社長の広告会議

「国策に売りなし」-時流にうまく乗れる会社が勝利する!?

2009年3月 6日

弊社は、自慢ではないが、会議の少ない会社である。
でも、「部長の広告会議」はブログなので、もっと頻繁に“会議をやるように”
にという厳しいご意見を受けております。今後は週3をノルマに“広告会議”を行いたいとココロに誓う私でる。

 
今日の広告会議のテーマは、「国策に売りなし」である。
もちろん、これは相場の有名な格言。
株が上がる、下がるのは、マーケットのその企業に対する評価である。
つまり、国策=時流を捉えた企業の株価は上がるが、時流に乗り切れていない企業の市場価値は下がるのである。

 
もう少し、広告に絡めて言えば、「時流に乗っている」→「時流に乗るためにシフトしている」などのメッセージをマーケットに発信できているかどうかだけでも、企業価値は大きく変わるのである。トレンドに広報が敏感になり、対外的な情報発信・対話姿勢を打ち出す戦力脳を持ち合わせているかが今後の企業広報には欠かせないスタンスだと思う。これは上場企業だけの問題ではなく、未上場の企業や中小企業にも共通する情報戦略であると考えて欲しい。つまり、時流の本流に本当に乗っていればさらに良いが、乗るために努力している、乗ろうとしている姿勢を宣伝=伝えることが大切なのである。

人も株価も日常の取引も、こうした些細な情報による「期待値」から前へ前へ進んでいくのである。「期待値」の造成を膨らますは、結局「見た目」・「書かれた言葉」からでしか感じ取る手段がないのである。だからこそ、闇雲に商品・サービスを広告するのでなく、人とマーケットの「期待値」を膨らませる見せ方・書き方が重要なのである。

 
それと、時流に絡めたネタをもう一つ。
時流に乗ることも大切だけど、時流をあざ笑うことも大切だと思います。
時流に乗るけれども、時流の真逆をショッキングに行う斬新なマインドを持って欲しい。分かりやすく言うと、メタボ対策なこの時に、メガブーム。(今は、クオーターだっけ!?)

 
人は時流に乗る一方、乗りたくて乗っている訳ではない場合もあるということ。
燃料も高く、金もないので「安近短」。では、燃料安く、給料上がれば、派手に遊びたいのが本心かも。これが、マルチな思考の第一歩かもしれない。時流に乗るけど、その逆も試してみる遊び心。これが、隠れた消費マインドを喚起するのかもしれない。

 
どこかで、今に追随しながらも、時流も人の心も変わりやすいと考える複合的な視線を持つ余裕が欲しい。どちらにしも、今に敏感でなければ、「今の期待値」を造成することも、「明日のサプライズ」を生み出すこともできないと思う。