お問い合わせフォームはこちら

Web商談も対応中

観光パンフレット制作事例 – ターゲットに合わせて作り分けた2種類のデザイン

観光パンフレット制作事例 – ターゲットに合わせて作り分けた2種類のデザイン

今回は、日本国内でのウズベキスタンの観光誘致に取り組む団体様よりご依頼いただいた、観光パンフレットの制作事例をご紹介します。

観光パンフレットは、旅先の魅力を伝え、読み手の「行ってみたい」という気持ちを引き出すツールです。ただ、見どころや情報をただ並べるだけでは、その土地ならではの魅力はなかなか伝わりません。どんな写真を選び、どう見せるか。全体の雰囲気をどうつくるか。こうしたデザインの工夫ひとつで、読み手が受け取る印象は大きく変わります。

本記事では、ターゲットの異なる2種類のパンフレットを作り分けた事例をもとに、観光パンフレットのデザインで意識したいポイントをご紹介します。自治体や観光関連の販促物を検討されている方は、ぜひご参考ください。

観光パンフレットデザイン制作の概要

ご依頼主 -ウズベキスタンの観光誘致に取り組む団体様-

ご依頼主は、ウズベキスタンの観光プロモーションや誘致に取り組む団体様です。

ウズベキスタンは、シルクロードの東西交易の要衝として栄えた中央アジアの国。サマルカンドやブハラなど、青いタイルで彩られたイスラム建築が残る歴史都市が世界遺産に登録され、近年は旅先としての人気も高まっています。その色彩豊かな街並みの魅力を、いかに日本の読み手へ届けるかが、今回の制作テーマになりました。

ご依頼内容 -ターゲットの異なる2種類のパンフレット-

今回は、日本国内でのウズベキスタンの認知度向上と観光客誘致を目的に、2種類のパンフレット制作をご依頼いただきました。

一般の観光客様向けの案内パンフレットと、営業時に使用される資料用パンフレットです。観光客様向けは見開き構成、資料用は6ページ構成で、取り扱う情報自体は共通しているものの、情報の密度やデザインのバランスが異なります。

デザイン制作におけるポイント -ターゲットに合わせてデザインと見せ方を最適化-

今回の一番のポイントは、共通する情報を、ターゲットに合わせて2通りのデザインと見せ方に作り分けた点です。

お客様向けと業者向けでは読み手が異なるため、それぞれに応じた設計が求められました。読み手の立場に立って見せ方を切り替えることで、それぞれのパンフレットが役割を果たせるよう設計しています。

観光パンフレットのデザイン制作の流れ

観光客様向けパンフレットのトーン&マナー提案

制作は、まず観光客様向けパンフレットのトーン&マナーのご提案から始まりました。今回のメインターゲットは女子旅層。その心に響く紙面づくりを目指し、コピーライターが発案する構成やキャッチコピーをもとにイメージを膨らませていきます。

観光客様向けパンフレットのトーン&マナー提案

着目したのは、コピーに散りばめられていた、ウズベキスタンの象徴『青いタイル建築』を連想させる言葉でした。「青」や「カラフルなタイル」というキーワードから、使用するカラーやモチーフの方向性へと展開しています。旅先の色そのものをデザインの軸に据えることで、ページを開いた瞬間に世界観が伝わる紙面を狙いました。

観光客様向けパンフレットのデザイン

方向性が定まったところで、複数のデザイン案をご提案しました。

旅する女の子のイラストを散りばめたポップなテイストから、大人向けのクリーンなテイストまで、幅広くご提案しています。いずれもトレンドを押さえたキャッチーなデザインで、ウズベキスタンの美しい街並みの魅力を最大限に引き出す方向でまとめました。

また、全体の構成をイメージしていただけるよう、表紙だけでなく冒頭ページの構成やビジュアルも合わせてご提案。仕上がりの全体像を共有することで、方向性のすり合わせをスムーズに進められました。

観光客様向けパンフレットのデザイン

資料用パンフレットのトーン&マナー提案

資料用パンフレットのデザインは、観光客様向けのデザインに合意をいただいたところで、スタートしました。

資料用パンフレットのトーン&マナー提案

こちらは先方より、「少し公式感を強めたデザインに」というご要望をいただきました。そこで、使用するフォントやカラートーンを調整し、うってかわってシックで落ち着いた方向性へ。同じ観光地を扱いながらも、旅行会社やガイドの方が資料として活用しやすい、信頼感のある印象を目指しています。

