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2025.07.09

ECサイトをWordPressで作るメリット・デメリットとは?作り方も解説

ECサイトをWordPressで作るメリット・デメリットとは?作り方も解説

「WordPressでECサイトを構築するべきか迷っている」「WordPressでのECサイト構築に必要な知識や費用が分からない」といった悩みを抱える事業者の方も多いのではないでしょうか。特に初めてのネットショップ運営では、カスタマイズ性やSEO対策、運用コストの面で悩むことが多いものです。

しかし、WordPressを活用すれば、専門的なプログラミング知識がなくても、低コストで柔軟にECサイトを構築できます。
さらに、SEOにも強みがあるため、集客力を高め、売上アップを目指す事業者にとって大きな利点となります。

本記事では、WordPressでECサイトを構築するメリット・デメリットから必要な機能、費用の相場まで、Web制作会社の視点から詳しく解説します。
ECサイトの構築をご検討中の方に役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

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ECサイトをWordPressで作るメリット

WordPressを使ってECサイトを構築する主なメリットは、以下の5点です。

  • コストを抑えられる
  • 集客に強い
  • 初心者でも操作しやすい
  • カスタマイズができる
  • ヘルプ情報が多い

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

コストを抑えられる

WordPressは無料で利用できるオープンソースのコンテンツ管理システムで、基本的な機能を備えたECサイトを低コストで立ち上げられます。
主なコストはサーバー代とドメイン代のみで、基本機能の利用に限れば追加費用は発生しません。

多くのプラグインが無料で提供されており、WooCommerceなどのECプラグインを使うと、追加費用なしで商品管理や決済機能を実装できます。
有料のプラグインを使用する場合でも、外注するよりも安価になりやすい傾向があります。

集客に強い

集客に強い

WordPressはSEO対策に適した構造を持っており、コンテンツマーケティングによる効果的な集客が期待できます。
コンテンツマーケティングとは、価値ある情報を提供して顧客を惹きつける手法のこと。

WordPressには、検索エンジンにフレンドリーなURL構造やメタタグの編集機能など、SEO最適化の基本要素が標準で搭載されています。このため、検索順位の向上を目指す施策を効率的に進められるように。
また、WordPressのブログ機能を活用すれば、商品に関連する情報や業界の最新トレンドなどを定期的に発信できるため、検索エンジンからのアクセス増加を図ることが可能です。

さらに、SNS連携プラグインを使用すれば、コンテンツの拡散も容易になるため、多角的な集客施策を実施できるでしょう。

初心者でも操作しやすい

WordPressは、専門的なプログラミング知識がなくても操作できるように設計されています。
管理画面には直感的なインターフェースが採用されており、基本的な操作は短時間で習得できるでしょう。

商品の追加や在庫管理、注文処理などの操作は、わかりやすく整理された管理画面を通じて簡単に行えます。
これにより、初心者でも効率的にECサイトの運営をスタートさせることが可能です。

カスタマイズができる

カスタマイズができる

WordPressは豊富なカスタマイズ性も強みの一つ。
基本的な機能に加え、プラグインを利用することで必要な機能を柔軟に追加でき、データのバックアップや画像の自動圧縮など、多様なプラグインが用意されています

しかし、プラグインを過剰に導入すると、サイトの読み込み速度が低下したり、プラグイン同士の干渉によるバグが発生したりするリスクも。
そのため、自社のECサイトに本当に必要な機能を見極め、慎重に選択することが重要です。

ヘルプ情報が多い

WordPressは世界中で広く使用されているため、公式フォーラムや開発者コミュニティ、ブログ記事など、あらゆる形式で解説やトラブルシューティングの情報が提供されており、困ったときに参照できるヘルプ情報が豊富です。
たとえば、特定のプラグインの設定方法やエラーの解決に迷った際でも、検索を通じて解決の手がかりを簡単に見つけられるでしょう。

ただし、一般ユーザーの情報を参考にする際には、情報の信頼性を慎重に見極める必要があります。複数の情報源を比較して正確性を確認することで、ヘルプ情報をより有効に活用できます。

