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店頭POPデザイン制作事例 –統一性を持ったデザインでブランドイメージを訴求

今回は、京都府に本社を構えるヘルスケア関連の企業様よりご依頼いただきました、店頭POPデザイン制作についてご紹介します。

店頭POPは、限られたスペースで商品の魅力を瞬時に伝え、購買を促す大切な役割を持っています。お店には多くの商品が並び、お客様は短い時間でどれを手に取るか判断します。そんな中、目を引くデザインやキャッチコピーを備えたPOPは、商品を選んでもらうための強力なツールとなります。

本記事では、ヘルスケア関連の企業様よりご依頼いただいた、店頭POPのデザイン制作事例をご紹介します。店頭ディスプレイツールをご検討中のご担当者様や、店頭POP刷新をお考えの企業者様の参考になれば幸いです。

店頭POPのデザイン制作の流れ

はじめに、今回の制作事例の概要をご紹介します。

ご依頼主-京都のヘルスケア企業様-

今回の案件は、京都に本社を置く、ヘルスケア関連の企業様からご依頼いただきました。
こちらの企業様は、多くのアスリートにも愛用されているボディケアアイテムをはじめ、体の健康に着目したアイテムを幅広く製造販売されています。
JPCとは長いお付き合いがあり、各種広告やチラシ、カタログをはじめ、Webサイトや映像、バナー、そして店頭ディスプレイまで幅広い販促物をお任せいただいております。

ご依頼内容-店頭POPの制作-

今回ご依頼いただいたのは、新商品のジュエリーが発売される際に設置する店頭POPの制作です。

POP広告は商品棚やレジ横など、実際に商品を見るタイミングに置かれることが多く、短くわかりやすいキャッチコピーで商品の魅力を伝えることが求められます。その場で迷っているお客様に商品の特徴やおすすめポイントを簡潔に知らせることで、購入の後押しをすることが最大の目的です。

デザイン制作におけるポイント -統一性のあるデザインでブランドの世界観を表現

クライアント様は、高価格帯で豊富なラインナップをそろえた商品であることから、力を入れて売り出したいという想いをお持ちでした。また、ジュエリーらしさを前面に出したラグジュアリーなデザインをご希望いただきました。商品の特徴やブランドイメージをしっかり伝えながら、複数のPOPを通してブランドの世界観に齟齬が出ないよう、統一感のあるデザインを意識しました。

店頭POPのデザイン制作の流れ

ヒアリング

今回ご依頼いただいたのは、A4と75mm のPOP2種類の制作です。
A4 POPは遠くからでも目に入るよう 商品棚や商品スペースの目立つ位置に、75mmPOPは近くに来たお客様の目に留まるよう、値札近くの設置を予定されていました。

まずは依頼を受けた際にヒアリングをし、完成イメージをすり合わせていきました。その後、デザインに入る前にヒアリングした内容をもとにレイアウトラフを作成し、クライアント様にご確認いただきました。対象ジュエリーの画像や商品訴求の入れ方など、内容がある程度固まった後、デザインに入りました。

A4 POPデザイン

まずは、A4POPの制作から着手しました。
A4POPでは、2つの商品の魅力を多面的に伝えるため、上下で異なる見せ方を構成しています。
上部では、置き画像と吊り画像を組み合わせ、ワイヤー部分の構造や質感が一目でわかるように意識しました。下部では、チタンチェーンネックレスを吊って並べることで、水晶とオニキスの素材の違いを明確に表現しています。そして中心部には、商品の高級感が一目でわかるように、ゴールドカラーを採用。商品のキャッチコピーと特長を直感的に理解できるようにデザインしました。

初稿では、商品の見せ方バリエーションを3種類提案しました。

その後フィードバックをいただき、上部はC案、下部はB案で進めることになりました。
その他テキストコピーとデザインフィードバックを反映して、文字サイズやカラーを調整。
最終調整の後、A4 POPが完成しました。

