社長の広告会議

冬こそ、夏物撮影真っ盛り プラスα「電子カタログ」ネタ

2011年2月 9日

年末、年始にかけて各社、2011年夏物商品の撮影が真っ盛りである。
真冬に、夏物の撮影というのも業界的には普通ですが、予算がフンダンにあれば、「常夏の島」または「沖縄」で撮影となるとこでしょうが、なかなかそこまで景気回復はままならないようです。

005.JPG 上の写真は、夏用のサンダル撮影ですが、海ではなく、実は琵琶湖です。水温は約7度。 まさに極寒の中、モデルさんはプロ「魂」を見せてくれました。

次の写真は、スポーツウェアの撮影の一コマ。
この渾身のジャンプが画像合成により、ビジュアルのフォーマットになっていきます。

011.JPG

会社的にも、年末/年始は撮影に追われており、弊社の撮影スタジオも連日、様々なメーカさんが入れ替わり立ち替わりこられていました。

特に、重宝がられているのが、スチール(静止画撮影)と動画を同時に進行させられる点です。 JPCでは、紙媒体/店頭/WEB用などのスチール撮影と、プロモーションビデオ/CMメイキング等が同時にできるので、モデル費用やスケジュールの短縮、ひいてはコストダウンにもつながる提案ができ、かなり高い評価を得ております。

あと、なぜスチールと映像を同期させることが、ウケルのか。
その決定的な理由は「電子カタログ」の普及に向けた取り組みです。
Adobeのベータ版で、digital publishing suiteを駆使し、大手の雑誌社も実験的に雑誌の電子化に取り組んでいるようですが、紙の雑誌やカタログを「そのまま電子化」しても何の意味もないと思われます。電子雑誌/カタログの核心は、やはり紙の上では不可能であったインタラクティブ性やマルチメディア化だと思われます。特に、写真をクリックすると、動画にチェンジする。広告をクリックすると、CMに変わるなどなど。

そうなると、やはり総合的なプロダクション機能が問われる訳で、グラフィックだけ、紙だけ、WEBだけという細分化から、グラフィック×WEB×映像といった総合力が要求される領域へとプロモーションは進化を遂げる必然性に直面していると言えます。

JPCのプロダクションとしての方向性が時代の方向性とシンクロしているようで、ちょっとは先見性があるのかな?とうれしく感じる今日この頃です。
次のブログでは、BBアナリティクスの営業通じて最近感じた雇用なき景気回復について雑感をしゃべりたいと思います。