ECサイトをWordPressで作るデメリット

WordPressでECサイトを構築する際は、以下のようなデメリットや注意点もあります。

  • 構築・カスタマイズには知見が必要である
  • セキュリティリスクがある
  • 対応している決済方法が少ない

それぞれ詳しく解説していきます。

構築・カスタマイズには知見が必要である

WordPressでECサイトを構築する場合、基本的な操作は直感的に行えますが、高度なカスタマイズを目指すには一定の知識や技術が求められます
たとえば、HTMLやCSSの基礎知識がないと、デザインの細かい調整や独自機能の追加は難しいでしょう。

また、プラグインの選択や設定にも専門的な理解が必要です。適切なプラグインを選ばなければ、サイトのパフォーマンス低下やセキュリティリスクといった問題が発生する可能性があります。
スムーズにECサイトの構築や運用を進めるためには、WordPressについての知識が必須であるといえるでしょう。

セキュリティリスクがある

セキュリティリスクがある

WordPressはオープンソースのシステムであり、コードが公開されているため、セキュリティ面での懸念がつきまといます。
特に、悪意のある第三者がコードの脆弱性を悪用し、攻撃を仕掛けるリスクがある点には注意が必要です。

ECサイトでは、顧客の個人情報や決済情報を扱うため、セキュリティリスクが一層重要な課題に。
これらのリスクに対応するため、WordPress本体やプラグインの定期的なアップデートが欠かせません。セキュリティプラグインを導入することで、一定の防御力を確保できます。

ただし、こうした対策を講じても、リスクを完全に排除することは難しいのが現状です。特にサードパーティ製プラグインを利用する際は、その品質や信頼性を慎重に見極めることが重要に。
事前の確認を怠らず、リスクを最小限に抑える運用を心がけましょう。

対応している決済方法が少ない

WordPressのECプラグインは、一般的な決済方法には対応しているものの、専用のECプラットフォームと比べると、対応している決済手段の種類が限られる場合があります。

たとえば、PayPalやStripeなどのグローバル決済サービスには対応しているものの、日本国内の特定の決済サービス(楽天ペイやPayPayなど)には標準で対応していないケースも少なくありません。
こうした制限があると、顧客の利便性を損ね、結果として売上機会を逃してしまう可能性があります。

対応していない決済方法を追加するには、カスタム開発で解決する方法があります。ただし、この場合、開発にかかるコストや時間を考慮する必要があるでしょう。

ECサイトをWordPressで作るのがおすすめなケース

ECサイトをWordPressで作るのがおすすめなケース

WordPressでのECサイト構築が適しているのは、主に次の3つのケースです。

  • 自社で既にWordPressを運用している場合
  • 多様な決済方法は必要としていない場合
  • 小規模ECサイトを運営する場合

それぞれのケースについて、詳しく見ていきましょう。

自社で既にWordPressを運用している場合

既存のWordPressサイトを運用している企業にとって、同じプラットフォーム上でECサイトを構築することには大きなメリットがあります。
これは、プラグインの導入やECサービスとの連携によって、現在のサイトをそのまま拡張し、EC機能を追加できるためです。

たとえば、WooCommerceのようなECプラグインを活用することで、商品管理や在庫管理、決済機能を既存のWordPressサイトに簡単に統合できます。
さらに、ブログ記事と商品ページを連携させれば、コンテンツマーケティングとECの相乗効果を狙うことも可能に。
これにより、情報発信と販売活動を一元的に管理できます

また、すでにWordPressの操作に慣れている場合、ECサイトの構築プロセスもスムーズに進むでしょう。新しいツールの習得に時間をかける必要がないため、短期間で運用を開始できます。

多様な決済方法は必要としていない場合

ネットショッピングにおいて、クレジットカード決済は最も一般的な支払い方法といえます。
WordPressのECプラグインは、クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済やATM決済など、主要な支払い手段に対応しているため、多くの顧客ニーズを満たすことができます。

主流となる決済方法を利用できれば十分というケースであれば、WordPressを活用することで決済に関する課題を解消できるでしょう。

小規模ECサイトを運営する場合

商品数が少なく、アクセスもまだ限定的な段階であれば、WordPressの標準機能で十分にサイトを運営できます。そのため、WordPressは小規模なECサイトの運営にも適したプラットフォームだといえます。
特に、起業したばかりの個人事業主や、実店舗の商品をオンラインでも販売したい小規模店舗にとっては、導入コストのかからないWordPressはコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。