また、ガイドの方など旅行を扱う事業者が使う資料のため、統計データを交えてロジカルに伝える構成としました。コピーも、観光客様向けの共感を誘う文体から、活用のしやすさを重視した簡潔な文体へと書き分けています。

資料用パンフレットのデザイン

シックで落ち着いた印象に仕上げる一方、観光の楽しいイメージを崩さないことにも配慮しました。切り抜き写真やフォトフレーム風のあしらいなど、ところどころに動きのあるモチーフを取り入れ、遊び心も忘れないデザインを意識しています。公式感と楽しさ、相反しがちな2つの要素を両立させる調整が、この工程の見せどころでした。

観光パンフレットの完成

完成したデザインがこちらです。

観光パンフレットの完成1

観光パンフレットの完成2

観光案内用パンフレット制作の実績紹介ページ

ご提供いただいたウズベキスタンの美しい街並みの数々をふんだんにお見せできるよう、ビジュアルを大胆に使用したドラマティックな紙面展開で仕上げています。

いずれのパンフレットデザインも大変気に入っていただき、それぞれ独自の表情を持った2パターンのパンフレットが完成しました。

「行きたくなる」観光パンフレットのデザインで意識したいこと

観光パンフレットのゴールは、情報を伝えることではなく、読んだ人に「ここへ行ってみたい」と思ってもらうことです。同じ観光地を扱っても、デザインの意識ひとつで、心が動く一冊にも、読み飛ばされる一冊にもなります。ここでは、観光パンフレットならではの、行きたくなるデザインで意識したいポイントを3つに整理しました。

1. 「読ませる」より「魅せる」を意識する

観光パンフレットでは、あれもこれもと情報を詰め込みたくなります。ですが、旅行を考えている人がまず求めているのは、細かな説明よりも「楽しそう」「きれい」という直感的な魅力です。文字がびっしり並んだ誌面は、読む前に敬遠されてしまうことも少なくありません。

意識したいのは、読ませるより魅せるという発想です。写真を大きく扱い、文章は要点を短くまとめる。伝えたい情報が多いときほど、思い切って優先順位をつけ、余白を残す。ぎっしり詰めるより、余白をとったほうが一枚の写真は引き立ち、旅先の雰囲気まで伝わりやすくなります。まず目から楽しんでもらい、興味を持った人に読み込んでもらう。この順番を意識するだけで、手に取ってもらえる誌面に近づきます。

2. その土地の「らしさ」を、色とモチーフで印象づける

どの観光地にも当てはまるような無難なデザインでは、読み手の記憶に残りません。観光パンフレットで大切なのは、「この場所だ」と一目で伝わることです。そのために効くのが、その土地を象徴する色やモチーフを、デザインの軸に据えることです。

たとえば、青い建築で知られる街ならその青をキーカラーに定め、配色やあしらい、見出しの色まで一貫してそろえる。名産や名所の形をモチーフとして取り入れる。こうして誌面全体にその土地らしさを行き渡らせると、写真とデザインが呼応し、ページを開いた瞬間に「どこの、どんな場所か」が伝わります。まずは、紹介する土地を象徴する色や形は何かを洗い出してみることをおすすめします。

3. 旅の流れをイメージさせるコンテンツを入れる

観光は、その場所を訪れて「移動しながら楽しむ」体験です。名所を一つずつ紹介するだけでなく、旅全体の流れが見えるコンテンツを入れると、読み手は自分の旅を具体的に思い描けます。

効果的なのが、地図やモデルコースです。「午前はここ、午後はここ」と旅程を時系列で見せたり、エリアごとに見どころをまとめたりすると、読み手の頭の中で旅がストーリーとして動き出します。点在する情報を「点」で並べるのではなく、「線」でつなぐ意識が、旅の疑似体験につながります。行った後の自分を想像できたとき、「行ってみたい」という気持ちは確かなものになるでしょう。

観光パンフレットデザイン制作まとめ

今回は、ターゲットの異なる2種類の観光パンフレットを作り分けた事例をご紹介しました。同じ観光地の情報でも、観光客様向けと資料用でデザインと見せ方を切り替えることで、それぞれの相手に届く一冊へと仕上げています。読み手を起点にデザインを設計することが、伝わるパンフレットづくりのポイントになります。

パンフレット デザイン会社のJPCでは、企画やコピーライティングから撮影、デザイン、印刷、納品までをワンストップで対応しています。複数のターゲットに向けた作り分けはもちろん、撮影から印刷まで、まとめてご相談いただけます。観光パンフレットの制作をご検討の際は、まずはお気軽にご相談ください。

人気の記事

一覧へ戻る

カタログ・パンフレット制作サービス一覧

TOP