2024.10.09
ランディングページ作成費用の相場とは?LP制作事例をもとに徹底解説
Webマーケティングには欠かせないランディングページ(LP)ですが、その制作費用はどのくらいが適正範囲なのかご存知でしょうか。LPは1ページのみの制作となるため、一般的なWebサイトを制作するよりは安価に抑えられるケースが多いですが、適正相場を知っておくに越したことはありません。
この記事ではランディングページ作成費用の相場について、見積もり項目や依頼先などの要素別に紹介します。LP制作を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ランディングページとは
まずはランディングページの定義をはっきりさせておきましょう。Webマーケティング用語のランディングページ(Landing Page|通称:LP)は、次の2種類の意味で使用されます。
- 広義のLP:広告などを経由して最初にアクセスするページ
- 狭義のLP:購入・資料請求などのアクションを促す縦長のページ
どちらもユーザーが「着地する(Landing)」ことに由来した名称であり、意味するところは同様ですが、LPそのものに求められる目的が異なります。
広義のLPは「最初にアクセスするページ」であるため、その後の行動は「別ページに移動」「情報収集して離脱」「コンバージョン(購入)」などさまざま。そのため、集客用のページもあれば、購入用のページも存在します。
コンバージョン(CV)
Webマーケティングにおける「ゴール」となる行動のことで、購入・資料請求・申し込みなどが該当する。最近は「キーイベント」と呼ばれるケースもある。
一方、狭義のLPの目的は、そのページのみでコンバージョンさせること。セールスライティングを意識した構成にする必要があるため、一般的なWebページより縦長になることが多いです。
この記事では、コンバージョンを目的とした「狭義のLP」について解説していきます。
LP制作時の見積もり項目
狭義のLPの制作費用は10万円〜60万円程度と幅があり、次のように細分化されます。
- 企画構成
- ディレクション
- ライティング
- デザイン
- 写真撮影・素材制作
- コーディング
- ページ公開
- 運用・保守・改善
それぞれどのような作業内容なのか理解し、適正な相場について知っておきましょう。
企画構成
LPの目的やターゲットを明確にし、ページ全体の方向性を決定するための作業です。競合分析やマーケットリサーチを行い、ページの骨組みを作ります。成果の出るLPを制作するためには、必須のステップだといえるでしょう。
後述するディレクション費用に含まれることもありますが、費用相場は5万円〜20万円程度です。費用はジャンルや調査範囲によって異なります。
ディレクション
ディレクションとはLP制作全体の進行管理や、各工程ごとに関わるスタッフ(デザイナー・ライター・コーダーなど)のスケジュールを調整することを指します。制作チームとクライアントの間に立ち、スケジュール管理や品質管理を担うこともディレクション業務の一種です。
ディレクションの品質が最終成果物のクオリティに直結することは覚えておきましょう。他の業界で例えると、施工管理・現場監督のようなイメージです。10万円~30万円程度がLPディレクションの相場ですが、案件の規模によって異なります。
ライティング
LPのメインコンテンツとなる文章を作るための項目です。ターゲットに響くキャッチコピー、商品・サービスの魅力を伝える紹介文、コンバージョンを意識したクロージングなど、セールスライティングの技術が求められます。
ライターのスキルや実績はもちろん、文章量によっても費用は変動しますが、2万円〜5万円程度が相場でしょう。
デザイン
ユーザーの目を引くビジュアル・使いやすいレイアウトなど、コンバージョンを意識したデザインにするための項目です。
5万円〜程度が相場ですが、デザイナーのスキルや実績によって費用が変動します。
写真撮影・素材制作
LPに使用する写真や画像素材を撮影・制作するための項目です。フリー素材を使用することも可能ですが、他社と差別化しつつ自社商品の魅力を正しく伝えるためにも、オリジナルの素材を用意することをおすすめします。
どういった素材をどのくらい用意するのかによっても異なりますが、費用相場は5万円〜20万円程度です。
コーディング
コーディングとは、デザインをWebページとして再現するためにHTMLやCSSなどで記述することを指します。コーディング量や対応範囲によって異なりますが、10万円〜程度は想定しておきましょう。
ページ公開
LPはコーディングしただけではWeb上で閲覧できません。サーバー上にアップし、ドメインなどの設定を行う必要があります。これらページ公開作業も委託する場合は、見積もりに含まれているかどうかを確認してみてください。費用相場は数万円程度です。
運用・保守・改善
