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撮影前のプリビズをAIで!? Photoshopの「ジェネレーティブ塗りつぶし」を使ってみた。

AIの技術は、クリエイティブの分野でも目を見張る勢いで進化しています。
グラフィックの制作においては、Photoshopなどで消し込み作業が楽になってきています。

そしてこの度Photoshopのβ版にて、画像の生成を可能にする「ジェネレーティブ塗りつぶし(Generative Fill)」が搭載されました。この機能は、画像の範囲選択したエリアにプロンプトとして入力したものを自然に生成&合成してくれる機能です。
他のAIツールと違う点は、生成された部分はPhotoshop上のレイヤーとして作られるので、後の追い込みのグラフィック処理にシームレスに移ることができることです。

この機能はまだβ版ということもあって、作品としてクオリティのある制作物を作るには難しい状態ではありますが、映像制作の中で何か役に立つ使い方はないかと考えていました。
そこで思いついたのが、ロケハンなどの“プリビズ”に使えないかというところです。

弊社のハウススタジオ「ワンストップスタジオ」では日々色々なシチュエーションの撮影を行っていますが、自社スタジオということもあって、事前にどういうアングルで対象物を撮ろうか現場で検討することがあります。
例えばモデルがいない状態で、モデルの配置などを考えなければいけないことがあります。
そこでこの「ジェネレーティブ塗りつぶし」が使えないか…ということで少し試してみました。

作業は至って簡単。
誰も座っていない空のこのソファで、人物を合成したいエリアを選択。
コンテキストタスクバーに、生成したい内容を英語で入力するだけ(単語だけでもOK)。

230619_01s.jpg

ここでは、”a smiling Japanese woman sitting on sofa in pajamas”「パジャマをソファ着て座っている 微笑む日本人の女性」と打ち込みました。

そして待つこと30秒ほど。果たして出てきたものは…

230619_02s.jpg

…まだまだ試行錯誤の余地がありそうですが^^;
ちょっとした参考確認にはなるかもです。
今回の結果はイマイチでしたが、”ロケハン”という行程で何かしら使える所があるかもと期待させられました。

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