完成したA4POPはこちらです。

75mm POP デザイン

A4のベースデザインを制作後、75mmPOPに着手しました。

75mmPOPは、ワイヤーネックレスとのチェーンネックレスの2種を制作いたしました。こちらもA4POPと同様、上質さをテーマにしたブランドイメージを視覚的に表現したデザインを意識しました。上部にはA4デザインでも使用した高級感のある金を採用し、製品の高価格帯にふさわしい上質さを演出。同系色を用いることで、ブランドイメージの一貫性を保ちながら、商品の特長をより明確に伝えています。中央には商品を使用しているモデルを配置し、実際の使用シーンを直感的に想起できる構成とすることで、機能性だけでなくライフスタイルとしての魅力も感じられるデザインを意識しました。

初稿で提出した2種類のデザインはこちらです。

その後フィードバックをいただき、コピーやデザイン、カラーなどを調整。
こちらは提出後すぐにOKをいただき、完成となりました。

完成した75mm POPはこちらです。

A4 POPと75mm POPどちらとも、高級感・上質さを主要なテーマとし、ブランドの世界観を視覚的に表現しました。全体のトーンや配色に統一性を持たせることで、製品の魅力をより印象的に訴求しています。また、使用画像とレイアウトを工夫することにより、店頭で埋もれないような十分な視認性インパクトを実現できました。

店頭POPでブランドの世界観を訴求する3つのメリット

「機能や価格は伝えているのに、他社商品との差がつくれない」「ブランドの魅力がなかなか伝わらない」——そんな課題を感じている現場も少なくありません。店頭POPは、商品の説明だけでなく、ブランドの“空気感”や“価値観”まで伝えられる貴重なツールです。売り場というリアルな接点だからこそ、世界観の訴求はより強くお客様の心に残ります。本章では、店頭POPでブランドの世界観を伝えることで得られる3つのメリットをご紹介します。

1. 「このブランドらしさ」が一目で伝わる

色・書体・写真のトーン・コピーの言葉選びなどを統一したPOPは、売り場において瞬時に「そのブランドらしさ」を伝える力を持ちます。ナチュラル、上質、かわいい、スタイリッシュなど、言葉にしなくても雰囲気で伝わるのが世界観訴求の最大の強みです。お客様の記憶に残りやすくなり、次回来店時の指名買いにもつながります。

2. 価格競争に巻き込まれにくくなる

ブランドの世界観がしっかり伝わると、「安いから買う」ではなく「このブランドだから欲しい」という選ばれ方に変わっていきます。価値観やストーリーが伝わることで、価格以外の魅力で商品を選んでもらえるようになり、過度な値引きに頼らない売り場づくりが可能になります。

3. 売り場全体の統一感が生まれ、信頼感が高まる

世界観を意識したPOPが整うことで、売り場全体に統一感が生まれ、「きちんと作られた売り場」という印象を与えます。統一感のある売り場は、お客様に安心感と信頼感を与え、ブランドそのものの価値を底上げします。結果として、商品だけでなく、ブランドや店舗への好感度向上にもつながっていきます。

店頭POPのデザイン制作まとめ

今回は、京都府に本社を構えるヘルスケア関連の企業様よりご依頼いただいた店頭POPの制作事例をご紹介しました。

店頭POPは、売り場を目立たせ、購入意欲を高める効果が期待できる重要なツールです。限られたスペースの中で、商品画像とキャッチコピーを見やすくレイアウトすることで、目を引くPOPが完成し、商品の魅力を瞬時に伝えることができます。今回のPOP制作では、カラーやデザインを統一することで、ブランドイメージの強化にもつなげることができました。

JPCには数多くのデザイナーが在籍しており、お客様の商品やイメージに合わせた店頭ディスプレイツールをデザインいたします。経験豊富な印刷部門もあり、POPや什器の形状からご相談いただけます。関西・関東に営業所があり、お見積もりは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

そのほかのPOPデザイン制作ついては、こちらのページもご覧ください。

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