LPを公開後、広告運用や保守・改善作業を依頼する場合、それらの費用が見積もりに含まれていることもあります。運用内容や改善頻度によって変動しますが、広告運用であれば毎月の広告実費の20%程度が相場になります。
LP制作費用を左右する要因
ここまで見積もり項目を紹介してきましたが、LP制作費用を左右する要因としては主に次の5つが挙げられます。
- ページの長さ
- 撮影・素材制作の有無
- レスポンシブ対応
- 納品形式
- 広告運用の有無
LPを制作する場合は、これら5つの要素について決めなければなりません。それぞれ具体的に見ていきましょう。
ページの長さ
ページが長ければ長いほど、必要なテキストや写真の枚数は増え、デザイン範囲も広がります。そしてコーディング量も増加するため、結果として費用が高くなることは覚えておきましょう。
そもそもLPの長さは、px(ピクセル)という単位で表します。短ければ5,000pxほど、長ければ20,000pxを超えることも珍しくはありません。実務的にはWeb制作会社が制作費用の目安を決めるために、5,000px、8,000px、10,000pxなどの長さを指定しています。
中間の8,000pxのLPであれば、コーディング費用の相場は10万円程度です。文字数や写真枚数は構成・デザインによって変動するため、一概にはいえないものの、構成段階で予算を伝えておくことで、予算内で実現できるプランを提案してもらえるでしょう。
撮影・素材制作の有無
LPに掲載する写真を撮影してもらう場合は撮影費用、イラストを作成してもらう場合はイラスト作成費用がかかります。
撮影については枚数でなく、カメラマンの拘束時間によって変動するケースが多いです。たとえば、半日程度の拘束なら3万円〜、1日の拘束になる場合は5万円〜程度が相場です。
イラスト素材については、素材の種類や点数によって費用が変動します。たとえば、LP内に漫画を含めたい場合は1コマ7,000円~、キャラクターを登場させたい場合は数万円~程度のケースが多いでしょう。有料の写真素材や映像素材を購入する場合は、1点あたり数千円~が相場です。
費用を抑えたい場合は、コーポレートサイトやサービスサイト制作時に撮影した写真を流用するといいでしょう。
レスポンシブ対応
コーディング費用の中に「レスポンシブ対応」が含まれているかも要確認です。
そもそもレスポンシブ対応とは、Webサイトが一つのHTMLで複数のデバイスサイズに適応するようにすることを指します。PCのみならずスマートフォン、タブレットなどあらゆるデバイスでWebサイトが閲覧される昨今のWebマーケティングにおいて、レスポンシブ対応のLP制作は必須であるといえるでしょう。
しかし、レスポンシブ対応はオプション扱いとされていることも多いため、後から思わぬ費用を請求されないようにするためにも、あらかじめ見積もりに含まれているかどうかを確認しておきましょう。
納品形式
HTML、CSS、画像ファイルをデータ(ZIPファイル)などで納品される形式が、もっとも費用を抑えられる方法です。この場合、納品に伴う追加費用は発生しません。もし社内に技術者がいる場合は、データ納品を選択してもいいでしょう。
一方、サーバー上へのデータ格納・公開をもって納品とする場合は、先述したとおり別途費用がかかります。
広告運用の有無
LP単独では検索エンジン経由の集客が難しいため、実務的にはWeb広告・SNS広告などを用いてユーザーを集めます。この広告運用までを一貫して依頼できるWeb制作会社も少なくありません。
LP制作から広告運用まで一貫して依頼すると、LP制作費用がディスカウントされる可能性もあります。広告運用の依頼も検討している場合は、見積もりの段階で伝えておくといいでしょう。
【費用別】LP制作で任せられること
ここからは、LP制作においてどの費用でどこまでの作業を依頼できるのかについて見ていきましょう。なお、すべての予算帯でディレクション費用は含まれている想定です。
費用 | 任せられること | このような企業におすすめ |
---|---|---|
10万円以下 | コーディングのみ | 費用を最小限に抑えたい |
10万円~30万円 | ・構成 ・デザイン ・コーディング ・公開 | ・オリジナルデザインで制作したい |
30万円~60万円 | ・構成、競合調査 ・デザイン ・ライティング ・コーディング ・公開 | ・競合調査も重視したい ・セールスライティングを加味したLPを制作したい |
60万円以上 | ・構成、競合調査 ・企画構成 ・ライティング ・デザイン ・写真撮影 ・素材制作 ・コーディング ・ページ公開 ・運用、保守、改善 | ・本格的なWebマーケティングに取り組みたい ・LPOにも取り組みたい |
10万円以下
10万円以下でLPを制作する場合は、基本的にコーディングのみの依頼となるでしょう。構成やテキスト、画像などの素材はもちろん、コーディング後の公開作業も自社で対応しなければなりません。また、デザインについても自社で用意するか、テンプレートを利用するケースが多いです。
