Webサイト制作の流れを工程別に解説します。依頼先選びから企画・設計、コーディング、公開までのステップをわかりやすくまとめました。

- 依頼先選び【ステップ0】
- 企画・要件定義【ステップ1】
- 全体像設計【ステップ2】
- コンテンツ制作【ステップ3】
- コーディング・実装【ステップ4】
- テスト・公開【ステップ5】
工程ごとのポイントや依頼先選びのコツも紹介しますので、Webサイトの制作を成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Webサイト制作に着手する前に確認しておくべきポイント
いきなりWebサイト制作を始めると、予算オーバーや手戻りが発生するリスクがあります。理想のWebサイトを効率よく完成させるために、まずは以下の3点を明確にしましょう。
- Webサイトの規模・予算
- スケジュール
- Webサイトの制作目的・ターゲット
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
Webサイトの規模・予算
Webサイトの制作を始める前に、まず規模と予算を明確にしましょう。必要なページ数や機能によって、費用の目安は大きく異なります。以下の表は、一般的な予算帯ごとに実現可能な内容の例をまとめたものです。
予算帯 | 実現できること |
---|---|
~10万円 | WordPressの無料テンプレートを使用した簡単なサイト制作(数ページ程度、素材は発注元が用意) |
10万~50万円 | WordPressの有料テーマを使用したサイト制作(~10ページ程度、フリーランスによるテキスト・画像の作成が可能) |
50万~100万円 | オリジナルデザインのサイト制作(~20ページ程度、独自のクリエイティブが可能) |
100万~300万円 | 高度なカスタマイズが可能なWebサイト制作(複数の投稿機能を実装可能、ただしシステム開発は含まず) |
一般的なコーポレートサイトやサービスサイトの場合、100万〜300万円の予算があれば、ハイクオリティなWebサイトの制作が可能です。一方で、決済機能やお気に入り機能などを備えたECサイトの場合は、500万円以上の予算が必要になることがほとんど。1ページのみのランディングページ(LP)であれば、100万円以下で制作できることもあります。
概算で構いませんが、制作をスムーズに進めるためには、「必要なページ数」と「機能」を事前にリストアップしておくことをおすすめします。
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スケジュール
Webサイトの制作には通常、3ヶ月~半年程度の期間がかかります。短納期での完成を希望する場合は、追加費用が発生する可能性があるため注意が必要です。
また、キャンペーンやイベントなどの開催日にあわせ、Webサイトの公開日が決まっている場合は、スケジュールを逆算し、早めに着手することが求められます。Web制作会社によって制作スピードは異なるため、見積もり依頼時に納期に間に合うかどうかを確認してみてください。
Webサイトの制作目的・ターゲット
Webサイトのデザインやコンテンツ、機能を決定するためには、制作目的とターゲットを明確にすることが重要です。たとえば、Webサイトを制作する理由に応じて、必要となるコンテンツは以下のように異なります。
目的 | 必要なコンテンツ・機能 |
---|---|
新規顧客を増やしたい | コンテンツマーケティングを実践するためのブログ機能(オウンドメディア) |
採用応募者数を増やしたい | 代表者や先輩社員のメッセージ、社員の働き方を紹介するコンテンツ |
ブランドイメージを向上させたい | ブランドストーリーやアイデンティティを伝えるデザイン |
目的によってターゲット層も変わります。年齢や性別、属性に応じて、好まれるデザインや必要な情報が異なるため、制作前にしっかりと定義しておきましょう。
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依頼先選び【ステップ0】
Webサイトを制作するためには、まず依頼先を決めなければなりません。まずはステップ0として、依頼先を選ぶためのポイントを確認していきましょう。
- 依頼先の候補を探す
- Web制作会社のホームページを確認する
- 見積もり・初期提案を依頼する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
依頼先の候補を探す
Webサイト制作の依頼先としては、フリーランスやWeb制作会社、マーケティング会社が挙げられます。それぞれのメリットやデメリット、依頼に適したケースは以下のとおりです。
依頼先 | メリット | デメリット | 適しているケース |
---|---|---|---|
フリーランス | 低価格で依頼できる 柔軟な対応が可能 | 技術力やクオリティにばらつきがある 納期の遅延リスク(体調不良やスケジュールミス) | コスト重視の小規模プロジェクト |
