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キャンペーンPOPのデザイン制作事例 – 店頭で目を引くインパクトのあるデザイン

今回は、兵庫に本社を構える飲食チェーン経営企業様よりご依頼いただきました、飲食店で使用するB5POPのデザイン制作についてご紹介します。

飲食店の店頭でのキャンペーン告知限定メニューの訴求に欠かせないのが、「POP」と呼ばれる販促ツールです。特にレストランなどの飲食業態においては、商品や価格をその場でアピールできるPOPのデザインによって、お客様の注文を促すことにつながります。期間限定の飲み放題や季節メニューなど、タイムリーな情報をスピーディかつ印象的に伝えるには、限られたスペースでも効果的なビジュアル設計が求められます。

本記事では、レストランチェーン企業様よりご依頼いただいた、飲み放題キャンペーンを訴求する店頭POPの制作事例をご紹介します。飲食業界で販促ツールの見直しをお考えのご担当者様や、キャンペーンPOPの依頼先を検討されている企業様は、ぜひ最後までご覧ください。

POPデザイン制作の概要

はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。

ご依頼主-兵庫のレストランチェーン企業様-

今回ご依頼いただいたのは、兵庫に本社を構えるレストランチェーンを経営されている企業様です。テーブルレストラン事業をメインに、全国北から南まで80以上の店舗を運営されています。JPCには、ファミリーレストランのチラシ制作のご依頼をきっかけに、のぼりなどの店舗ツールや系列の焼肉レストランの販促ツールなどをご依頼いただいています。

ご依頼内容-店頭用POP制作-

今回は、焼肉食べ放題をメインとするレストランに設置するB5サイズのPOPの制作をご依頼いただきました。期間限定で、特定のブランドのレモンサワーが500円で飲み放題になるというキャンペーンをお知らせするためのツールです。焼肉と一緒に楽しんでいただくサワーになるため、さっぱりとした爽快感をビジュアル的に伝え、その場で「頼みたい!」と思っていただくことを狙います。

デザイン制作時のポイント-爽やかでインパクトのあるデザイン-

クライアント様のご希望のイメージは「飲料メーカー広告のような爽やかさ」と「シンプルながらもインパクトのあるデザイン」でした。そのため、飲み放題をPRするPOPではありますが、大衆居酒屋風のトンマナというよりは、シンプルかつクリーンなデザインを目指しました。また、B5サイズと小さめの広告になるため情報を絞り、キャンペーン内容が一目で伝わるようなデザインを意識しました。レモンサワーの爽やかなイメージにまとめつつ、値段の訴求も強調するためテロップの大きさにこだわって制作しています。

店頭ポップのデザイン制作の流れ

この章では、店頭用ポップのデザイン制作について、より詳細な流れをご紹介いたします。
まずは4種のデザインバリエーションをご提案し、方向性をクライアント様に絞っていただいたうえで、テロップなどの調整を行いました。次節より詳細をご説明します。

デザインバリエーション提案

クライアント様のご要望を踏まえて、初回のデザイン提案では、レイアウトが異なるA/Bパターンでそれぞれの色を変えたイメージの合計4点をご提示しました。

A案は、シズル感とサワーらしい清涼感をアピールしたイメージです。これまでにご依頼いただいた制作物に近い、賑やかな店内でも目を引くPOPを目指しました。アピールポイントである価格が一番目立つことはもちろん、水の飛沫や氷を背景に見せることで飲料POPらしさを演出しています。

また、店舗のブランドカラーをイメージした黒色ベースのバージョンも作成しました。

B案は、情報量を最小限に絞り、商品写真と価格が第一印象に残るレイアウトで作成しました。飲料のシルエットが目立ち店内で目を引くイエローを基調にしたPOPと、テキストが目立つホワイトを基調としたPOPの2種に展開しました。爽快感のある飲料POPでは文字を斜体にしたり勢いをつけたりする場合が多いですが、あえて並列させることで、シンプルでクリーンな印象に近づけています。