ただし、商品数が大幅に増加したり、アクセス数が急増したりすると、サイトの動作が重くなる可能性があります。
そのため、将来的な事業拡大を見据えている場合は、サーバーのスペックの強化など、パフォーマンス面の対策を検討する必要があります。
ECサイト運営の初期段階ではWordPressを選択し、事業の成長にあわせて段階的にシステムを拡張していくのもよいでしょう。

ECサイトをWordPressで作るのが向いていないケース

ここまでの内容を踏まえると、以下のようなケースではWordPressでのECサイト構築が不向きであるといえます。

  • WordPressの利用が初めてである
  • 多様な決済方法を必要とする
  • 大規模なECサイトの構築を予定している
  • 自社好みにカスタマイズしたい

WordPressの利用が初めての場合、WordPress自体の学習に加え、ECサイト特有の要件を理解し、実装することが大きな負担となるかもしれません。
また、大規模なECサイトを構築する場合、商品数が増えることで管理が複雑化し、大量の商品や取引データにシステムが対応しきれなくなるリスクも考えられます。

さらに、自社のブランドイメージや独自要件に合わせて高度なカスタマイズを行いたい場合は、専門的な開発スキルが必要に。このような場合、自社内での対応が難しくなるだけでなく、WordPressの範囲では実現が困難なケースもあるでしょう。

これらのケースでは、経験豊富なWeb制作会社に依頼し、制作や運用のサポートを受けるのがおすすめです。

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ECサイトをWordPressで作るために必要な費用

ECサイトをWordPressで作るために必要な費用

WordPressを利用したECサイトの構築費用は、内製するか外注するかによって大きく異なります。

内製の場合、WordPressの無料版や無料のECプラグインを活用すれば、ソフトウェア自体の費用はかかりません。
ただし、ドメインの取得費用として年間数千円程度、レンタルサーバー費用として月額数百円から数千円程度が必要です。
さらに、有料プラグインを数万円で導入することで、より高機能なECサイトを構築することも可能です。

一方、デザインやサイト構築を外部のWeb制作会社に依頼する場合の費用相場は、一般的に数十万円から数百万円程度。この金額は、サイトの規模やカスタマイズの範囲、必要な機能によって変動しますが、外注することでセキュリティに強く、自社のニーズに最適化されたECサイトを構築できる点が大きな利点といえます。

内製は初期費用を抑えられる反面、設計や運用に手間がかかる場合があります。
一方、外注はコストが高くなるものの、プロのスキルを活用することでスムーズな運営が可能になるでしょう。

ECサイトをWordPressで作る方法

WordPressでECサイトを構築する方法には、プラグインを使用する方法と外部ECシステムと連携する方法があります。
それぞれの長所と短所を解説します。

プラグインで追加する

プラグインで追加する

WordPressでECサイトを構築する最も一般的な方法は、ECプラグインを追加することです。
代表的なプラグインとして、ここまで紹介してきたWooCommerceやWelcartがあり、こうしたプラグインを導入することで、基本的なEC機能を簡単に実装できます。

プラグインは簡単に導入でき、WordPressの管理画面からインストールして有効化するだけで、準備が整います。
その後、初期設定画面の指示に従い、店舗名や通貨、配送方法などの基本情報を入力すれば、すぐにECサイトとして運用を開始できる場合がほとんどです。
ただし先述のとおり、セキュリティ面などの問題があるため、プラグインの選択には注意が必要です。

外部のECシステムとWordPressを連携する

もう一つの方法は、外部のECシステムとWordPressを連携させることです。
この方法では、ECプラットフォームが提供するAPIを活用したり、専用の連携プラグインを利用したりすることで、WordPressサイトに外部の高度なEC機能を統合できます。

この方法のメリットは、専門のECプラットフォームが持つ高度な機能や安全性を活用できること
たとえば、多様な決済方法への対応や、複雑な在庫管理も比較的容易に実現できます。また、外部サービスは専用設計されているため、大規模な運営や特定の業界要件に対応する場合にも適しています。

一方で、外部サービスを利用するための料金が発生する点や、WordPressとECシステムという2つのプラットフォームを管理する手間が増えるといったデメリットもあります。また、連携の設定には、プラグイン導入よりも技術的な知識が求められる場合があります。

