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2026.03.12

フェムケア商品の展示会パネル制作事例|パッケージと連動した「温活」の世界観づくり

フェムケア商品の展示会パネル制作事例|パッケージと連動した「温活」の世界観づくり

今回は、京都に本社を構える入浴剤・化粧品等のメーカー様よりご依頼いただいた、パッケージおよび展示会パネルのデザイン制作についてご紹介します。

展示会場には多くの企業がブースを構え、来場者は短い時間で数多くのブースを巡ります。その中で足を止めてもらうには、遠くからでも目に留まるビジュアルと、近づいたときに商品の強みが伝わる情報設計が欠かせません。とくにOEMメーカーの出展においては、商品そのものの魅力に加え、「この会社に頼めばこんな提案ができる」という企画力を同時に伝える必要があります。

本記事では、フェムケア発想の入浴剤シリーズを題材に、パッケージで構築した世界観をどのように展示会場へ展開したのか、その考え方やデザインのポイントをご紹介します。展示会ツールの制作や新商品のディスプレイ展開をご検討中のご担当者様の参考になれば幸いです。

展示会パネルのデザイン制作の概要

はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。

ご依頼主 -京都の入浴剤/化粧品メーカー様-

京都に本社を構える入浴剤・化粧品等のメーカー様よりご依頼いただきました。入浴剤をはじめ、基礎化粧品やヘアケア製品など幅広いOEM製造を手がけておられます。JPCにはこれまでもパッケージデザインやWebサイト制作、展示会関連デザインなどをご依頼いただいており、長くお付き合いをいただいているクライアント様です。

ご依頼内容 -フェムケア入浴剤の展示会ディスプレイツール制作-

今回のご依頼は、新たに展開されるフェムケア発想の入浴剤シリーズにおける、パッケージデザインおよび展示会用ディスプレイツール一式の制作です。クライアント様は、展示会での新規取引獲得を重要な営業機会と位置づけておられました。そのため、単なる商品紹介にとどまらず、「自社でこのような商品開発・デザイン提案が可能である」という企画力・提案力を伝えるブースづくりが必要でした。

デザイン制作におけるポイント -機能性訴求と展示会場で埋もれないブランド空間の設計-

本商品の特長は、「温活」や「炭酸」といった機能性に加え、“フェムケア”というキーワードを軸にした世界観設計にあります。冷えや疲労回復、肩こりといった悩みに寄り添いながらも、やさしく前向きな印象を与えるブランドイメージが求められました。

ターゲットは、20代後半~40代の女性。美容やセルフケアへの意識が高く、デザイン性にも敏感な層です。そのため、機能訴求だけでなく、「手に取りたくなるパッケージ」「写真を撮りたくなる展示会ブース」といった視覚的な魅力が重要な課題でした。

展示会場では数メートル離れた通路からブースが見られるため、遠目からでも目に留まり、近づくと処方やOEM対応力が理解できる情報設計が不可欠です。パッケージ・パネル・POPを一体で設計し、ブランドの世界観を空間として伝えるディスプレイデザイン――それが本案件の大きなテーマでした。

展示会パネルのデザイン制作の流れ

コンセプト設計 ― フェムケア×温活の視覚化

まず着手したのは、ブランドコンセプトの整理です。“フェムケア”は近年ますます注目されるトピックとなり、その言葉の意味自体も広がりを見せていますが、抽象的になりやすい側面もあります。そこで「温活」「やさしさ」「芯から温まる」といったキーワードを軸に、視覚的に表現できる要素へと分解しました。

やわらかなピンクやベージュを基調に、流れるような有機的モチーフを背景に採用。女性の横顔イラストを用いることで、セルフケアの時間を象徴的に表現しています。線画を活かした繊細なタッチは、過度なリアリティを避けつつ、美容商材らしい上質感を演出するためのもの。この段階でビジュアルの方向性を定めたことで、パッケージから展示会パネルまでスムーズにデザインを展開できました。

コンセプト設計 ― フェムケア×温活の視覚化

パッケージデザイン ― 機能と情緒の両立

入浴剤パッケージでは、「温活入浴剤」「炭酸入浴剤」といった機能ワードを明確に打ち出しながらも、全面を情報で埋め尽くさない設計を意識しました。

クリーミーイエローとピンクオレンジの2種展開とし、香りや湯色の違いが直感的に伝わる色設計に。さらに、4つのうるおい成分(CICA、アロエエキス、ヨーグルトエキス、スクワラン)を整理し、視認性を高めたレイアウトで配置しました。

展示会ではパッケージ単体が“サンプル”として並ぶ場面も多いため、遠目からでもブランド名「Fem Bath」が読み取れるタイポグラフィ設計を行っています。視認距離を想定したフォントサイズとコントラスト調整は、ディスプレイデザインに直結する重要なポイントです。

パッケージデザイン ― 機能と情緒の両立

展示会パネル制作 ― 空間全体で世界観を伝える

パッケージ完成後、その世界観を拡張する形で展示会用バックパネルを制作しました。

ここで重視したのは、「一目で何のOEMか分かること」。「入浴剤OEM」「炭酸入浴剤OEM」といったキーワードを大きく配置し、遠距離からの視認を最優先に設計しています。展示会場では数メートル離れた通路からブースが見られるため、情報の優先順位付けは重要なポイントです。