10万円~30万円
10万円以上の予算があれば、構成やデザイン、公開作業も依頼できるでしょう。デザインについてはテンプレートではなく、ターゲットにあわせてオリジナルで制作してもらうことも可能です。
ただし、全体的な戦略設計やテキストについては、自社で用意する必要があります。競合調査なども自社で行う必要があるため、Webマーケティングの知識が乏しい場合は苦労するかもしれません。
30万円~60万円
30万円以上の予算があれば、競合調査から依頼できます。60万円に近い予算を確保すれば、調査結果をもとに、セールスライティングを意識したコンテンツを制作してもらえるでしょう。
ただし、写真撮影や素材制作にまで予算を回すことは難しいかもしれません。(2時間程度の短時間であれば、カメラマンを手配できる可能性もあります)
確実に成果を出すためには、少なくとも30万円以上の予算を確保することをおすすめします。
60万円以上
60万円以上の予算があれば、本格的なWebマーケティングを実現するためのLPを制作できます。写真撮影や素材制作からこだわることも可能ですし、公開後の運用・改修まで依頼できます。
公開後もヒートマップなどを活用しながらLPを運用していきたい場合は、60万円以上の予算を確保しておきましょう。
ヒートマップ
さまざまな情報を「色」や「濃淡」で二次元的に表す可視化グラフのこと。「よく読まれているエリア」や「ユーザーが離脱しているエリア」、「クリックされている位置」などを可視化することで、より効果の出やすいLPへと改善できる。
なお、公開後の情報をもとにLPを改修していくことはLPO(Landing Page Optimization|ランディングページ最適化)と呼ばれます。見積もり時に、LPOにも対応してもらえるかどうかを確認してみてください。
【依頼先別】LP制作費用の相場
LP制作費用の相場は、依頼先によっても異なります。
依頼先 | 費用相場 | 任せられること |
---|---|---|
フリーランス | 10万円以下~ | ・コーディング ・デザイン |
格安LP制作会社 | 10万円~ | ・構成 ・デザイン ・コーディング ・公開 |
中小のWeb制作会社 | 30万円~ | ・構成、競合調査 ・企画構成 ・ライティング ・デザイン ・写真撮影・素材制作 ・コーディング ・ページ公開 ・広告運用 ・LPO |
大手Web制作会社 | 60万円~ | ・構成、競合調査 ・企画構成 ・ライティング ・デザイン ・写真撮影、素材制作 ・コーディング ・ページ公開 ・広告運用 ・LPO |
依頼先別ごとの費用相場とあわせて、それぞれの特徴について紹介します。
フリーランス
フリーランスのコーダー・デザイナーに依頼すれば、10万円未満でLPを制作できるケースもあります。ただし、フリーランスは「コーディングのみ」「デザインのみ」など、対応範囲が限られることがほとんど。
また、フリーランスのスキルは玉石混交であるため、低品質のLPが納品される可能性もあります。フリーランスの人材をディレクションすることに自信がない場合は、品質管理まで任せられる制作会社に依頼するようにしましょう。
格安ランディングページ制作会社
昨今は、LP制作に特化した『格安ランディングページ制作会社』も存在します。デザインやコーディングはもちろん、構成の作成や公開作業までを10万円〜程度の低価格で依頼できることが特徴です。
ただし、あくまでもLP制作に特化した業態であるため、ライティングや写真撮影などは自社で対応する必要があります。また、公開後のサポートも期待できないため、Webマーケティングへの対応が自社でできる場合や、LPのみを格安で制作したい場合の選択肢となるでしょう。
中小のWeb制作会社
中小のWeb制作会社であれば、LP制作にまつわるあらゆる業務を依頼できます。大手制作会社と比べると割安な価格帯で対応してもらえることも多いため、費用を抑えながらも成果の出るLPを作りたい方におすすめです。
しかし、LPのクオリティや運用面のサポート体制は、Web制作会社によってさまざま。どのような人材が在籍しているか、どのような実力のフリーランスと提携しているかによって品質が大きく左右されるため、過去の実績などを参考に実力を推し量ることが大切です。
LP制作・運用の実績が豊富であれば、中小規模のWeb制作会社であっても安心して任せられるでしょう。
大手Web制作会社
大手のWeb制作会社にもLP制作にまつわるあらゆる業務を依頼できますが、抱えているスタッフ数が多いこともあり、費用は割高になりやすいです。また、大手企業ほど一つのLP制作に関わる人数が増えるため、社内での確認・承認プロセスも煩雑に。その結果、制作に時間がかかることも珍しくありません。