Web制作会社 | 組織的な体制で信頼性が高い 高品質なデザインや制作が可能 関連業務も依頼できる | フリーランスと比べると費用が高い | デザイン重視、品質や納期を確実にしたい場合 |
マーケティング会社 | マーケティング視点を活かした制作が可能 運用面のアドバイスが充実している | 制作費用がさらに高め デザインや制作に特化した対応は少ないことも | 運用やマーケティング重視のプロジェクト |
依頼先は、自社が重視するポイントにあわせて選ぶことが大切です。たとえば、コスト重視ならフリーランス、デザインやクオリティを重視するならWeb制作会社、運用やマーケティングを重視するならマーケティング会社を選ぶといいでしょう。
Web制作会社のホームページを確認する

依頼先候補をいくつか選んだら、その会社のホームページ(ポートフォリオ)を必ず確認しましょう。以下のポイントをチェックすることで、適切な依頼先かどうかを見極められます。
確認ポイント | チェック内容 |
---|---|
実績のデザインや機能性 | 自社のイメージや目標に合うデザイン・機能があるか |
料金体系の明確さ | 費用や追加料金が明確に記載されているか |
付随する業務への対応 | SEO対策やアクセス解析などの関連サービスが充実しているか |
SEOとは?
Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Webサイトを検索エンジンで上位表示させるための施策のこと。
依頼先を選ぶ前にこれらのポイントをしっかり確認しておくことで、制作過程でのトラブルを防ぎ、自社の目的にあった高品質なWebサイトを制作できるでしょう。信頼できるパートナーを選ぶことが、成功への第一歩です。
Point! JPCでは、コーポレートサイトやLP、採用サイトなど、幅広いジャンルのWebサイトの制作実績が豊富にあります。SEO対策を施したWebサイトの制作も行っておりますので、お気軽にご相談ください。 |

見積もり・初期提案を依頼する
ポートフォリオを確認したら、見積もりや初期提案を依頼しましょう。見積もり依頼時には、記事の冒頭で触れた以下のポイントを具体的に伝えることで、より実用的な提案が受けられます。
- Webサイトの規模と予算
- スケジュール
- 制作の目的とターゲット
見積もりと提案内容を比較したうえで、費用対効果が高いと判断した会社に発注すれば、いよいよWebサイト制作のスタートです。
企画・要件定義【ステップ1】
Webサイト制作の最初の工程は「企画・要件定義」です。この段階では、Web制作会社と以下の5つの項目について話し合い、方向性を明確にします。
- 目的の設定
- ターゲットの分析・競合調査
- コンセプトの設定
- ドメイン・サーバーの構成を決める
- 使用ツールを決める
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
1.目的の設定
Webサイトを制作する目的については、見積もりを依頼した際に社内で話し合っていたかもしれませんが、要件定義の段階で改めて、関係者間の認識を一致させておくことが重要です。また、このタイミングで目的を追加・調整することもあります。
たとえば、当初は「会社の信頼感を高めるコーポレートサイトの制作」を目的としていた場合でも、「採用活動にも活用したい」という希望が出てくることもあるでしょう。理想としてはリクルートサイト(採用専門サイト)を別途制作するのが望ましいですが、予算の都合で難しい場合には、コーポレートサイトに「採用ページ」を追加することも可能です。
このように、要件定義の段階で希望や目的を明確に伝えておくことで、Web制作会社から具体的なアドバイスを受けられます。後の工程に進んでからはページ構成の変更が難しくなるため、このタイミングでしっかりと希望を共有しておきましょう。
2.ターゲットの分析・競合調査
ターゲットの分析を改めて行い、同時に競合他社のWebサイトも調査します。特に、サービスサイトやECサイト、オウンドメディアなど、検索エンジン経由での集客を目的とするWebサイトでは、次のポイントを重点的に確認してみてください。
- 競合のSEO対策
- 競合サイトに足りていない要素
- 自社ならではの強み
競合のWebサイトを参考にするだけでなく、自社独自の強みをどのように打ち出すかを考えることが成功のカギです。分析結果を活かし、ターゲットにとって魅力的なデザインやコンテンツを計画しましょう。
3.コンセプトの設定
目的やターゲットを最終確認した後、Webサイトのコンセプト(テーマやメッセージ)を設定します。コンセプトは、Webサイト全体を貫く基本的な観点や考え方であり、「誰に」「どのような価値を」「どのように提供するのか」を明確にする役割を果たします。
コーポレートサイトの場合は、MVV(Mission, Vision, Value)やクレドをもとにコンセプトを考えることが多く、サービスサイトの場合は、既存のキャッチコピーを活用するのも一つの方法です。
MVV・クレドとは?