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ECサイトをWordPressで作るために必要な機能

ECサイトの運営で売り上げを高めるためには、以下の6つの機能・システムを実装するのがおすすめです。

  • 決済システム
  • カートシステム
  • セキュリティシステム
  • 顧客情報管理システム
  • マーケティング機能
  • カスタマーサポート機能

それぞれの機能について解説していきます。

決済システム

決済手段を多く用意することで、ユーザーの離脱を防ぎ、購入率を高める効果が期待できます
クレジットカード決済や銀行振込、コンビニ決済、代金引換、電子マネー決済など、幅広い選択肢を提供することで、ユーザーが自分にあった方法で支払いを完了しやすくなります。

可能な限り決済手段を充実させ、利便性の高い購入体験を提供することが重要です。

カートシステム

カートシステムとは、顧客が選んだ商品を一時的に保存し、購入手続きをスムーズに進めるための重要な機能です。
商品の追加・削除、数量変更、小計の自動表示といった基本機能に加え、クーポンの適用や送料の自動計算を取り入れることで、顧客にとって使いやすいシステムを構築できます

さらに、スマートフォンやタブレットにも対応したレスポンシブデザインを採用することで、ユーザビリティの向上につながります。

セキュリティシステム

ECサイトでは顧客の個人情報や決済情報を扱うため、徹底したセキュリティ対策が不可欠です。
SSL証明書の導入や定期的なバックアップ、強固なパスワード設定といった基本的な対策に加え、セキュリティプラグインの活用も効果的。

また、WordPress本体やプラグインの定期的なアップデートを実施し、不要なプラグインは削除することで、セキュリティリスクを低減できます。
さらに、ファイアウォールの設定を行えば、サイト全体の安全性を高められるでしょう。

多層的なセキュリティ対策を講じることで、サイトと顧客情報を守り、信頼性の高いECサイト運営を実現することが大切です。

顧客情報管理システム

顧客情報管理システム

顧客情報管理システムは、顧客データの効率的な管理と活用を可能にする重要なツールです。
購入履歴や連絡先情報、ロイヤリティポイントといったデータを一元的に管理することで、マーケティング施策の精度を高め、顧客満足度を向上させられるでしょう。

WordPressのCRMプラグインを使用すれば、基本的な顧客情報管理を手軽に行えます。
ただし、より高度な分析や多機能な管理を求める場合には、外部のCRMシステムを導入し、WordPressと連携させる必要があります。

マーケティング機能

マーケティング機能

集客や販売を促進するためには、メールマーケティングやSNS連携、クーポン発行といった機能が欠かせません。
さらに、商品レコメンド機能や広告プラットフォームとの連携を活用することで、顧客の購買意欲を高められます

また、顧客データを効果的に分析・活用するためには、データ分析ツールとの連携も重要に。これにより、購入傾向の把握や効果的なマーケティング施策の実施が可能になります。
多角的な機能を導入することで、売上アップにつながる仕組みを構築しましょう。

カスタマーサポート機能

質の高いカスタマーサポートは、顧客満足度を高め、信頼性の向上につなげられる重要な要素です。
顧客の疑問を解消するために、FAQページや問い合わせフォーム、ライブチャット機能を必ず実装しましょう。
さらに、注文状況を追跡できるシステムや商品レビュー機能も、ECサイトを快適に利用するために欠かせません。

こうした機能を備えることで、顧客体験を向上させられるため、リピーターの獲得にもつながるでしょう。

まとめ

WordPressを活用したECサイト構築は、コスト面やカスタマイズ性にメリットがあり、SEOにも強い点が大きな魅力です。
ただし、セキュリティや機能面での課題もあるため、経験豊富なWeb制作会社に依頼することをおすすめします。

信頼できるWeb制作会社であれば、構築やカスタマイズに関する知見を活かし、セキュリティ対策も含めた最適なサポートを提供してくれるでしょう。
これにより、運営に伴う不安を解消できるため、安心してECサイトを運用できます。

JPCは、WordPressをはじめとしたECサイト構築全般の制作実績が豊富にあり、セキュリティ対策にも精通しています。WordPressに限らず、お客様の事業規模や目的に対し、最適な方法でのECサイトの構築を提案いたします。

ECサイトの構築をご検討されている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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