また、大手だからといってクオリティが必ずしも高いとは限らないため、制作実績は必ず確認するようにしてください。
LP制作の流れ
LP制作には多くの工程があり、どの範囲までを依頼するのかによって、制作費用が変動します。適切な予算を設定するためには、「外部に依頼すべき工程」と「自社で対応すべき工程」を判断しなければなりません。LP制作の流れについて詳しく紹介しますので、予算設定の参考にしてみてください。
一概にはいえませんが、LPはおおむね次の流れで制作します。
- ヒアリング
- リサーチ・企画立案
- 構成作成
- ワイヤーフレーム作成
- テキスト作成
- 写真撮影・素材集め
- デザイン作成
- コーディング
- 公開・運用
それぞれの工程で意識すべきポイントを見ていきましょう。
1.ヒアリング
まずは、LP制作の目的や想定される運用方法、ベンチマークなどについてのヒアリングが行われます。LPの方向性を正しく定めるためには、依頼者と受託者が密にコミュニケーションを取ることが重要です。
ヒアリングは本発注前に実施されることもありますが、このタイミングでうまく意思疎通ができないと感じる場合には、別の相手に依頼することをおすすめします。LP制作は1か月以上かかる一種のプロジェクトでもあるため、スムーズに進行させるためにも、価格だけではなくコミュニケーションの取りやすさも重視してみてください。
2.リサーチ・企画立案
本発注後、「競合」や「ターゲット市場」、「ユーザーニーズ」などを調査し、どのようなLPにしていくのか、企画を立案します。この工程はマーケティングやリサーチの知識が必要となるため、自社で対応する自信がなければ制作会社に委託するといいでしょう。スキル的な観点から、フリーランスへは委託できないこともあるため注意が必要です。
3.構成作成
企画をもとに、LPの構成(骨子)を作成していきます。
このタイミングではセールスライティングを意識し、ユーザーの課題や商品の魅力、ベネフィット、価格などの情報をどのような順序で伝えるのかを決めなければなりません。また、CTAを配置する位置の目安も、構成段階で決めておきます。
CTA(Call To Action)
「注文はこちら」「今すぐ資料請求」など、ユーザーの行動を喚起する要素のこと。
また、広告だけでなくGoogleなどの検索エンジンからも集客したい場合は、SEOに考慮したつくりにする必要があります。成果にこだわる場合は、セールスライティングとWebマーケティングの双方に精通したライターに協力してもらうといいでしょう。Web制作会社に依頼している場合は、このような知識を持った人材をアサインしてくれます。
関連記事:ランディングページにSEOは必要?LPのアクセスを増やす集客方法を紹介
4.ワイヤーフレーム作成
ワイヤーフレーム(WF)とは、LPの基本的な構成・レイアウトを表したプロトタイプのことです。ワイヤーフレームをもとにデザインを作成していくため、この工程はディレクターはもちろん、構成を作成したライター、担当デザイナーなど、複数のスタッフが関わります。
ワイヤーフレームで決めた内容に沿ってLPが具現化されるため、大幅な修正がある場合はこのタイミングで伝えておきましょう。ワイヤーフレーム確定後の修正は、別途費用がかかる可能性があるため注意が必要です。
ただし、ワイヤーフレームはあくまでもプロトタイプです。「コンテンツの内容・配置」や「CTAの位置」、「LP全体のイメージ」を決める工程であるため、見栄えを気にする必要はなく、パワーポイントなどを使って自社で対応することも可能です。
とはいえ、セールスライティングやデザインの知識は求められるため、クオリティにこだわる場合はプロに依頼することをおすすめします。
5.テキスト作成
ワイヤーフレームでLPに掲載するコンテンツが確定したら、キャッチコピーや本文などのテキストを作成していきます。テキストはコンバージョンに直結する重要な要素であるため、プロのライターに依頼するのが一般的です。
ただし、業界特有の知識や自社ならではの強みを訴求したい場合、自社で文章を作成したいと思うこともあるでしょう。このような場合は、自社の担当者に直接ヒアリングしてくれるライターに依頼すると、専門的な内容を含みながらもハイクオリティなテキストを制作してもらえます。
6,写真撮影・素材集め
テキスト作成と並行して、LPに使用する写真やイラストなどの素材も集めます。自社で撮影することも不可能ではありませんが、どうしても画像の品質が劣ってしまうことはデメリットです。必要に応じてプロのカメラマンに依頼することをおすすめします。
また、イラストを用いたい場合は、イラストレーターに依頼しなければなりません。自社で手配することも可能ですが、Web制作会社のディレクターを通じてプロのイラストレーターをキャスティングしてもらうと、手間をかけずにクオリティの高いイラストを制作してもらえるためおすすめです。
7.デザイン作成