MVV:「Mission(使命)」「Vision(将来像)」「Value(価値観)」の略で、企業の存在意義や目指すべき方向性を示す考え方。企業の根幹を表す指針として、コーポレートサイトのコンセプトに活用されることが多い。
クレド:企業の行動指針や価値観を簡潔にまとめたもの。従業員や顧客に対し、「企業として大切にしている考え方」を伝える役割を果たす。
コンセプトの設定にはマーケティング的な視点が重要になるため、Web制作会社とディスカッションを行いながら決定することをおすすめします。
4.ドメイン・サーバーの構成を決める
Webサイト制作では、技術的な要素としてドメインとサーバーの構成を決定しなければなりません。
ドメインはインターネット上の住所のようなもので、「example.com」のような文字列を指します。わかりやすく覚えやすい名前であることが望ましいため、コーポレートサイトでは会社名、サービスサイトではサービス名をそのまま活用するのがおすすめです。
サーバーは、Webサイトのデータを保管し、訪問者に配信するデータの保管庫のような役割を持ちます。ドメインとサーバーを紐づけることで、Webブラウザでサイトが閲覧できるようになります。

すでにWebサイトを保有している場合の選択肢は、「同一のサーバーに新サイトを構築する」か「別サーバーに新サイトを構築する」の2通り。また、ホームページに使用するドメインでメールも運用する場合は、Webサーバーとメールサーバーをまとめるのか分けるのかも決めておきましょう。
これらは専門的な内容を含むため、Web制作会社のアドバイスを受けながら判断すると安心です。
5.使用ツールを決める
Webサイトは、HTMLなどのマークアップ言語で記述することで、初めてWeb上で閲覧可能な状態になります。しかし、マークアップ言語を直接記述してWebページを作成するのは、専門知識がない場合には難易度が高いでしょう。
マークアップ言語
文意やページ構造を表す静的な言語のこと。一方で、プログラミング言語はアニメーションやログイン処理などの動的な動きを実現するための言語。
そのため、制作や運用の効率化を図るために、専門知識がなくてもWebページを作成・更新できるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)というツールを使用するケースが一般的です。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)
Webサイトのテキストや画像、デザイン、レイアウトなどを管理するシステム。HTMLなどの知識がなくても、簡単にWebページの作成や更新が可能。
CMSにはさまざまな種類があり、代表的な例として以下が挙げられます。
- WordPress
- Wix
- Drupal
- Joomla!
