社長の広告会議

ワンストップスタジオTOKYO
開業へ 胸中を語るの巻き

2018年3月20日

お久しぶりのブログ「社長の広告会議」です。
2年半の歳月が流れたようです。

3年半前、京都に「ワンストップスタジオ」をオープンさせ、
1年で盛況を賜るスタジオに成長させて頂きました。

当然、その流れで「東京に2号店を」と意気込みましたが、
条件の折り合う物件がなく、頓挫。
正直、一旦は「夢の建設」を中断せざるを得ませんでした。

その間、約2年。
咲かない夢より咲く夢をー。
「新規営業のオートメンション化(自動化)」に着手し、軌道に乗せることができました。

要領は簡単です。
まず、広告商品/サービスを開発する。
次に、ネット上にお店を作る(Webサイト/LP化)。
そして、SEO対策とリスティング広告により、集客を図る。
That's it. これだけです。

BtoBの法人営業ですが、1年前から「人による新規営業」は、ほぼなくなりました。
「するな」とは申しておりません。
要は、「新規営業を人がしても、しなくてもどちらでもいい」ようになったということです。
なぜか、「人ではなく、ネットが新規営業」を行うからです。

・3DCGのネット通販サイト「CGメイカーズ」
・Web/SNS広告のネット通販サイト「ADMarket」
・ドローン空撮サービス(ネットでご予約)
・ワンストップスタジオ(ネットでご予約)
・CS放送/インフォマーシャル・CM制作サービス
などなど。

それ以外にもありますが、要は企業様にとって「ニーズの高い」広告商品/
サービスをネット上にお店化+集客施策を行えば、検索エンジンを通じて、
自動的に新規営業は可能になります。

その結果、最もストレス負荷がかかる「新規開拓」から社員を解放することができました。

なぜ、この課題に挑戦するようになったのか。
しばし、講釈にお付き合いください。

リーマンショックそして3.11。
当時の民主党政権/日銀(当時の白川総裁)による無為無策な経済失政。
大学を卒業した若者が就職できずロストジェネレーション化するという最悪の事態。

その後の安倍自民党政権による金融緩和は、遂に「完全雇用」(失業率2.5%水準)に
日本を導き、誰もが就職できる世の中に景色を一変させた。

しかし、急激な経済回復の狭間で、マンパワーに頼りがちな日本企業の体質は
依然改善されたとは言えませんでした。

文系の数多くの学生が「営業職」に吸収されていきましたが、
「新規営業の壁」に直面し、離職・転職を繰り返す姿を数多く目撃して来ました。

つまり、景気回復し、営業職等に大量に人が吸収されても「できる人・できない人」
「獲得できる人・獲得できない人」の優劣/勝敗を改善・緩和できなければ、
結局、人材活用の不効率性という「新たな壁」にぶち当たるだけだということです。

若干、話が難しくなってきましたが、システム/ITを駆使することで、
人材活用の不効率性を緩和するメカニズムが必要ではないかと考え、懸命にこの2年間
営業という根性論で語られがちな企業領域の効率化に取り組んできた訳です。

その話が、どうしてワンストップスタジオTOKYOの開設につながるのか?
やや話はややこしいですが、ここからが本題です。

なんと、咲かない夢が咲く時が来た訳です。

昨年の5月に、JPC東京営業所へ行った時、
新卒メンバーと新橋の焼き肉屋で飲みました。
その時、彼らは私に喜々と笑顔で言いました。
「JPCの営業で、メッチャ良かったですわ」
「新規営業しても、しなくてもどっちでもいいし」
「したかったら、してもいいし、獲れなくても、勝手にネットから依頼来ますしね」
「気持ちが楽ですわ。社長!」

この言葉を聞いた時、私は「夢が咲く!」と直感しました。
「咲く夢、咲かない夢」ではなくて「咲かせる順序があったんや」と腑に落ちました。

そして、この飲み会の次の朝、ワンストップスタジオTOKYOの物件と巡り合ったのです。

夢を咲かせるために、もう一つ咲かせる必要があったのが、
「新規営業の自動化」だった訳です。

気が付けば、社員が喜び、新規開拓にかけていた費用と人材育成時間が消え、会社の利益率と売上は2年前より明らかな上昇カーブを描いていました。

「人間万事塞翁が馬」と良く申しますが、まさにその言葉の意味を実感した次第です。

これがワンストップスタジオTOKYO開業への裏ストーリーであり、私が2年間見た
心の景色です。

次は、この夢を咲かせる挑戦。
咲けば良し。咲けば、もっと咲くようにするだけ。
咲かなければそれも良し。咲くようにみんなで工夫するだけ。

そう思えるように、私を支えてくれる社員の皆様に感謝ですし、
JPCとお付き合い頂けるお客様にありがとうの気持ちを伝えたい。

ワンストップスタジオTOKYO。
6月OPENまであと少し。
夢の続きは、東京・神田でお会いした時に。