テキストや写真・イラストなどの素材がすべて集まったら、ワイヤーフレームを正式なデザインに落とし込んでいきます。デザインによってLPの印象が決まるため、プロのデザイナーに依頼するのが一般的です。
LPのデザインには、「コーディングで実現可能な表現」や「PCでもスマートフォンでも見やすいレイアウト」など、ウェブデザインの知識が求められます。無理なデザインはコーディングが難しく、思わぬ費用がかかることもあるため、費用を抑えながらもレベルの高いデザインにしてもらうためには、プロのデザイナーを頼るようにしましょう。
8.コーディング
デザインが完成したら、HTML・CSS・JavaScriptなどを使って、LPを構築していきます。コーディングには専門技術が求められるため、社内にエンジニア(コーダー)がいる場合を除き、基本的にはWeb制作会社やコーディング代行会社、フリーランスに依頼することが多いです。
9.公開・運用
コーディングが完了したら、完成したLPをWeb上に公開して集客を開始します。効果を最大化するためには、アクセス解析やA/Bテストを実施することになるため、Webマーケティングの知識が豊富なWeb制作会社を頼るといいでしょう。
LP制作の依頼先を選ぶ際の3つのポイント
LP制作の依頼先を選ぶ際は、次の3点を意識してみてください。
- 制作実績
- 対応範囲
- LP制作後のサポート体制
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.制作実績
依頼先の候補となるフリーランスやWeb制作会社がどの程度の実力を持ち、どのようなクオリティのLPを制作できるのかを判断するためにも、依頼先の公式サイトのポートフォリオ(事例紹介ページ)などで、過去の実績は必ず確認しておきましょう。
掲載されているLPの制作事例が多く、クオリティが高い場合は、それだけ実力のあるWeb制作会社だと判断できるでしょう。自社の業種・業態やターゲットに近しいLPの事例があれば、より安心です。
2.対応範囲
どの制作工程まで依頼できるかも、LP制作の依頼先を選ぶ際の重要な判断基準です。一部の工程のみに対応している依頼先であれば、それ以外の工程は自社で対応するか、他の委託先を探さなければなりません。
とくにフリーランスに依頼する場合は委託内容が限られますし、安価なLP制作会社に依頼する場合も、写真撮影やテキスト作成などに対応していない可能性が高いです。依頼後に焦ることがないよう、あらかじめ対応範囲を確認してみてください。
3.LP制作後のサポート体制
もしLPを活用したWebマーケティングを一任したいのであれば、LP制作の全工程から公開後の運用までを一貫して依頼できるWeb制作会社を選びましょう。
広告運用をはじめ、アクセス解析やA/Bテストも実施してくれるか確認してみてください。
LP制作事例の紹介
JPCもWebマーケティングに精通したWeb制作会社として、数々のLP制作に携わってきました。LPの制作事例をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
オンラインチケット販売訴求のためのランディングページ
LP制作実績:オンラインチケット販売訴求のためのランディングページ
ハンドメイドイベントのオンラインチケット販売を訴求するためのLPを制作しました。スマホファーストを意識した構成やデザインで制作しながらも、PCでもストレスなく閲覧できるようになっています。
LPの制作だけでなく、Web広告の運用までをJPCがワンストップで対応した事例です。
スキンケア商品のブランド訴求LP
LP制作実績:スキンケア商品のブランド訴求LP
性別を問わず使用できる商品訴求のため、性別を限定しすぎないジェンダーレスなトンマナで、商品パッケージの色味を活かして制作したLPです。商品画像もJPCの自社スタジオで撮影しております。
他にもJPCで制作した数多くのLP制作実績を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
LP制作の費用相場は、10万円未満〜60万円以上と幅広いことが特徴です。外部委託する工程を減らせば費用を安くすることも可能ですが、その分クオリティが劣ってしまっては意味がありません。
しっかりと成果を出すためには、企画立案や構成などの初期工程から、テキストや写真・イラストなどの素材工程、デザイン・コーディングなどの制作工程、公開後の集客などの運用工程までを一貫して任せられる実績豊富なWeb制作会社に依頼することをおすすめします。
JPCには、マーケターからカメラマン、イラストレーター、デザイナー、コーダー、ディレクター、広告運用担当者まで、あらゆる分野のプロフェッショナルが在籍。LP制作の全工程から広告運用まで、すべて一貫してお任せいただけます。成果を得られるクオリティの高いLPを求めている方は、ぜひ一度JPCへご相談ください。