CMSの種類によって操作性やセキュリティ性、機能などが異なるため、公開後の運用フェーズも考慮したうえで、最適なツールを選びましょう。
Webサイトの全体像設計【ステップ2】
要件が固まったら、Webサイトの全体像を設計します。この工程では、次の3つのポイントを決めていきます。
- サイト構造の設計(サイトマップの作成)
- コンテンツ企画
- UI・UXデザイン設計・ワイヤーフレーム作成
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
サイト構造の設計(サイトマップの作成)
Webサイトの目的に応じて必要なページを洗い出し、サイト全体の構造を設計します。たとえば、コーポレートサイトを制作する場合は、次のようなページが必要となるでしょう。
- トップページ
- 会社概要(代表挨拶・沿革など)
- 事業紹介(各事業ごと)
- お知らせ
- お問い合わせ
これらのページを階層ごとに整理し、視覚化したものが「サイトマップ」です。

サイトマップを作成することでサイト全体の構造を把握しやすくなるため、必要なページの漏れがないかを確認できます。また、サイトマップは検索エンジンでの評価にも影響を与えるため、わかりやすく整理された構造を設計するようにしましょう。
コンテンツ企画
サイトマップを作成したら、各ページに掲載する具体的なコンテンツを企画します。たとえば、事業紹介ページ(またはサービス紹介ページ)には、以下のような要素を盛り込むと効果的です。
- 事業概要(対応業務)
- 製品(サービス)の説明
- 競合優位性(独自技術、品質、コストパフォーマンスなど)
- 実績・事例
まずは、載せたいコンテンツを思いつく限りピックアップしてみましょう。これにより、ページに必要な情報や訴求ポイントを整理しやすくなります。
UI・UXデザイン設計・ワイヤーフレーム作成
各ページに掲載するコンテンツが決まったら、次はUI・UXデザインの設計に進みます。
UI(User Interface)
Webサイト内でユーザーが閲覧・操作する要素のこと。テキストや画像、動画だけでなく、メニューやボタンなどのインタラクティブな要素も含まれる。
UX(User Experience)
Webサイトを利用した際のユーザー体験や感情を表す。優れたUIを持つWebサイトは、結果としてユーザーに好ましい体験(良いUX)を提供できる。
UI・UXデザインの設計では、各ページのデザインやレイアウトを簡略化した「ワイヤーフレーム(WF)」を作成します。ワイヤーフレームを通じて、以下の要素を具体化していきます。

- 各コンテンツをどの位置に配置するか
- 視覚的なデザインと操作性のバランスをどう取るか
- ユーザーが目的の情報にたどり着きやすい導線をどう設計するか
このワイヤーフレームは、以降の制作工程の基盤となるため、大幅な修正が必要な場合は、このタイミングでWeb制作会社に必ず伝えるようにしましょう。
コンテンツ制作【ステップ3】
サイトマップやワイヤーフレームが完成したら、次は各種コンテンツの制作に進みます。このステップでは、以下のような作業を細分化して進めます。
- 素材準備
- 撮影
- 動画・映像制作
- テキスト作成
- デザイン制作
それぞれの作業における重要なポイントを詳しく見ていきましょう。
素材準備
ホームページ制作は、以下のような素材を事前に準備し、Web制作会社に提供することでスムーズに進行できます。
- 会社のロゴ(必須)
- パンフレット
- 商品写真
- 各種資料
特にロゴデータは必須となるため、社内で見つからない場合は、名刺印刷を依頼した印刷会社に問い合わせてみてください。名刺にはロゴを使うケースが多く、印刷会社がデータを保存している可能性があります。
これらの素材を揃えておくと、制作工程が円滑に進むだけでなく、完成度の高いWebサイトを制作するための土台となります。
撮影
ワイヤーフレームに基づき、新たに必要な写真を撮影します。社員が撮影することも可能ですが、Webサイトのクオリティを高めるためには、制作会社に依頼してプロのカメラマンを手配してもらうことをおすすめします。