背景はパッケージと同様のトーンで統一し、ブランドの一貫性を保持。パネル上部にキャッチコピー、中央に大きなキーワード、下部に企業名という三段構成で、視線が自然に流れるレイアウトとしました。

また、「重炭酸」「強炭酸」といった処方バリエーションを円形グラフィックで整理し、泡のモチーフをあしらうことで、炭酸入浴剤の特性を視覚的に伝えています。機能説明を文字だけに頼らず、グラフィックで補完することで、直感的な理解を促す工夫です。

展示会パネル制作 ― 空間全体で世界観を伝える

色彩設計とブランド統一感

また、展示会場で埋もれないためには、統一感とコントラストの両立が欠かせません。

今回のディスプレイでは、ベージュ系の落ち着いたベースカラーにコーラルピンクをアクセントとして使用。女性向け商材らしい柔らかさを保ちながらも、展示会場の無機質な空間で映える色彩バランスを追求しました。

パネル・パッケージ・販促ツールすべてで同一トーンのイラストとタイポグラフィを使用し、ブランド想起を強化しています。統一されたビジュアルは来場者に安心感を与えるだけでなく、OEM提案時の信頼感向上にもつながるもの。パッケージとパネルを分断せず、ひとつのブランド空間として設計することが、展示会ディスプレイ成功の鍵となります。

展示会パネルデザインの完成

完成したパッケージと展示会ディスプレイがこちらです。

展示会パネルデザインの完成

フェムケア×温活というテーマを、空間全体で表現するブースに仕上がりました。

パッケージ単体でも成立するデザインでありながら、パネルと組み合わせることでブランドの世界観が一層強調されます。遠くからでも「炭酸入浴剤OEM」と認識でき、近づけば具体的な処方や成分が理解できる構成です。

展示会ディスプレイは、単なる装飾ではなく営業戦略の一部です。視認性、情報設計、ブランド統一感を意識したデザインによって、商品の魅力と企業の提案力を同時に伝えることが可能になります。

距離で変わる“伝え方” ― 展示会ブースの情報設計ポイント

距離で変わる“伝え方” ― 展示会ブースの情報設計ポイント

展示会ディスプレイの設計では、来場者との「距離」に応じて伝える情報を変えることが重要です。すべてを一度に見せようとするのではなく、①遠くから目を引く要素、②近づいて内容を理解する要素、③商談時に説明できる要素という三層構造を意識することで、来場者の行動を自然に導くディスプレイが実現します。

遠距離 ― 足を止めるキーワードの設計

展示会場の通路を歩く来場者がブースを認識するのは、数メートル離れた位置からです。この距離で求められるのは、「何の会社か」「何を扱っているのか」が瞬時に伝わること

今回の事例では、バックパネルに「OEM」「炭酸」「フェムケア」といった強いワードを大きく配置しました。ビジュアルの美しさも大切ですが、遠距離での役割は「自分に関係があるブースかどうか」を判断してもらうこと。業種やサービス内容を端的に示すワードを、視認性の高いサイズとコントラストで打ち出すことが、最初の接点をつくる出発点となります。

中距離 ― 興味を深める情報のグラフィック化

足を止めた来場者がブースに近づくと、今度はもう少し具体的な情報が求められます。ここで効果を発揮するのが、文字に頼りすぎない、グラフィックによる情報整理です。

今回のパネルでは、「重炭酸」「強炭酸」といった処方バリエーションを円形グラフィックで視覚化。ロット対応や処方カスタマイズの可能性など、OEMとしての対応力を「読ませる」のではなく「見せる」設計としました。パッケージと同じトーンで統一されたビジュアルの中に情報を配置することで、世界観を保ちながら理解を深めてもらえる中間層の役割を果たします。

近距離 ― 実物で体感させるブランド体験

ブース内に入った来場者に対しては、パッケージの実物が“触れられる展示物”として機能します。パネルやグラフィックでは伝えきれない質感、色味、手に取ったときの印象――こうした五感に訴える情報が、商談へとつながる最後の後押しになります。

このように、パッケージとパネルを分断せず、ひとつのブランド空間として設計することが、展示会ブース成功の鍵となります。

展示会パネルのデザイン制作まとめ

今回は、京都に本社を構える入浴剤・化粧品等のメーカー様よりご依頼いただいた、展示会用ディスプレイツールの制作事例をご紹介しました。

パッケージの世界観をそのまま展示会場に落とし込むことを意識しつつ、「温活」「フェムケア」というコンセプトを一貫してデザインに反映。パネルでは商品全体の空気感を伝え、企業の訴求ポイントが直感的に伝わるよう情報を整理しています。

JPCでは、展示会ディスプレイツールをはじめ、パッケージや販促ツール、Web制作までを一貫して対応しています。イメージカットの撮影から販促ツールの印刷、什器の制作まで幅広くサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

そのほかの店頭 POP・ディスプレイデザイン制作については、こちらのページもご覧ください。

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