POPデザインの調整

クライアント様にご検討いただき、A案のブルー背景のデザインとB案のイエロー背景のデザインの2種で進行することになりました。

クライアント様のフィードバックを反映し、優先順位を考慮して文字サイズやカラーを調整し、全体のレイアウトを整えました。

そのほかに、「A案はブルー背景が夏感を強く感じるので抑えたい」とのご要望いただいたため、メインカラーを黄色に変更し、レモンサワーの要素を推したイメージに調整しています。

クライアント様より再度フィードバックをいただき、最終はB案で進めることとなりました。

デザインはそのままに、文言の変更に伴ってレイアウトを最終調整していきます。

店頭用飲み放題POPの完成

デザインを整えて完成したPOPがこちらです。

B5サイズという小さめのPOPですが、必要な情報が一目で伝わるよう意識しました。

黄色と青字のコントラストで、ご来店される方々が席からでも目に入るような、インパクトのあるすっきりとしたデザインが完成いたしました。今回はレモンサワーの素材をご支給いただいて制作したことで、短納期での制作が実現できました。

ご担当者様からも初稿から短期間で高いクオリティに仕上がり満足ですと感謝のお言葉をいただきました。

小さなPOPでも伝わる!「視認性」と「印象」を高めるデザインのコツ

POPデザインは、限られたスペースの中でいかに必要な情報を「見せるか」「伝えるか」が成功の鍵となります。とくに飲食店や小売店など、情報があふれる店内では、目を引いて一瞬で内容が伝わるデザインが重要です。今回のような小さなPOPでもしっかりと効果を発揮させるための、3つのデザイン設計のポイントをご紹介します。

視線を集める「コントラスト」の使い方

人の視線は、「明暗差」や「色の差」に自然と引き寄せられます。特にB5サイズのPOPでは、背景色と文字色、写真の明るさと周囲の色味など、色彩のコントラストを意識することで、限られた面積でも視認性をぐっと高めることができます。たとえば今回のPOPでは、黄色地に青文字という強い色の対比を用いることで、席からでも目を引く工夫をしました。情報量を詰め込みすぎず、色の主張をコントロールすることで訴求力を高めることができました。

要素の「優先順位」設計:写真>キャッチ>補足

スペースが限られているからこそ、情報の配置とサイズに“優先順位”をつけることが不可欠です。
最も伝えたいことは大きく配置し、次に印象に残したいキャッチコピー、その後に詳細を補足する文言、という順番で設計します。今回の場合は「レモンサワーの写真>キャンペーン価格>そのほかの情報」と優先順位を設計しました。情報を均等にレイアウトしてしまうと、逆にすべてが目立たなくなってしまうので注意が必要です。「どこに何を配置するか?」は、POPの効果を左右する設計の要と言えます。

商品の「温度感」や「味わい」を色や写真で表現する

飲食店のPOPにおいて、商品そのものの「おいしさ」や「季節感」は非常に大きな訴求要素です。言葉で説明しなくても、色や写真のトーンで「冷たい」「甘い」「爽やか」といった印象を視覚的に伝える工夫が効果的です。
今回のPOPでも、レモンサワーの素材を後押しする形で、炭酸飲料のシズル感や清涼感を背景ビジュアルで表現し、使用カラーも青や白など“涼しさ”を連想させる色味を用いています。季節や商品ジャンルに応じた色選びと、写真の見せ方ひとつで、POPの印象は大きく変わります。

焼肉レストランで使用するB5POPのデザイン制作まとめ

今回は焼肉系レストランで期間限定の飲み放題キャンペーンを訴求するPOPデザインについてご紹介いたしました。

限られたB5サイズの中で、ご来店されるお客様の目を引くPOPを目指し、クライアント様のご要望と共に提案からブラッシュアップを行いました。爽やかなレモンサワーの魅力を伝えるシズル感あるビジュアルと、青×黄の強いコントラストで、シンプルなレイアウトながら遠くからでも目立つインパクト性を持たせました。

店頭販促ツールのデザインは、業態やキャンペーン内容によって最適なアプローチが異なります。JPCは目的やターゲットに合わせたクリエイティブをご提案し、販促効果の最大化をお手伝いいたします。POPやディスプレイなどの店頭ツール制作のお見積もり・制作の依頼など、まずはお気軽にお問合せください。

店頭POPのデザイン制作ついて詳しくは、こちらのページもご覧ください。

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