撮影を行う際は、公開される写真であることを意識し、被写体の状況に十分注意することが大切です。たとえば、工場を撮影する場合は、従業員の身だしなみやヘルメット、手袋などの安全装備の着用状況に配慮して撮影を進めましょう。
Point! JPCは東京と京都に最新鋭の撮影設備を備えた撮影スタジオを完備。撮影実績が豊富なカメラマンが、高品質な写真・動画を撮影いたします。 |
動画・映像制作
ホームページに動画を使用する場合は、写真とあわせて映像の撮影も行います。企業紹介や商品のデモンストレーションでは社員が出演するケースも多いため、事前に社内で調整しておきましょう。
撮影から映像編集まで一貫して対応しているWeb制作会社に依頼すれば、クオリティの高い動画を作成できるだけでなく、トータルコストも抑えられるためおすすめです。
Point! JPCは自社に映像制作の部署を有しており、映像クリエイターが多数在籍。Webサイトの魅力をさらに引き出す、ハイクオリティな映像を制作いたします。 |
テキスト作成
撮影と並行して、Webサイトに掲載するテキストの作成も進めます。必要に応じて、代表者や社員へのインタビューを実施し、事業やサービスの魅力を深掘りすることで、より説得力のある文章が作れます。
また、事業紹介ページやサービス紹介ページを検索エンジンで上位表示させたい場合は、SEOを意識してライティングをしなければなりません。そのため、社内で文章を作成するのではなく、プロのSEOライターへの依頼を検討してみてください。
Point! JPCにはコピーライターやSEOライターが在籍しているため、ユーザーの目を引く文章や、検索順位を向上させるためのSEOに考慮したテキストの作成もお任せいただけます。 |
デザイン制作
必要な素材がすべて揃ったら、いよいよデザイン制作に進みます。デザインはWeb制作会社のデザイナーが担当するため、基本的には完成を待つ形になります。
デザインはワイヤーフレームに基づいて作成されるため、この段階で大幅な変更を加えるのは難しいものの、微調整であれば対応が可能です。
また、WordPressテーマを利用してサイトを制作する場合は、テーマの機能やレイアウトに基づいたデザインとなるため、一定の制約があることを理解しておきましょう。
関連記事:コーポレートサイトを制作する際のWordPress・テーマの選び方とは?
コーディング・実装【ステップ4】
コーディングとは、マークアップ言語などを使ってソースコードを記述し、完成したデザインをWeb上で再現する作業のこと。この工程では、HTMLやCSSなどを使用し、Webページを具体的な形に仕上げていきます。
コーディングについてもWeb制作会社のコーダーが担当するため、基本的には完成を待つことになります。必要に応じて、進捗状況を確認しておきましょう。
テスト・公開【ステップ5】
Webページが完成したら、サーバー上にアップロードし、実際のユーザー目線でテスト操作を行います。リンク切れや表示崩れなどの技術的な問題についてはWeb制作会社が対応しますが、以下のポイントは発注者自身で確認しておくと安心です。
- 専門用語や表現の誤字脱字
- 写真やコンテンツの掲載ミス
テストで問題が見つからなければ、サーバーの設定を調整してWebサイトを公開します。これでWebサイト制作の全工程が完了です。
Webサイト制作を成功させるための4つのポイント
ここまで紹介してきた各工程とあわせて、Webサイト制作を成功させるために重要な4つのポイントを押さえておきましょう。
- 目標・ターゲットの明確化
- UI・UXを重視したデザイン
- コンテンツの質
- 継続的な改善と更新
これらのポイントを意識することで、目的を達成し、長期的に成果を上げられるWebサイトを構築できます。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.目標・ターゲットの明確化
成果を出すWebサイトを制作するためには、目標とターゲットを明確にすることが不可欠です。目標が異なれば、適したサイト構成やデザインも大きく変わります。
たとえば、売上をアップしたい場合と、ブランド認知を向上させたい場合では、アプローチやコンテンツの内容が異なります。また、売上アップを目指す場合でも、Webサイトを通じてリード(見込み顧客)を獲得するのか、それともオンライン販売を促進するのかによって、サイト内に配置すべきCTA(Call To Action)要素も変わります。
CTA(Call To Action)
ユーザーに具体的な行動を促す要素のこと。行動内容は、電話やメールでの問い合わせ、資料請求、商品注文などさまざま。
さらに、ターゲットに最適化されたデザインやコンテンツを作成するためには、誰に向けたWebサイトなのかを明確にしておく必要があります。ターゲットの性別や年齢、ニーズなどを具体的に設定することで、より効果的なサイトを制作できます。
Point! JPCはマーケティングの専門部署を有しており、プロのマーケターが目標設定やターゲットの選定についてもサポートいたします。 |
2.UI・UXを重視したデザイン
UI・UXを重視したデザインは、Webサイト制作において非常に重要です。ターゲットによって適したUIが異なるため、デザインを考える際はターゲットの特性をしっかり把握する必要があります。
たとえば、中年から高齢層向けのサイトでは、文字を少し大きくすることでUXが向上します。一方、若年層向けのサイトでは、文字が大きすぎると「オシャレでない」と思われることがあり、デザインの印象に影響を与える可能性も。
このように、ターゲットにあわせたUIを設計することで、UXに優れたWebサイトを制作できます。ただし、どのようなターゲット向けのWebサイトであっても、以下のポイントは共通して重要になります。

- 直感的で使いやすいナビゲーションの設計
- スマートフォンやタブレットでも快適に閲覧できるレスポンシブデザインの採用
依頼するWeb制作会社を選ぶ際には、制作実績を確認し、紹介されているサイトが使いやすいかどうかをチェックするようにしましょう。
Point! JPCでは、実績豊富なデザイナーがUI・UXに考慮し、ターゲットに適したデザインを制作いたします。 |
3.コンテンツの質
優れたWebサイトを作るには、コンテンツの質にこだわることが欠かせません。
ここでいうコンテンツとは、Webサイトのデザインだけでなく、写真や動画、テキストなどのWebサイトに掲載するあらゆる要素を指します。たとえWebデザインが優れていても、写真やテキストの品質が悪い場合、サイト全体のクオリティも下がってしまうため注意が必要です。
コンテンツの質を高めるには、以下のような要素をすべて網羅することが重要に。
- 写真・動画の撮影と編集
- SEO対策を取り入れたテキスト作成
- サイト全体の一貫性を保つデザイン制作
これらすべての工程をワンストップで対応できるWeb制作会社に依頼することで、統一感のある高品質なWebサイトを制作できるでしょう。
Point! JPCは、社内にカメラマンやSEOライター、Webデザイナーが在籍しているため、Webサイトに必要なコンテンツ制作すべてにワンストップで対応可能。目的を共有しながら、成果を得られるハイクオリティなWebサイトを制作いたします。 |
4.継続的な改善と更新
Webサイトの成果を上げるためには、公開後も定期的にメンテナンスや更新を行い、サイトのパフォーマンスを維持することが不可欠です。これにより、検索エンジンからの評価を保ちながら、ユーザーにとって常に価値のある情報を提供できます。
そのため、制作だけで終わるのではなく、公開後の解析や運用まで任せられるWeb制作会社に依頼することをおすすめします。
Point! JPCでは、サイト公開後の解析や改善提案、広告運用など、包括的なWebマーケティングにもワンストップで対応。Webサイトの運用も安心してお任せいただけます。 |
まとめ
Webサイト制作は、企画からデザイン、コンテンツ制作、公開後の運用に至るまで、さまざまな工程を経て進められます。成果の得られるWebサイトを構築するためには、それぞれの工程におけるポイントを押さえることが重要です。
Webサイトの制作を成功させるためには、すべての工程にワンストップで対応可能な実績豊富なWeb制作会社に依頼するのが安心です。
JPCでは、サイト設計からデザイン・コーディング、さらに公開後の運用やWebマーケティング、写真・映像制作、テキスト作成など、幅広い分野に一貫して対応しています。高品質なWebサイト制作を目指す方や、運用面までトータルでサポートを希望される方は、ぜひお気軽にご相談ください。